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明治大学政治経済学部数学の完全攻略|合格点を超えるための対策方法の全てを伝授する!

2025年06月14日 | MARCH

慶早進学塾オンラインコースご案内

明治大学政治経済学部は、MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)の中でも特に高い人気を誇る学部である。1929年に設立され、約95年の歴史を持つこの学部は、数多くの政治家、官僚、ジャーナリスト、実業家を輩出してきた名門学部である。特に政治学科、経済学科、地域行政学科の3学科体制により、社会科学の幅広い分野で活躍する人材を育成している。

明治大学政治経済学部の数学は、文系数学の標準的な出題範囲を持つことが特徴である。数学ⅠA・ⅡB・Cから出題され、特に数学Cではベクトルが出題範囲となっている。60分で100点という配点で実施される試験は、正確な計算力と効率的な解法選択が合否を分ける重要な科目となっている。

明治大学政治経済学部の人気は高く、激しい競争が予想される。数学での確実な得点が合格への鍵となるため、出題傾向を正確に把握し、戦略的な対策を行うことが不可欠である。

本記事では、明治大学政治経済学部の数学について、過去問の詳細な分析から効果的な学習方法、推奨参考書まで、合格に必要なすべての情報を網羅的に解説する。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

明治政経を数学受験する人多いと思うんですよね。そのような方のための記事です!

明治大学政治経済学部数学の基本情報

試験概要

明治大学政治経済学部の数学は、60分で100点満点の試験として実施される。問題構成は大問2題で、大問1はマークシート式、大問2は記述式となっている。大問2では計算過程も採点対象となるため、途中式を丁寧に記述することが重要である。

各大問は複数の小問から構成されており、小問数は年度により変動するが、大問1で6問程度、大問2で5問程度の構成が一般的である。大問1はマークシート式で正確な答えを選択する形式、大問2は誘導形式で段階的に解き進める記述問題が多く、前の小問の結果を次の小問で活用することが多い。

出題範囲は数学ⅠA・ⅡB・Cの範囲となっており、特定の分野に偏ることなく幅広く出題される。数学Cからはベクトルが出題されている。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

制限時間に対して問題数が多いです。

配点と合格への影響

明治大学政治経済学部では、一般選抜において英語150点、国語100点、選択科目(数学・世界史・日本史・政治経済から1科目)100点の計350点満点で合否が決定される。数学の配点は100点で全体の約28.6%を占めるため、数学での高得点が合格に直結する重要な要素となる。

近年の合格最低点(学部個別入試)は以下の通りである。

2022年度

  • 政治学科:221点/350点(63.1%)
  • 経済学科:216点/350点(61.7%)
  • 地域行政学科:217点/350点(62.0%)

2023年度

  • 政治学科:240点/350点(68.6%)
  • 経済学科:233点/350点(66.6%)
  • 地域行政学科:227点/350点(64.9%)

2024年度

  • 政治学科:237点/350点(67.7%)
  • 経済学科:242点/350点(69.1%)
  • 地域行政学科:235点/350点(67.1%)

この数字から逆算すると、数学では最低でも60点(60%)、安全圏を目指すなら70点以上(70%)の得点が必要である。合格最低点は年度により変動があるが、安定した得点確保が重要である。

2026年度入試の変更点

2026年度入試では、基本的な試験形式に大きな変更はないものの、数学Cからの出題がより本格化することが予想される。特にベクトルの空間ベクトル、複素数平面、統計的推測の分野では、これまで以上に深い理解が求められる可能性が高い。

また、共通テストとの関連性も重視される傾向にあり、共通テスト形式の思考力を問う問題が増加する可能性がある。計算量の多い問題よりも、論理的思考力や数学的見方・考え方を重視した出題傾向が続くと予想される。

出題傾向の詳細分析

過去3年間の大問別出題分野

2022年度(大問2題構成)

  • 大問1:確率(反復試行、条件付き確率)、三角関数(連立方程式、加法定理)、座標空間でのベクトル(内積、面積)、積分(定積分、2次関数の面積)、関数の合成、指数関数(最小値、対数との融合)
  • 大問2:確率・マルコフ連鎖(3つの地点間の移動、確率の漸化式、一般項、対数を用いた計算)

2023年度(大問2題構成)

  • 大問1:ベクトル(内積、三角形の面積)、線形計画法(領域、最大値・最小値)、整数問題(不等式、個数)、不等式(指数・対数)、約数問題(整数の性質)
  • 大問2:定積分(面積計算、関数の性質)、三角関数(動点の軌跡、最小値の導出)

2024年度(大問2題構成)

  • 大問1:2次方程式の解と係数の関係、三角関数(単位円、最大値・最小値)、ベクトル(内積、円の方程式)、数列(一般項、数学的帰納法、最大値)、積分(面積、不等式の証明)
  • 大問2:座標平面上の曲線(3次関数)、微分(接線の方程式、増減表)、接線と曲線の関係

頻出単元と出題パターン

最頻出分野(毎年出題)

  • ベクトル:平面ベクトルの内積、図形への応用が中心。空間ベクトルの出題も増加傾向
  • 三角関数:加法定理、倍角公式を用いた方程式・不等式。最大値・最小値問題
  • 積分:定積分による面積計算、不等式の証明。関数の性質との融合問題

準頻出分野(2年に1回程度)

  • 数列:等差・等比数列の基本から漸化式、数学的帰納法まで幅広く出題
  • 確率:条件付き確率、反復試行。場合の数との境界問題も含む
  • 2次関数:最大値・最小値、軌跡問題。他分野との融合が多い

その他の出題分野

  • 指数・対数関数:方程式・不等式、最大値・最小値問題
  • 整数問題:約数・倍数、不定方程式、証明問題
  • データの分析・統計:数学Cの新課程による出題増加

難易度分析と特徴

明治大学政治経済学部の数学は、標準レベルから応用レベルの問題で構成される。基本問題40%、標準問題50%、応用問題10%という配分が一般的である。

問題の特徴

  • 計算量がやや多く、正確性とスピードの両方が要求される
  • 小問に分かれており、誘導に従って解き進める形式が中心
  • 融合問題の出題頻度が高く、複数分野の知識を組み合わせる必要がある
  • 証明問題や論述問題も出題され、数学的な記述力が求められる

他のMARCH大学との比較 明治大学政治経済学部の数学は、MARCHの中でも上位の難易度に位置する。立教大学文系数学よりもやや難しく、中央大学法学部と同程度、青山学院大学よりも計算量が多い傾向がある。

明治政経数学の難易度と合格ライン

目標得点設定

明治大学政治経済学部への確実な合格を目指すためには、数学で**70点以上(70%)**の得点を目標とすることを推奨する。この得点を確保できれば、他の科目で平均的な成績を取れば合格圏内に入ることができる。

学科別目標得点

  • 政治学科:75点以上(最も競争が激しい)
  • 経済学科:70点以上(標準的な目標設定)
  • 地域行政学科:70点以上(安定した得点確保)

得点率別合格可能性

  • 80点以上(80%):高い合格可能性(1科目の失敗を帳消しにできる)
  • 70-79点(70-79%):合格可能性あり
  • 60-69点(60-69%):及第点(英語、国語での大幅な失点がなければ合格)
  • 50-59点(50-59%):やや厳しい状況(英語、国語どちらかでの挽回が必要)
  • 50点未満(50%未満):合格困難(全科目での挽回が必要)

他科目とのバランス

数学で高得点を取ることで、他科目での失点をカバーできる戦略的価値が大きい。数学で70点、英語で110点を確保できれば、国語で50点程度でも合格の可能性がある(計230点、合格最低点目安)。

逆に英語が苦手な受験生の場合、数学で75点以上の高得点を取ることで合格への道筋が見えてくる。数学は努力が結果に直結しやすい科目であるため、戦略的に重点を置く価値が高い。

合格最低点は年度により変動があるため、安定した得点確保を目指すことが重要である。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

選択科目の得点調整が実際にはあるので、もう少し低くてもいいかもしれません。ですが、7割取れれば英国で挽回する必要はすくなくともないですね。

おすすめ参考書

明治政経で合格点を取るにはどのような参考書を勉強すればいいか気になる人はこちらを参考にしてほしい。

基礎固め段階の参考書

「基礎問題精講 数学ⅠA・ⅡB・C」(旺文社) 明治大学政治経済学部数学の基礎固めに最適な参考書である。教科書レベルから入試基本レベルまでを効率的にカバーし、解法パターンの習得に最適である。各問題に詳しい解説が付いており、なぜその解法を使うのかという理由まで理解できる構成となっている。

「チャート式 基礎からの数学ⅠA・ⅡB・C(黄チャート)」(数研出版) 網羅性の高さが特徴で、基本例題と重要例題を中心に学習することで、明治大学レベルの基礎力を養成できる。豊富な例題により、様々な解法パターンを身につけることができる。ただし、すべての問題に取り組む必要はなく、基本例題と重要例題に絞って学習することが効率的である。

「フォーカスゴールド 数学ⅠA・ⅡB・C」(啓林館) チャート式と同様の網羅系参考書だが、より詳しい解説と豊富な類題が特徴である。基本例題と重要例題を中心に学習し、理解が不十分な分野については補充問題にも取り組む。特に数学Cの内容については、フォーカスゴールドの解説が充実している。

「4STEP 数学ⅠA・ⅡB・C」(数研出版) 教科書傍用問題集として学校でも採用されることが多い。基本的な計算力を鍛えるのに最適で、明治大学で要求される計算スピードと正確性を身につけることができる。全問題を完璧に解けるようになれば、確実な基礎力が身につく。

応用力強化段階の参考書

基礎問題精講、チャート、フォーカスゴールド、4STEPなどの基礎教材を完成させた受験生向けの発展教材として、以下を推奨する。

数学が苦手な受験生向け 「文系の数学 重要事項完全習得編(赤)」(河合出版) 基礎教材を終えた受験生が、明治大学レベルの標準問題に対応するための橋渡し教材として最適である。文系入試に特化した良質な問題が収録されており、明治大学の出題レベルに直結する内容となっている。解法の選択肢を増やし、類題での確認を通じて応用力を身につけることができる。

数学が得意な受験生向け 「文系の数学 実戦力向上編(青)」(河合出版) より高度な問題に挑戦し、明治大学の応用問題にも対応できる実力を養成できる。融合問題や証明問題など、明治大学で頻出の高難度問題への対応力を身につけることができる。時間制限を意識した演習により、本番での実戦力を向上させることができる。

チャート・フォーカスの上級問題 基礎教材として使用したチャートやフォーカスゴールドの重要例題や章末演習問題にも取り組む。これらの問題は明治大学の応用問題レベルに相当し、より深い理解と応用力を身につけることができる。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

個人的にはチャートやフォーカスを使っていたなら、フォーカスのステップアップやチャートのセクションごとの演習問題をやるのがいいなと思います。瞬時にどのような問題かを見抜き解くことが大事で、そういう演習は例題だけでは足りないなと思いますね。

過去問・実戦演習

「明治大学の過去問」(赤本) 明治大学政治経済学部の過去問演習は合格への必須条件である。最低でも5年分分の過去問に取り組み、出題傾向と時間配分を完全に把握する必要がある。解答・解説を参考に、自分なりの解法を確立することが重要である。

MARCH他大学の過去問 明治大学と同レベルの問題演習として、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学の数学にも取り組む。様々な出題形式に触れることで、柔軟な思考力と応用力を養成できる。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

時間に厳しいので、実際に時間を測って過去問演習を重ねてください。

時間配分と解答戦略

効果的な時間配分

明治大学政治経済学部数学の60分という制限時間を最大限活用するためには、戦略的な時間配分が不可欠である。

推奨時間配分

  • 問題全体の概観:3分
  • 大問1(マークシート式):35分
  • 大問2(記述式):20分
  • 見直し:2分

大問1はマークシート式で問題数が多く、計算ミスが致命的となるため、十分な時間をかけて正確性を重視する。大問2は記述式で部分点があるため、効率的に解き進める。マークシートの大問1を優先的に解くことが鍵だろう。

問題選択の戦略

明治大学の数学では、大問1(マークシート式)と大問2(記述式)で異なるアプローチが必要となる。

大問1の戦略 大問1はマークシート式のため、正確な答えを選択することが重要である。部分点がないため、計算ミスは致命的となる。各小問は比較的独立しているため、確実に解ける問題から順番に取り組む。

大問2の戦略
大問2は誘導形式の記述問題が中心となる。前の小問の結果を次の小問で使用することが多いため、順番に解き進めることが基本となる。

第1優先:大問1のマークシート問題 大問1の各小問は比較的基本的な内容が多く、正確な計算により確実に得点できる。部分点がないため、ケアレスミスに注意しながら慎重に解答する。

第2優先:大問2の誘導問題 誘導に従って解き進める記述問題に取り組む。前の小問の結果を使用する場合が多いため、丁寧に解き進めることが重要である。部分点があるため、わからない問題でも方針を示すことで得点につながる。

第3優先:大問2の応用問題 時間に余裕がある場合のみ、最終的な応用問題や複雑な計算問題に挑戦する。これらの問題は配点が高いことが多いが、時間をかけすぎるリスクもあるため、戦略的な判断が必要である。

記述答案作成のポイント(大問2対策)

明治大学の大問2は記述式であるため、部分点を意識した答案作成が重要である。

記述のポイント

  • 解法の方針を最初に明示する
  • 重要な式変形や計算は途中式を残す
  • 図やグラフを効果的に活用する
  • 最終答案を明確に示す
  • 採点者が理解しやすい丁寧な字で書く

部分点獲得の戦略

  • 各小問の基本部分は必ず完答する
  • わからない問題でも、その結果を使って次の小問に進む
  • 計算ミスがあっても、考え方が正しければ部分点が期待できる
  • 方針だけでも記述することで部分点を狙う

年間学習計画

明治大学政治経済学部やその他MARCHを第一志望としていた場合の数学の学習計画を組んでみた。自分の学習と比較して参考にしてもらいたい。

高校3年生向け学習計画

4-8月:基礎固め 基礎問題精講、チャート、フォーカスゴールドのいずれか1冊を選択し、3周完了を目標とする。数学ⅠA・ⅡBの基本事項を完全に定着させ、数学Cの学習も並行して進める。週末には既習範囲の復習を実施し、計算力の向上を図る。夏期講習も活用し、苦手分野の集中補強を行う。

9-11月:標準レベル演習 基礎教材が完成した受験生は、文系の数学(赤)または基礎教材の重要例題・章末問題に取り組む。明治大学の過去問演習を本格化し、最低10年分に取り組む。時間配分と解答戦略を確立し、記述答案の書き方を練習する。他のMARCH大学の過去問も活用し、様々な出題形式に対応する力を養成する。

12-2月:最終仕上げ 苦手分野の最終確認と、過去問の再演習を実施する。本番形式での演習を週2-3回行い、時間配分の最終調整を図る。ケアレスミス対策を徹底し、確実な得点力を身につける。

既卒生向け学習計画

4-6月:基礎総点検期 既習内容の総復習を行い、忘れている分野を迅速に回復させる。基礎教材の重要問題を高速で演習し、計算力の回復を図る。特に数学Cのベクトルについては、新課程対応の学習を重点的に行う。

7-11月:標準レベル習得期 文系の数学シリーズで実戦力を向上させ、明治大学レベルの問題への本格的な取り組みを開始する。記述力の回復と向上を図り、論理的な答案作成能力を身につける。明治大学の過去問を徹底的に演習し、出題傾向を完全に把握する。

12-2月:最終仕上げ期 最終確認と調整を行い、本番想定の演習を継続する。メンタル面の調整にも注意を払い、最高のパフォーマンスを発揮できる状態を作り上げる。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

既卒生は早慶志望も多いと思います。その場合は標準レベル演習期でレベルを上げた学習を行いましょう。

直前対策

直前期(1月-2月)の学習戦略

入試直前期の1-2月は、既習内容の確実な定着と新規の過去問演習の継続に重点を置くべき期間である。数学は定期的に新規の問題を解かないと成績が伸び悩む科目であるため、新しい知識の習得は不要だが、既存の復習と新規の過去問演習を直前まで繰り返すことが重要である。

基本事項の最終確認 公式・定理の暗記チェックを毎日実施し、特に三角関数の基本公式、ベクトルの内積公式、積分の基本公式など、頻出分野の重要公式を完全に暗記する。計算ミスを防ぐため、計算の手順や注意点も併せて確認する。

過去問の反復演習 明治大学の過去問3年分を、本番と同じ60分の時間制限で週2回実施する。毎回の演習で時間配分と解答戦略を確認し、安定して目標得点を取れるまで反復する。間違えた問題については、なぜ間違えたのかを詳細に分析し、同じミスを繰り返さないよう対策を講じる。

苦手分野の集中対策 模試や過去問演習で明らかになった苦手分野については、該当する参考書の問題に戻って集中的に復習する。特に計算ミスが多い分野については、基本的な計算練習から再度取り組む。

体調管理と精神面の調整 規則正しい生活リズムを維持し、十分な睡眠時間を確保する。適度な運動と栄養バランスの取れた食事を心がけ、最高のコンディションで入試に臨めるよう調整する。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

数学は継続して新規の問題を解いてないとすぐに感覚が鈍ります。そのため過去問を中心に常に新規の問題を解きましょう。特に明治の政経の数学は少し考えないといけない問題が多いので、その影響は大きいと思います。

試験当日の戦略

試験開始前の準備 試験会場に到着したら、持参した参考書で重要公式の最終確認を行う。過度な新しい学習は避け、リラックスした状態で試験に臨む。計算用紙の使い方や筆記用具の準備も確認する。

問題用紙配布後の対応 問題用紙が配布されたら、まず全体を概観し、大問構成と出題分野を確認する。各大問の小問数と予想される難易度を把握し、時間配分の最終調整を行う。

解答順序の決定 明治大学の数学では、各大問内で誘導形式となっているため、基本的には大問1から順番に解き進める。ただし、明らかに苦手な分野が含まれている場合は、得意分野を先に処理することも検討する。

解答中の注意点 記述式問題では、採点者が理解しやすいよう丁寧な字で解答する。計算過程を明確に示し、重要な変形や公式の適用については理由も併せて記述する。わからない問題があっても最後まで諦めず、部分点を狙う姿勢を保つ。

見直しの重要性 時間に余裕がある場合は、必ず見直しを実施する。特に計算ミス、転記ミス、単位の記載忘れなどの基本的なミスを重点的にチェックする。ただし、大幅な解答の変更は避け、明らかな誤りのみを修正する。

模試活用法と成績向上

模試での目標設定と活用方法

模試は学習進度の確認と実戦的な経験を積む重要な機会である。明治大学政治経済学部を志望する受験生は、年間を通じて計画的に模試を受験し、段階的な目標達成を図ることが重要である。

河合塾全統記述模試での目標設定

  • 高3春(4月):偏差値55、得点率60%を目標
  • 高3夏(8月):偏差値60、得点率65%を目標
  • 高3秋(10月):偏差値65、得点率70%を目標

模試結果の分析方法 模試の結果は偏差値だけでなく、分野別の得点状況も詳細に分析する必要がある。特に明治大学で頻出のベクトル、三角関数、積分の得点率を重点的にチェックし、弱点分野の補強に活用することが効果的である。

間違えた問題については、知識不足が原因なのか、計算ミスが原因なのか、時間不足が原因なのかを明確に分析する。原因に応じて適切な対策を講じることで、効率的な成績向上が可能となる。

成績が伸び悩んだ場合の対処法

偏差値40や50台で停滞している場合 基礎知識の定着が不十分である可能性が高い。まず使用している基礎教材(基礎問題精講、チャート等)を完全にマスターすることを最優先とする。新しい問題集に手を出すのではなく、現在の教材を繰り返し学習することで確実な基礎力を身につける。

計算ミスが多い場合 計算スピードを重視しすぎている可能性がある。正確性を最優先とし、やや時間をかけても確実な計算を心がける。計算練習用の問題集を活用し、基本的な計算力の向上を図る。

時間が足りない場合 解法パターンの習得が不十分である可能性が高い。標準的な問題については、考え込まずに即座に解法が思い浮かぶレベルまで演習を積む必要がある。また、各大問への時間配分を見直し、より効率的な解答順序を検討する。

応用問題が解けない場合 基礎から標準レベルの問題が確実に解けるようになってから、応用問題に取り組む。無理に難しい問題に挑戦するのではなく、段階的にレベルアップを図ることが重要である。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

自分が足りてない部分を確実に消化しましょう。

よくある質問への詳細回答

ここではよくある質問とその回答をまとめておいた。ぜひ確認してもらいたい。

Q1: 明治大学政治経済学部の数学で何割取れば合格できるか?

明治大学政治経済学部の合格最低点データから、数学では**70点以上(70%)**を目標とすることを推奨する。これは以下の理由による。

まず、数学は他の科目と比較して得点の安定性が高く、努力が結果に直結しやすい特徴がある。近年の合格最低点上昇傾向を考慮すると、英語で120点、数学で70点を確保できれば、国語で50点程度でも合格圏内に入ることができる。

また、明治大学政治経済学部の数学は記述式であるため、部分点を積み重ねることで目標得点に到達しやすい。完答できない問題があっても、小問の前半部分で確実に得点し、考え方が正しければ相当な部分点を獲得できる。

学科別では、政治学科75点以上、経済学科70点以上、地域行政学科70点以上を目安とするが、安全を期すならいずれの学科でも75点以上を目標とすることが望ましい。

Q2: 他のMARCH大学と比べた明治大学政治経済学部数学の特徴は?

明治大学政治経済学部の数学は、MARCHの中では上位の難易度に位置し、以下の特徴がある。

他大学との比較

  • 立教大学文系数学:立教よりもやや難しく、計算量が多い
  • 青山学院大学:青山よりも融合問題の出題頻度が高い
  • 中央大学法学部:中央法と同程度の難易度
  • 法政大学:法政よりも明らかに難易度が高い

明治大学政治経済学部数学の特徴

  • 計算量がやや多く、正確性とスピードの両方が要求される
  • 融合問題の出題が多く、複数分野の知識を組み合わせる必要がある
  • 記述式問題で論理的な思考過程の説明が求められる
  • 数学Cからの出題も本格化しており、幅広い対応力が必要

この特徴を理解した上で、基礎力の徹底と計算力の強化に重点を置いた対策を行うことが重要である。

Q3: 数学の勉強はいつから始めるべきか?

明治大学政治経済学部数学の対策開始時期は、現在の実力レベルと志望度によって決まる。

高校2年生の場合 遅くとも2年生の秋から本格的な受験対策を開始することを推奨する。数学ⅠA・ⅡBの基礎固めを高2中に完了させ、数学Cの履修も並行して進める。高2の間に基礎問題精講レベルを完了させることができれば、高3での発展的な学習にスムーズに移行できる。

高校3年生の場合 春に基礎力に不安がある場合は、まず基礎固めを最優先で完成させる。夏までに標準レベルの演習を本格化し、秋から過去問演習と実戦力養成に取り組む。冬は弱点補強と最終仕上げに専念する。

既卒生の場合 基礎に不安がある場合は4月から基礎固めを開始し、基礎が固まっている場合は5月から標準レベル演習を開始する。遅くとも6月には明治大学レベルの問題に本格的に取り組む必要がある。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

数学は時間がかかるので、高2から開始できると非常にいいですよね。

Q3: 数学Cはベクトル以外は出ませんか?

明治大学政治経済学部では、数学Cからはベクトルのみが出題される。複素数平面や統計的推測は出題範囲に含まれていない。

ベクトル対策のポイント

  • 平面ベクトル:内積、図形への応用を重点的に学習する
  • 空間ベクトル:3次元での計算と図形問題に対応する
  • 融合問題:三角関数や図形問題との組み合わせが頻出である

数学Cの学習時間は、ベクトルのみに集中できるため効率的である。基礎問題精講やチャート、フォーカスゴールドのベクトル部分を確実に習得することで、明治大学の出題に十分対応できる。

Q4: 数学が苦手でも合格は可能か?

数学が苦手でも、適切な対策により合格は十分可能である。

数学苦手者の戦略

  • 基礎の徹底:応用問題は後回しにし、基本問題と標準問題で確実に得点する
  • 得点すべき問題の見極め:各大問の前半の小問は比較的易しいため、これらで確実に部分点を稼ぐ
  • 他科目での補強:数学で目標得点に届かない場合、英語で高得点を取ることで補う

現実的な目標設定 数学が苦手な場合でも、基礎問題と標準問題を確実に解けるようになれば70点程度は十分可能である。他科目で高得点を取れば、70点でも合格の可能性がある。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

ただ一方で数学が苦手なら社会にすればいいというのもあります。科目選択を間違えないように気をつけましょう!

Q5: 独学で明治大学政治経済学部の数学対策は可能か?

適切な参考書と学習計画があれば、独学でも十分対応可能である。

独学成功のポイント

  • 体系的な学習:基礎問題精講→標準問題演習→過去問演習の段階的な学習を徹底する
  • 定期的な自己診断:模試を活用して客観的に実力を測定する
  • 学習記録の管理:何をどの程度学習したかを記録し、復習のタイミングを管理する

独学で注意すべき点

  • 暗記中心にならないように気をつける。
  • 質問できる環境がないため、解説の詳しい参考書を選択する
  • モチベーション維持のため、明確な目標設定と定期的な達成度確認を行う

記述力の向上には日頃からの意識的な練習が不可欠であり、過去問演習の際にも時間を計って丁寧な答案作成を心がけることが重要である。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

数学は理屈を理解しないで暗記になってしまうことが一番の問題です。それが自分ではなかなかコツを掴むのが厳しいです。そういう人は慶早進学塾の受講をご検討ください!

最後に

明治大学政治経済学部への合格は、決して簡単な道のりではない。しかし、適切な対策と継続的な努力により、必ず目標達成は可能である。

数学は努力が結果に直結する科目である。基礎力の徹底、解答技術の向上、過去問演習の積み重ねという3つの柱を中心とした学習により、明治大学政治経済学部で求められる数学力を確実に身につけることができる。

70点という現実的な目標設定の下で、着実な学習を継続することで、確実な合格を掴み取ることができる。最後まで諦めることなく、計画的かつ継続的な学習により、明治大学政治経済学部への合格を必ず実現しよう。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

いかがだったでしょうか?

MARCHの中でも上位の明治大学政治経済学部の数学でした。
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