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MARCHと関関同立の差はどのくらい?入試難易度、偏差値を徹底比較

2021年06月03日 | MARCH

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早慶、MARCH、関関同立、日東駒専ー全国でいろいろな名称の大学群が存在している。

とりわけ、関東にあるMARCHや関関同立に関して、あなたはどのように感じるだろうか?

MARCHと関関同立に関しては、同じような立ち位置で見る人が多いのではないだろうか?

どちらも同じ難易度のイメージだ。

実際のところ、MARCHと関関同立に関しては併願する人も非常に多いと思う。

関東圏から関関同立を見据える人はあまりいないが、関西圏はもちろん、東海圏などに住んでる人たちは、全国的に見るとMARCHと関関同立両方とも視野に入れていることが多い。

そのなかで、本当にMARCHと関関同立は同じレベルなのかということを確認しよう。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

MARCHは明治、青山、立教、中央、法政の総称で、関関同立は、関西、関西学院、同志社、立命館の総称のこと!

MARCH、関関同立合格例

私たちは慶早進学塾という難関大学向けの学習塾を運営している。

慶早進学塾というと、早慶専門のイメージがあるかもしれないが、必ずしもそういうわけではなく、中にはMARCHや関関同立を第1志望にしている子も結構いる。

特に大阪校だと、関関同立を第1志望にしている子はかなりいるし、岐阜の方の校舎でも、正直早慶までは興味はないけれども、東海圏の大学とともに関関同立も受けておきたいという子は多いのだ。

もちろん早慶受験生が併願校としてMARCHや関関同立を受験するケースも多い。

結果として、MARCHや関関同立に合格者が出ており、2021年度はMARCHと関関同立いずれの大学にもすべて合格者を輩出することができた

このように、実際に色々な生徒がMARCHと関関同立を受けたなかで、難易度の差がどのくらいあるのかということが見えてきたので、こちらでお伝えしていく。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

MARCH、関関同立両方に合格した子の体験記を公開しているので、ぜひ確認してみてください。

MARCHの偏差値

では本格的にMARCHと関関同立を比較していこう。

まずはMARCHの偏差値だ。

明治大学の偏差値

文学部60.0~65.0
法学部
農学部
60.0~62.5
商学部
政治経済学部
経営学部
情報コミュニケーション学部
62.5~65.0
国際日本学部62.5
理工学部57.5~62.5
総合理数学部57.5~62.5

青山学院大学の偏差値

文学部60.0~67.5
教育人間科学部
経済学部
地球社会共生学部
経済学部
62.5
法学部
経営学部
国際政治経済学部
総合文化政策学部
62.5~65.0
理工学部55.0~60.0
社会情報学部60.0~62.5
コミュニティ人間科学部60.0

立教大学の偏差値

文学部
異文化コミュニケーション学部
経済学部
経営学部
65.0
理学部57.5
社会学部62.5~65.0
法学部60.0
観光学部57.5~60.0
コミュニティ福祉学部55.0~57.5
現代心理学部57.5~62.5

中央大学の偏差値

法学部57.5~65.0
経済学部60.0~62.5
文学部
商学部
57.5~60.0
理工学部55.0~60.0
総合政策学部
国際経営学部
国際情報学部
60.0~62.5

法政大学の偏差値

法学部
キャリアデザイン学部
60.0~62.5
文学部57.5~65.0
経済学部
社会学部
スポーツ健康学部
57.5~62.5
国際文化学部62.5
人間環境学部60.0
グローバル教養学部62.5~65.0
情報科学部
生命科学部
55.0~57.5
デザイン工学部55.0~62.5
現代福祉学部
理工学部
55.0~60.0

関関同立の偏差値

次に関関同立の偏差値を順番に確認していこう。

関西大学の偏差値

法学部
文学部
57.5~60.0
経済学部
商学部
57.5
社会学部55.0~60.0
政策創造学部
社会安全学部
55.0~57.5
外国語学部60.0~65.0
人間健康学部55.0
総合情報学部55.0~62.5
システム理工学部52.5~57.5
環境都市工学部
化学生命工学部
52.5~60.0

関西学院大学の偏差値 

神学部
人間福祉学部
55.0~57.5
文学部
教育学部
55.0~60.0
社会学部
法学部
理工学部
57.5~60.0
経済学部
商学部
57.5~62.5
国際学部60.0~65.0
総合政策学部57.5
理学部52.5~55.0
工学部52.5~60.0
生命環境学部52.5~57.5
建築学部55.0

同志社大学の偏差値

神学部
理工学部
57.5~60.0
文学部
法学部
60.0~62.5
社会学部57.5~62.5
経済学部
商学部
心理学部
グローバル地域文化学部
62.5
政策学部60.0
文化情報学部
生命医科学部
55.0~60.0
理工学部57.5~60.0
スポーツ健康科学部55.0~57.5
グローバルコミュニケーション学部60.0~65.0

立命館大学の偏差値

法学部
経営学部
57.5~60.0
産業社会学部
総合心理学部
55.0~60.0
国際関係学部60.0~62.5
文学部55.0~62.5
映像学部
食マネジメント学部
薬学部
55.0~57.5
政策科学部
経済学部
57.5
グローバル教養学部60.0
スポーツ健康科学部55.0
理工学部50.0~57.5
情報理工学部52.5~57.5
生命科学部50.0~57.5

偏差値まとめ

大学偏差値帯平均
明治57.5~65.061.25
青山学院55.0~67.561.25
立教55.0~60.060
中央55.0~65.060
法政55.0~65.060
関西52.5~62.558.75
関西学院52.5~65.058.75
同志社55.0~65.060
立命館55.0~62.558.75
https://passnavi.evidus.com/search_univ/4240/difficulty.html

各大学の偏差値帯と平均を記しておいた。

これを見ると、全体的にMARCHの方が偏差値が高いことがわかるだろう。また関関同立の中だと、同志社大学が頭1つ抜けている印象があることも頷くことができる。

MARCHと関関同立の差

偏差値ではMARCHの方が関関同立よりも全体的に高いことはわかっていただけたと思う。

偏差値だけではなく、我々の体感としても、基本的には、MARCHの方が関関同立よりも難しい。と考えている。

もちろん特定の大学や学部をチョイスすれば違ってくることはあるが、一言で言うならばMARCHの方が関関同立よりも難しいと言えるだろう。

なぜMARCHの方が関関同立よりも難しいと考えているのか、またより詳細な内容を以下から確認してもらいたい。

関関同立は同志社と他との差が激しい。

関関同立とひとくくりにされるのだが、同志社大学が現状他と比較しても頭ひとつ抜けているのが実態である。

また、同志社は西の慶應と言われることもあり、関関同立の中でも圧倒的に難しい大学となっている。

時点で関西学院、その次に立命、関西と来るのだが、特に立命館や関西はMARCHと比較しても入試の形式が充実している

また、共通テスト利用の点数を見ると分かるのだが、MARCHは3教科で得点率が85%以上どの大学も必要になる。

対して立命館や関西は学部によっては80%程度で合格できるようなところもある

そういった点を見ると、MARCHとは大きな差がある印象だ。

いずれにせよ関関同立の中では同志社が一つ抜きんでている状態である。

MARCHは近年難化傾向にある

近年私立大学では定員を削減するという動きが出てきている。

定員を過剰に超えて入学させるのではなく、定員を大きくずれないように入学者を決定するようになってきているため、それに応じて各私立大学の合格者数が減少しているということだ。

それにより、直近5年の中でMARCHはどの大学も全体的に難易度が上がっている。

もちろんこれはMARCHだけではなく、関関同立も該当する。関関同立も難易度が上がっていることは上がっているのだが、この動きは現状MARCHなど関東の私立大学の方がよりダイレクトに影響を受けているように感じている。

またそれだけではなく青山学院大学や立教大学では2021年度入試から形式が大幅に変更されている。

形式の変化に対応できているかどうかという点も非常に大きなポイントだ。

MARCHと同志社以外の関関同立の難易度差は大きい

先ほどの偏差値表でもご確認いただいた通り、同志社大学はMARCHの各大学と同じくらいの難易度のように感じている。

逆にMARCHと同志社以外の関関同立とを比較すると、その難易度の差は大きい

なぜそのように感じるのかを偏差値以外の面から説明しよう。

慶早進学塾では、岐阜や大阪に校舎があることもあり、関関同立とMARCHの併願を考える人が毎年一定数いる。

彼らの中には、もちろん両方の大学に合格するケースもあるのだが、その中には関関同立には複数校合格したものの、MARCHには合格することができなかったというパターンがある。

しかし、その逆であるMARCHに合格したが、関関同立は不合格が続いたというケースはほとんどないのだ。

これが今回お伝えしようとしているMARCHと関関同立の難易度差をお伝えしたい一番大きな理由である。

その理由として、もちろん試験問題や偏差値の難易度差はあるのだが、関関同立は、東海圏であれば名古屋で受験できたり、近めの近畿圏で受験出来るのに対し、MARCHの一般入試は一部を除き東京に行かなければならないという環境の変化によるデメリットも要因の一つとして挙げられる。

受験生にとって、慣れた環境で受験するのと、未知の土地で受験をするのでは、心理的な負担が大きく異なるということをご理解いただけるのではないだろうか?

理系は文系ほど差が大きくない。

文系の方が、関関同立とMARCHの差は大きいという印象である。

しかし、もちろん差はあるものの理系の学部ではそれほど大きくないのが現状である

というのも、一般的に文系学部よりも理系学部の方が入りやすいことが多い中、MARCHの理系学部は3教科で受験できることもあり比較的入りやすいのである。

青山学院の理工学部がその例だ。

MARCHの理系学部の難易度がそこまで高くないということが影響して、MARCHと関関同立間の理系学部の差はそれほど大きくないという特徴がある。

MARCHと関関同立の難易度差を受けて

MARCHと関関同立の難易度差に関して理解していただけたことと思うが、これを踏まえて、関関同立とMARCHそれぞれ受験校として考えている人は以下のことに気をつけて受験プランを組み立てるようにしてほしい。

共通テスト利用でボーダーの差を利用する

全体的に共通テスト利用では、MARCHの方が関関同立よりもボーダーが高いことが多い。

もちろん共通テスト利用は、大学によって色々な教科数があるため、一概に比較することは難しいのだが、ボーダーや教科数に応じて、変化をつけて複数出願するという考え方は非常に重要だ。

例えば、3教科で90%近い大学・学部だけを出願するのではなく、85,80%付近のボーダーの大学を出願したり、また配点で現代文だけであったり、社会が2倍となる立命館大学の該当学部の出願を検討するなどだ。

お互いの特徴を使い分けることで、安定感のあるプランとなる。

関東以外の人

関西圏や東海など、MARCHの一般入試に東京まで出向かないといけない人は、関関同立をはじめとする地元で受験することのできる大学を受験することを強くお勧めする。

MARCHの場合、全学部入試こそ地方で受験することができるものの、一部の大学を除き、大半が東京に行かないと一般入試を受験することができない。

一方で関関同立の場合は関東、関西だけではなく、それ以外の地方都市でも受験をすることができるのだ。

また関関同立は受験日程がMARCHよりも早く、2月1日から一斉に開始するので、まずは地元で慣らしで複数受験し、合格を勝ち取り、落ち着いた状態で関東に乗り込むという形を取れると非常に良いのではないだろうか?

関東の人

関東に住んでいる人であれば、そもそも関東以外にある大学を受ける必要性があるのかどうかをまず考えるべきだ。

全国的に受験を考えているのであれば、関関同立を受験することは問題ないだろう。

一方で、関東にある大学だけを受験するつもりであるのなら、関関同立を受験する選択肢はないだろうから、代わりに日東駒専や準マーチを受験することで、受験プランの安定感を増すことができる。

例年、「自分はMARCHは大丈夫だ」と考えて、本番で爆死する人が続出する。

そうならないためにも、受験プランは悲観的に組み立てることを強くお勧めする。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

MARCHは皆が思っているほど簡単じゃない。MARCHは余裕と捉えて落ちる人が毎年本当に多い。そうならないためにも、堅実なプランを組み立てよう。

MARCHと関関同立の差まとめ

以上がMARCHと関関同立の差に関する情報であった。いかがだっただろうか?

どうしてもMARCH=関関同立といったような形で捉えてしまいがちであるが、実際に両方とも併願して受験しようと思っている場合は、偏差値などでは見えてこないが、一部を除き明確にひとつ壁があるような印象がある。

よって、それを踏まえてどのように受験勉強のプランを組み立てていくのかであったりとか、実際に過去問演習をしながらその差がそれほどあるのかを体感したりしてもらえると非常に良いのではないかと思う。

慶早進学塾では、早慶だけではなくMARCHや関関同立もかなり多数合格者を輩出している。

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鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

2021年度はMARCH、関関同立で40名合格者が出ています。

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