神戸大学(神大)文系数学の傾向と対策
2021年01月31日 | 神戸大学
この記事は神戸大学の文系数学の傾向と対策をまとめたものだ。
神戸大学は、関西の主要な国公立大学、私立大学の中でも京都大学、大阪大学に次いで3番手にあたる大変人気な大学である。
神戸大学は、文系であったとしても基本的に数学を受験する必要がある。
文系で受験をする人には数学に対して苦手意識を持っている人が多いと思われるが、少なくとも神戸大学に進学したいのであれば、数学を攻略しなければならない。
数学が得意な人、苦手な人がそれぞれいると思うが、どのように対策をして乗り越えていけばいいのかということについての説明をしていこうと思う。
この記事をしっかり読んで、神戸大学の文系数学はどのように勉強をすれば良い点を取ることができるのかという内容を理解した後に自分の勉強につなげてもらいたい。
神戸の文系数学攻略して受かろう!
神戸大学文系数学の基本情報
まずは神大文系数学の基本情報に関して確認していこう。
大問構成
大問構成は比較的少なめな3問になっている。これは、文系数学にはありがちな形だ。
制限時間
制限時間が80分であるため、大問1つにつき25分使ったら5分余ることになり、標準的な制限時間であると言える。
配点
配点はどの学部も英語、数学、国語でされるという形は同じであるが、下の表を見て分かる通り学部によって二次試験の配点が全く異なっている。
学部 | 学科 | 科目 | 時期 | 配点 |
文学部 | 前期 | 44% | ||
後期 | 50% | |||
国際人間科学部 | グローバル文化 | 前期 | 50% | |
発達コミュニティ | 前期 | 50% | ||
環境共生 | 文科系 | 前期 | 50% | |
環境共生 | 理科系 | 前期 | 50% | |
子ども教育 | 前期 | 50% | ||
グローバル文化 | 後期 | 50% | ||
発達コミュニティ | 前期 | 33% | ||
環境共生 | 文科系 | 後期 | 42% | |
環境共生 | 理科系 | 後期 | 42% | |
子ども教育 | 後期 | 33% | ||
法学部 | 前期 | 47% | ||
後期 | 36% | |||
経済学部 | 数学受験 | 前期 | 50% | |
英数受験 | 前期 | 50% | ||
総合受験 | 前期 | 50% | ||
経営学部 | 前期 | 48% |
難易度
難易度は基本~標準程度で、これについては後程確認する。
神戸大学文系数学の傾向
では続いて神大文系数学の具体的な傾向や難易度、傾向に関して確認していこう。
基本に忠実な出題
英語や国語の難易度と比較して、神戸大学の文系数学は数学の難易度としては穏やかである印象を受ける。共通テストレベルの知識で解くことができる大問が年に1問は必ず入っている。
また、仮に共通テストレベルを超えるような問題があったとしても、文系数学の標準的な頻出問題を押さえていれば、問題なく完答できる。難問、奇問の類の問題は出題されることは無い。
そのため、数学が得意な人は勿論のこと、苦手な人でも丁寧に基本的な勉強をしていれば、十分に合格点を確保することができる。むしろ、基本に忠実な出題であるため、ある程度完答は狙いにいきたいところだ。
最低でも一完、できれば二完できていると、結構有利に進められると思われる。逆に一完しかできていなかったら、他の問題をしっかり回収しておく必要がある。
年によって分野に偏りあり
これは当たり前のことで、3問しか出題されないため、年によっては数A、数Bの内容ばかりであることもあれば、数Ⅰ、数Ⅱの内容ばかりになる年もある。
このように分野によって偏りがあるということで、数A、数Bが苦手という人は外れの年を引いてしまうということも起こり得る。
あまり山を張ることなく、まんべんなく各分野の対策をしておいた方が、大崩れすることがなく、好ましいと思われる。
神戸大学文系数学の対策
次に、神戸大学の文系数学の対策について見ていきたい。
基本レベルの教材を完璧に
後程おすすめする基礎問題精講やチャート、フォーカス、4ステップ、サクシードなどのような教科書傍用問題集の中から1冊決めて徹底的に完璧にすることが、神戸大学の数学対策において1番やらなければならないことである。
神戸大学のような難関大学を狙う人は、特に数学では自分の能力とは関係なくプライドを満たすために、難しい教材をたくさんやりたいと思う人が多いと思われる。
しかし、少なくとも神戸大学ではその手前のレベルで合格点を超えられるかどうかが決まるのは間違いない。
基本に忠実に共通テストレベルまでをまずは徹底的に学習して、そのレベルで問題がない状態を作れるようにすることを最優先するべきだ。
勉強時間の7~8割はそのために費やす必要があるくらい重要なポイントである。基本レベルの教材を完璧にすることを徹底しよう。
文系数学の頻出問題を網羅する
基本レベルの教材を完璧にした後に、文系数学の頻出問題を網羅する必要があると思われる。
例えば、基礎問題精講を使うのであれば、そこに載っていないが文系数学を受ける上で解いておくべき問題を網羅している教材を1冊追加して、丁寧に演習しておいた方が良い。
おすすめの教材は後程紹介する『文系の数学実戦力向上編』だ。
記述・計算の練習
神戸大学は国公立大学であるため、全問で途中計算や過程を含めた記述式になっているため、記述や計算を丁寧に書けるか、計算ミスなく確実に計算を合わせられるかどうかという観点から見ると、その練習は非常に重要になってくる。
日頃からそのような意識を持って勉強をしている場合はあまり問題無いが、雑に数学の問題を解いている場合はここで大変な思いをすることになるため気を付けるべきポイントだ。
過去問演習で通し演習
これは神戸大学だけに限った話ではないが、80分で3問解かなければいけないため、1問1問解けるか解けないかの判断などをできるようになる必要がある。
特に直前期は過去問を中心として80分で3問を解いて、総合してどの程度の正答率があるかを確認する練習を必ずしておくと良い。
やはり1問に時間をかければ解くことはできるが、結局やるべきことは80分で自分の得点を最大化させるということだ。それを考えると、通し演習をすることの重要性はあると思われる。
神戸大学文系数学のおすすめ参考書
神戸大学の文系数学のおすすめ参考書をいくつか紹介する。
基礎問題精講
『基礎問題精講』は圧倒的におすすめだ。中堅私立大学や共通テストレベルまでの基本的な内容を網羅的に学習できる教材としては、大変良い教材だ。
分量も適切で、繰り返し反復しやすいため、使用教材に困っているのであればこれを使うのが良いだろう。
一方で、チャートやフォーカスゴールド、教科書傍用問題集でも構わない。日頃メインで使っている教材を1冊、1シリーズ選んで、それらを徹底的に反復して学習することをやることが大切であるため、この類の教材を何冊も追加する必要はない。
文系の数学実戦力向上編
『文系の数学実戦力向上編』はマストでやっておきたい教材だ。基礎問題精講やチャートの例題や練習問題が終わった後にちょうど接続しやすく学習できる。
文系数学で重要だと言われるような問題が網羅的に収録されているため、これを1冊やっておけば神戸大学であれば十分な状態までもっていくことができる。
ここまでしっかり勉強しておくと、数学で二完や満点近く、満点も見込めるくらいのレベルになると思われる。時間に余裕がある人はここまで徹底的に勉強してから本番に挑むようにしてもらいたい。
一方で、チャートやフォーカスゴールドを使っている人はこの教材をやる必要はなく、重要例題や難しめの章末問題をやるなどの学習でも問題は無い。
神戸大学文系数学のまとめ
以上が神戸大学の文系数学傾向と対策だ。いかがだっただろうか?
神戸大学の文系数学は基本に忠実な出題になっている。その割に学部によってはとても配点が高いというところもあるため、むやみに難しい問題をやるのではなく、基本的な問題をとにかく確実に解けるようにすることを徹底して学習しておくと、安定して数学で高得点が取れるようになるため、受験全般が有利に進められるだろう。
共通テスト、二次試験で神戸大学を受ける人はまんべんなく色々なことを勉強しなければいけないというところがある。
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