90日で偏差値が10上がる「基礎英文解釈の技術100」の使用法

あなたは最近、英文解釈の勉強にマンネリ感を覚えていないだろうか?
「英文解釈の問題はスラスラ解けるから新しいステップに行きたい。」
と思っていないだろうか?
もしそのように思っているのであればこの記事を読んでほしい。
英文解釈で良い結果が出ており、次の段階に行きたいのであればこの記事はあなたの力になれると思う。

90日で長文の点数を上げる1ステップ上の問題集

今回私があなたに紹介する参考書は
桐原書店の「基礎英文解釈の技術100」
という参考書だ。
基礎英文解釈の技術100
ちなみにだが、慶早進学塾のカリキュラムで必ず使用する参考書ではない。
「英文読解入門 基本はここだ!」
をやり終えて、もの足らなくなった人にこの参考書をオススメしている。
英文読解入門 基本はここだ!
(「基本はここだ!」については こちらの記事を参照
「基礎」と名前はついているが、なかなか難しい内容である。
筆者はこの参考書を高1や高2の時に使用し、英文解釈の勉強をしていたが、当時はなかなか苦戦していた記憶がある。
しかしやり終わった時には英語の学力が一段階上の水準まで引き上がっていたことを感じていた。
そのため「基礎英文解釈の技術100」を正しい方法でこなせば差がつく事は私が保証しよう。

基礎英文解釈の技術100の強み

今から基礎英文解釈の技術100の強みを伝えよう。
まず、英文解釈の問題集は1つ1つの分量が多い問題集が多い。(後に問題数などはまとめて説明する。)
しかし、この問題集は細かいステップを踏みながら進んでいける。
これが基礎英文解釈の技術100の強みだと私は思っているが、この問題集は使い方を間違えると何も意味の無い問題集になってしまうので注意してほしい。
なんでもそうだが、目的のために正しい努力をしなければ望む結果は得られない。
ちなみに9割以上の受験生が基礎英文解釈の技術100の使い方を間違えているのが現実だ。
これでは最大限の力を発揮できない。
それによって、勉強している時間の割には見合う実力がつかず、時間だけが過ぎていくという事につながる。
だからこそ正しい使い方を身につけ、それを実践することが重要なのだ。


「基礎英文解釈の技術100」は英語が得意で、時間に余裕のある人向けの参考書である。
まだそのレベルに達していない人は「英文読解入門 基本はここだ!」をやることをおすすめする。
(「基本はここだ!」については こちらの記事を参照 )

基礎英文解釈の技術100の4段階の使い方

基礎英文解釈の技術100の効果的な使い方は以下の4段階だ。

  1. 何も見ずに自力で訳す
  2. 解説を熟読する
  3. 間違えた問題を解き直す
  4. CDを活用して何度も反復

この記事を読んでいるあなたはぜひこの順番で進めていってほしい。
これからそれぞれのフェイズの詳しい説明をしていく。
何度も言うが、間違った使い方をすれば思うように成績が上がらないことが多いだろう。

何も見ずに自力で訳す

まずは全ての問題を何も見ずに自力で訳そう。
自力で訳すことによって、
自分が何ができて何ができないのかをはっきりさせるのが目的だ。
「単語がわからないのか?構文がわからないのか?文法がわからないのか?」
というのをしっかりと把握する。
読んでいるだけでは頭には入らないため、問題を解く時は必ず訳を書く癖をつけよう。
なぜならば、あなたの答えと解答の結果が必ずしも一致するとは限らないからである。
また、言葉を具体的にしなければ正解かどうかわからない。
もしも一致しない状態で覚えてしまったら受験直前が大変なため、今のうちに正しい解答を書けるように訓練しよう。
自力で問題を解くことによって学力が飛躍的に向上する。
だからこそ訳を書く事が重要なのだ。
ここで気をつけるポイントが1点ある。
ここでの目的は綺麗な訳を書く事ではなく、文構文を見抜く事だ。
そのため、翻訳する時は無理に綺麗な訳を書こうとせず、文構文が取れていれば平気という事にしよう。

解説を熟読する

今度は解説を熟読しよ
自分がどこで間違えたのか、文法事項、SVOC等を意識して解説を熟読する。
このフェイズでは全文訳と照らして合わせながら和訳をする。
この時のポイントは、解説の部分がほとんど直訳なため、直訳ではどう訳されるのかを確認した後に全文訳で綺麗な日本語に直すとどうなるかを理解してほしい。
「自力で訳した後は解説を熟読して正しい答えを頭に入れる。」
これが一番の近道だ。
だが、この問題集を間違って使っている受験生のほとんどが、
自力で訳さずに最初から訳を照らし合わせて眺めているだけなので力がつかない。
先ほどと同じように注意点が1つある。
それは「模範解答を覚えてはいけない。」という事だ。
何度も訳をやっていると模範解答を書いてしまうかもしれないが、
まるっきり訳が同じということは何も考えてない事とイコールである。
思考停止状態になってしまっては英語は読めるようにはならないので、常に頭を使って考えていって欲しい。

間違えた問題を解き直そう

このフェイズでは間違えた問題を何度も解き直してほしい
全ての問題をスムーズに和訳できるようになることが目的である。
先ほどまで自力で解いて解答と照らし合わせてもらったが、今度は間違えた問題のみの解き直しだ。
間違えた箇所は何度も解き直す事が重要。
全て問題なく和訳できるレベルを目指してほしい。

CDを聴いて暗記スピードを上げよう!

例題の英文を見ながら、付属のCDを2~3回聴いてほしい。
たったの3行程度の文章なので、時間は全然かからないだろう。
耳で学ぶというのは非常に効果的な勉強法である。
これをやる事によって英文がスラスラと読めるようになってくる。
まずは例題の英文を見ずに付属のCDを1回聞いてほしい。
CDを使うときはまず英文を見ながら聞き、次に英文を見ずに聞く。
これは必ず意識してほしい。
なぜならば、CDを使って耳で暗記していく事によって暗記スピードは一気に加速するからである。
もしもあなたが英作文やリスニングが必要な場合、長文読解をしながら、リスニングと英作文対策もできるので一石三鳥だ。
続いては最も重要な事を伝える。

反復で力をつける

受験英語の勉強で最も重要なのは反復である。
復習として、例題と演習の英文を読んでほしい
日本語にできない場合は解説を読んで欲しいが、解説をすべて読む時間はもったいない。
なので例題や演習を読んでみて、「訳せない」部分だけ解説をじっくり読んでほしい。

復習の際にやって欲しい事が2つある。

CDで英語を流れるように読めるようにする

英文を見ながらCDを何度か聞く。
見ないでも何度か聞いて欲しい。
とにかく何度もやろう。
CDを聞き直して頭に叩き込んで欲しい。
騙されたと思って、CDを何度も聴きまくってくれれば、
だいたい90日もすると流れるように英文が読めるようになってくる。

音読で構文を頭に入れる

復習時には音読をして欲しい。
基本的には訳を書いて進めていった上で、音読もして並行して行なうと構文が頭の中に入りやすくなる。
音読は何の目的も持たずに行うのではなく、目的意識をもって行なって欲しい。
感情を込めてみたり、スピードを変えてみたりして音読する。
英語ができるようになるためには音読は必須だ。
しかし、あくまで構文を頭のなかに入れ込むためのツールという事を忘れてはいけない。

英文解釈の技術シリーズ

これまで「基礎英文解釈の技術100」について説明してきたが、この問題集シリーズはは難易度別に分けられている。
入門英文解釈の技術70」と「英文解釈の技術100」だ。
この2つの問題集についても説明していこう。
自分の実力に合った問題集を使ってみてほしい。

「入門英文解釈の技術70」について


英文解釈の技術シリーズでは最も簡単な参考書だ。
一番最初にやることを目的に作られている。
入門70の到達点はセンターレベルである。
完璧にしてセンター試験8割いくかいかないかというとこだろう。
しかし、そこまで難しい英文がない試験では読めない文章はないと思われる。
それこそ、センター試験程度なら問題なく読める

偏差値が40~50台の人がまず使おう

英語の成績があまり良くない人に凄く適している。
例を出すとセンター模試において常に6割以下を取り続けてしまうような人だ。
そもそも、英語が苦手な人に多いのが『長文が読めない。』、『時間が足りない。』のパターンなのだ。
入門70では、とても丁寧に基礎の基礎から学ぶことができる。
英語が少しでも分かってきた人にとってはとてもまどろっこしいかもしれない。
しかし、そこは苦手な人を意識して作っているのでとても良い。
英語が苦手な人にとっての最良書であると言える。
また、中学レベルの英語ならなんとかなっていたのに、高校レベルになった途端、ついていけなくなった高校1年生がこれを使うと凄く良い。
しっかりとした実力をつけることができる。

単語は中学英語レベルよりも高め

この参考書のどこが素晴らしいかというと、親切に中学生レベルの文法事項を整理してやりおなしてくれるのだ。
また、どのように文法を運用していけば良いか書いてある。
しかし、入門70はそんなコンセプトを掲げているにも関わらず、 語彙レベルが中学英語より若干高い。
なので、単語レベルが心配な人は簡単単語帳1冊やると良い
慶早進学塾のサイトにも英単語に関する記事が多く載っている。
例えば以下の記事を是非参考にしてほしい。
ターゲット、速単など数多くある単語帳の中から自分に合った単語帳を選ぶ方法
 

「英文解釈の技術100」について


英文解釈の技術シリーズの最後の参考書にして、英文読解の最高峰の難易度を誇る参考書だと思う。
若干解答の丁寧さにかけるが、それも、ハイレベルの参考書ゆえにだからである。
自分で調べながら学習していくのが良いだろう。
問題が若干、基礎技術100と被っていることもある。
その問題に出会ったら復習だと思って取り組んでみてほしい。
基礎技術100をやった人は是非この参考書に進むべきだと思う。
この参考書を完璧にマスターすれば、東大、京大、医学部、どこの大学でも英語で戦うことが出来るのだ。
センター試験レベルならば、満点を狙うこともできる。
それほどレベルの高い問題集なのだ。
ただ、そもそも難関大学への進学を希望してない人にしてはオーバーワーク以外の何者でもない。
もちろん、余力がある人、英語で得点稼ぎしたい人などは進んでももらっても構わないが、その分を他の時間に回したほうが良いだろう。

東大、京大、早慶などの難関大学志望の人に最適

「英文解釈の技術100」には難解な文章が例題100問、それに付随する練習問題が100問、計200問載っている。
これが全てできるようになれば、難しい和訳問題が出題される京大、慶應文学部で出題される問題にはもちろん対応できるようになるし、難解な英語長文が出題される大学(例えば、東大、早慶、旧帝大)の問題にも十分対応できる。
センター試験においては満点も狙うことができるだろう。
この問題集を用いて、入試で出題されるより難しく、難解な構文構造に取り組んでいれば、受験時に落ち着いて問題に取り組むことができるし、難しい問題が出題されたとしても、周りの受験生より落ち着いて問題に取り組むことができる。
難関大を目指す受験生はぜひ取り組んでほしい。

英文解釈の技術シリーズの詳しい内容

最後に「入門英文解釈の技術70」、「基礎英文解釈の技術100」、「英文解釈の技術100」についてまとめておこう。
自分の実力に合ったものを選んで力をつけていってほしい。

<入門英文解釈の技術70>
対象者:センター試験6割以下の人
到達点:センター試験8割(160/200)を目指す人
<基礎英文解釈の技術100>
対象者:センター試験8割以上取れる人
到達点:MARCHなど、中堅~難関二次レベルの英文が読める
<英文解釈の技術100>
対象者:中堅~難関二次レベルの問題が読める人
到達点:最難関大学(東大、京大、早慶、旧帝大、医学部医学科)の問題が解ける
難しい和訳問題を解ける

<問題数>
入門英文解釈の技術70:例題70問、例題に対応する演習問題70問、計140問
基礎英文解釈の技術100:例題100問、例題に対応する演習問題100問、計200問
英文解釈の技術100:例題100問、例題に対応する演習問題100問、計200問

<単語・熟語レベル>
入門英文解釈の技術70:単熟語4000語レベル(中学+高校1年、2年生レベル)
基礎英文解釈の技術100:単熟語5000~6000レベル(受験レベル)
英文解釈の技術100:単熟語6000レベル(受験レベル~)

まとめ

いかがだったであろうか。
最初から完璧を目指す必要はない。
何度も言うが受験英語で最も重要なのは繰り返しだ。
とにかく繰り返してほしい。
何十周もすると新たな世界が見えてくる
成績を上げるために一番大事な事は短期間に大量に繰り返し復習する事だ。
かの有名な剣豪、宮本武蔵は

千日の稽古(けいこ)を鍛(たん)とし、万日の稽古を練(れん)とす。

と五輪書で書いている。
それほどまでに繰り返しやる事が重要なのだ。
例えばだが、1日で10題ずつやると決めたとすると10日で終わる。
しかし10日目にはさっぱり忘れてしまっている部分もあるだろう。
だからこそ何度も何度も繰り返さなければならない
とにかく反復する事を心がけて欲しい。
1つの例題につき数十回読み込むのが理想だ。
まずは取り入れられる部分から取り入れていってくれれば幸いだ。
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反復が大事なのは、何も「基礎英文解釈の技術100」だけの話ではない。
特に「基礎英文解釈の技術100」をやる前に「英文読解入門 基本はここだ!」をやることをおすすめしている。
こちらも徹底的に反復して確固たる英文解釈力を身につけよう。
(「基本はここだ!」については こちらの記事を参照 )

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