2018年度慶應義塾大学法学部解答速報&入試総評

このページは2018年の慶應義塾大学法学部の入試問題の解答速報と総評に関してだ。 2018年の慶法を受験した人、それから今後慶法を受験する予定の人はぜひここで本年の問題を確認していただき、今後の対策の参考にしてほしい。

慶應法学部の入試問題の特徴

ではまずは慶應法学部の入試問題の特徴を確認しておこう。 慶應の法学部は法学科と政治学科にわかれており、配点や平均点、合格最低点は以下の通りだ。

  • 法律学科
年度 入試 試験科目 配点 受験者平均点 合格最低点
’17 外国語(英語) 200 116.90 263
地理歴史(日本史) 100 64.68
地理歴史(世界史) 100 54.08
論述力 100 48.07
合計 400
’16 外国語(英語) 200 100.93 242
地理歴史(日本史) 100 49.87
地理歴史(世界史) 100 54.85
論述力 100 47.92
合計 400
  • 政治学科
年度 入試 試験科目 配点 受験者平均点 合格最低点
’17 外国語(英語) 200 121.07 266
地理歴史(日本史) 100 67.20
地理歴史(世界史) 100 56.96
論述力 100 48.90
合計 400
’16 外国語(英語) 200 106.00 249
地理歴史(日本史) 100 54.06
地理歴史(世界史) 100 58.23
論述力 100 48.08
合計 400

このように毎年法学科よりも政治学科の方が合格最低点が高い傾向にある。 さてでは次に慶法の問題に関してだ。 全体的に慶應義塾大学は国公立併願者を意識してか、書かせるタイプの問題(例:小論文、慶應経済の英作文、歴史、慶應文の英語、)、や受験科目が特殊(例:小論文、慶商のA方式の受験科目)であると言える。 そのため全体的に国公立の併願者が多くなるのが特徴だ。 しかし慶應の法学部の試験問題はこの傾向とは大きく異なる。 いわゆる基礎知識をベースに書かせたり、考えさせたりする問題ではなく、むしろその逆で高度な知識を要するいわゆる私立大学文系の問題であるという印象を受ける。 どの科目も非常に高度な知識が要求され、また設問の形式も慶法特有のものが多いため、例え東大志望の人であっても気を抜ける試験ではないだろう。 事実、東大に合格した人の併願成功率は、経済や商など他の学部よりも、法学部の方が低い傾向がある。 ここの解答速報を参考に、今後の対策を十分に練る必要があるだろう。   さて2014年は最低点が200点前後と非常に難しかったが、ここ2年は難易度が落ち着き、法学部にしてはやや高得点の争いとなっていることに注意したい。 どのような傾向であっても着実に合格点を取り切る学力が必要である。

2018年慶應義塾大学法学部解答速報

では本年の慶應法学部の解答速報に関してだ。 確認してほしい。

英語

2018年度 慶應義塾大学法学部英語 ※一部解答を修正しました。

日本史

2018年度 慶應義塾大学法学部日本史

世界史

2018年度 慶應義塾大学法学部世界史 ※一部解答を修正しました。

小論

2018年慶應義塾大学法学部入試総評

本年の問題がどうであったかここで講評をしておこう。

英語

大問は5

マーク数が減ったが、大問5の形式が変わってしまったため、実質分量は昨年と変わっていない。

大問1は発音、アクセント問題。これは知識問題なので、いかに単語を勉強したかによりる。難易度は標準。

大問2は文法・語法の問題。特に難しい問題はなく、高校英語の知識で解ける問題となっている。難易度は標準。

大問3は仕事の転職についての会話文。空所補充となっており、会話の内容をしっかり読み解くことができたら解ける。難易度は標準。

大問4はシングルマザーの問題についての長文読解。選択する語も難しい上に、本文の文脈から判断しないと解けない問題となっている。品詞と意味から推測すると解きやすい。語数は373words。難易度は標準。

大問5はメディアによる人種的偏向についての長文問題。段落ごとに内容一致問題を問う問題や、並び替え問題がある。去年の語句の補充問題は消えた上に、語句整序問題は従来より簡単になった。語数は約880words。難易度は標準

全体の難易度は例年どおり。

日本史

大問は4

マーク数は昨年と同じ50問。正誤判定問題が去年より2問増えていた。

大問1は古代から明治初期の法律に関する問題。正誤判定問題は教科書の知識だけでは足りないかもしれない。設問3は細かい知識が問われるため難しい。難易度はやや難。

大問2は古代から明治初期にかけての交通や人の移動についての問題。空所補充と並び替え問題となっている。福沢諭吉の「世界国尽」の問題はやや難しい。年代特定はまたもや細かい知識が必要となり、難しい。難易度は難しい。

大問3は江戸時代の社会経済の発展についての問題。またも細い知識が問われるが、慶應志望者であれば正答しておきたい問題となっている。難易度は難しい。

大問4は明治時代の経済・社会についての問題。正誤選択問題が難しく、治安警察法の条文および内容が問われていてこれも難しい。難易度はやや難。

全体の難易度は難化している。

世界史

大問は3

マーク数は昨年と同じ50問。空所補充と正誤問題が減ったが、その分、担当指揮問題が増加した。

大問1は朝鮮半島の歴史についての問題。朝鮮半島についての細かい知識がいる上に、現代朝鮮史の年号を問う問題が受験生を苦しめた。難易度はやや難。

大問2はモンゴル帝国の歴史についての問題。大学側のミスもあり、全員に加点が発表された。マルコ=ポーロや「大越史記」から出題があった。難易度はやや難

大問3はイギリスとヨーロッパ大陸諸国の関係についての問題。最近の注目のテーマとなっているので、正解しておきたい問題もあった。EU20周年に加盟したクロアチアの首都はザグレブである。難易度は難。

大問4は世界の「壁」についての問題。渤海の問題は難しい。幅広い地域・時代から出題された。難易度はやや難。

全体的に難易度は難化。

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