慶早進学塾

地頭を鍛え、勉強の成績を上げる指導

2020年08月13日 | カテゴリなし

慶早進学塾は「自分の人生を自分の意志で切り拓く」という理念を掲げています。

日本は義務教育が非常に成熟しており、教育の水準は世界的に見ても高いレベルだと思います。
その一方で、海外と比較して言われるのが、日本人は義務教育による画一的な教育が展開されていることによって、言われたことに真面目に取り組み、きちんとやるべきことはできる。しかし自分の意見を持つ、自分で何かを見出して率先して行動していくことはあまり得意ではないということです。

その原因として、義務教育だけでなく他にも家庭における物事の考え方など、様々な要因があると考えられます。

自分の中で何か土台となるものはもちろん必要ですが、その土台を元に自分の中で試行錯誤し、自分の力で価値を生み出す能力は非常に重要ではないでしょうか。
この能力を持った人材を育てていくために、「自分の人生を自分の意志で切り拓く」という理念を掲げています。

では、この理念のもと慶早進学塾ではどのような教育を行っているのか、順番に説明していきます。

背景

これまで多くの生徒と接してきて感じたことは、意外と勉強熱心な子が多いということです。全員がそうだとは言いませんが、塾に自分から通わなきゃいけないと思って通おうとしているので、真面目に勉強をする生徒が多いと思いました。
また、毎年「勉強しなさい」と言わないといけない状況になることもほとんどありません。やることを決めたらみんなそれをきちんとこなしてくれるな、という印象があります。

一方で、自分の頭を使って考えながら行動することが全く出来ない子が非常に多いです。
具体的な勉強面で見てみると、暗記科目・分野だけはできるけども、思考力が全くない、自分の意見を全く持つことができない、「何であなたは大学に入りたいの」「将来どういうことをしていきたいの」と聞いた時に何も答えられないという子が非常に多いです。

もちろん、将来のことを高校生や浪人生の段階で全て決めておく必要は全くありません。もっと広い世界を見ることで人生の経験値が増えていき、その中で少しずつ定まっていけばいいと思います。

しかし、現時点で見えているものに対して、自分なりの何らかのアイデアを持っていないというのはかなり厳しいと私は思います。なぜなら、何か指示してくれる人や指針となる存在がいないと、自分で何もできなくなるという状態に陥るからです。これから先、自立に向かっていかないといけない子たちがこのような状態になってしまっているのは非常に良くないと思っています。

昔の時代、特に高度経済成長期の時代はまだそれでも良かったです。会社や組織でとにかく決められた事を徹底してやっていれば、自ずと成長することができた時代でした。むしろ画一的な教育をするべきで、言われたことを正確にこなすことが当時は価値が高かったと思います。

しかしながら、今はもう時代は異なります。
急速に時代が移り変わっていく中で、その都度時代に合わせて最適化させていかないといけません。時代の変化についていくためには、その都度の状況を見て、自分の考えを持って最適化し、試行錯誤していく能力が非常に問われてくるのではないでしょうか。

自分の人生を自分の意志で切り拓く」という理念にした背景にはこのような理由があります。

言われたことしかできないと困ること

では、言われたことしかできないと実際何が困るのでしょうか。具体例を見てみましょう。

指示がないと何もできない

学生のうちは保護者の方がいて、実際に指示してくれる人はいくらでもいるので、問題なかったかもしれません。

しかし、これから大人になっていくにあたって、どの社会・組織に所属していたとしても自分自身で価値を生み出していくことができないと、社会で生きていく上で厳しいと考えています。

言われたことを正確にこなす、暗記だけできればいい等、インプット中心の考え方になってしまうと、指示がないと自分で何も動くことができなくなってしまいます

機転が効かない

目まぐるしく社会情勢が変化していく中で、言われたことしかやれない、決められたことしか取り組めないと、今置かれた状況に対して適切に動くことが難しくなってきます。

例えば2020年。新型コロナウイルスが全国に蔓延し、急激に社会構造が変わろうとしています。その中で状況を正確に理解し、正しく行動をとることが誰であっても求められています。しかし、実際の世の中の動きを見てみると、多くの人がマスメディアの情報に流されてしまっていると感じます。

春先は世の中が「コロナにかかったら大変だ」という雰囲気に加え、緊急事態宣言が出たため全国民が一斉に自粛になりました。
緊急事態宣言が解除された後は、経済的に死んでしまう会社や人が出てくる中で、感染拡大より経済を見なくてはいけないという人もいれば、今日のコロナ感染者数は何人だというその情報だけを鵜呑みにして過剰に反応している人も見受けられます。

コロナの件についてはもう少し先まで見てみないと、結局どういう動き方をすれば正解だったのかはわかりません。しかし、自分では正しく考えているつもりでも簡単に情報によって操作されるということは、意外と何も考えず行動してしまっている、機転が利かなくなってしまっているということではないでしょうか。

世の中がこういう風潮だから我々も合わせてやりましょうといった動き方が、特にこのコロナの期間で顕著になっていると思います。
果たして本当にそれでいいのか、個人的には疑問です。

取って代わられる存在

言われたことをきっちりとこなすというのはもちろん重要ですが、言われたことしかできないと、代わりはいくらでもいるという状況になってしまいます。
言われたことをこなせる人は世の中にたくさんいます。代わりはいくらでもいるため、その人の存在価値が下がっていってしまいます。

その都度状況を見ながら自分の考えを持って行動することができる人は、価値を新たに生み出すことができ、評価されることに繋がっていきます。
指示されたことしかできない人は、価値の生み出し方としては限界があるため、取って代わられる存在になってしまいます。

特にこの先、人工知能(AI)が発展して機械的な部分に関しては、ますます機械が人の代わりにやってくれるという話もありますが、それは言われたことしかできない人たちからどんどん取って代わられる形になっていくと思います。

この先の現代を生き抜くということを考えた際に、どのようにして価値を生み出せる存在になるかを強く考えていかなければなりません。

必要なもの

では、自分で考えることができるようになるために、地頭を育てていくためには何が必要でしょうか。私の思う押さえるべきポイントを4つ紹介します。

正しい方法を知ること

正しい方法を知るということは、余計な知識がいらないと言いたいわけではありません。単に知識を押さえてそれで終わりという状態になってしまうことを否定しています。

何かを思考したり、考えを持つということをする際に、ベースとなるものがなければ正しい思考はできません。まずは正しい思考をするためにベースとなる型を取り入れる必要があるのです。それが、正しい方法を知るということです。

どの分野においても、まずは正しい方法、型となるものを取り入れ吸収し、自分自身に備えていくことが必要になってきます。

アウトプット

暗記はできるが思考力がない人はできる人と何が違うのか。それは圧倒的にアウトプットの分量と質が異なります。

基本的には、型を取り入れたら何事もアウトプット中心で行動していくべきです。

暗記だけはできるが思考力がない、自分の意見を持てない人は、基本的にインプットで全て止まってしまっている傾向が非常に強いです。そのため、アウトプット中心に切り替えさせることをやってあげることが非常に重要となります。

このアウトプット中心の考え方が地頭を育てる上で、最も重要です。

要点を掴む能力

暗記中心や言われたことだけをこなすだけになってしまう=インプット中心の行動をしてしまうと、要点を掴む能力が磨かれません。何事においても重要なポイント、絶対に押さえないといけない要点は存在します。言われたことを0から100までやりますというスタンスでは、要点を掴む能力は必要とされないため、その能力が磨かれないという事象が起こってしまいます。

何か価値を生み出す、成果を出すということを考える時に、その都度与えられた領域の要点は何なのだろうか、ここの部分を外したら大失敗するという要点を掴まないといけません

インプット中心の人は要点を掴むことを無視し、0から100まで全て同じ熱量で対応しようとしてしまいます。
相対的にここはそこまで重要じゃないというところも同じぐらいの熱量でやってしまうため、なかなか成果につながらないといったことが起きてしまうと考えています。

結果を見て改善する意識

アウトプット中心に行動していれば、嫌でも結果を見ないといけなくなります。

例えば、勉強であれば問題集を解いたら、自分がどの問題ができてどの問題ができていないっていうことが露骨に見えてしまいます。模試等を受けに行ったら成績と言う形で評価され返却されます。

客観的な数値として結果を手に入れられることがアウトプットの大きな意味なのです。数字を見て自分ができている部分とできていない部分を把握しアウトプットしていれば、次はこのようにして解決すればいいという改善のプロセスをこなすことができるのです。

一方で、インプットばかりやっていると、自分の現在の立ち位置がどこで、何ができていて何ができていないのかがわからなくなってしまいます。そのため、どのようにして改善すればいいかが掴めなくなってしまうのです。

アウトプット中心に行動すると、結果を見ることができ、改善するきっかけを掴むことができるようになります。

自分でできるようになるための指導

地頭を育てる4つのポイントを押さえた上で、自分自身で考え行動できるようになるために、慶早進学塾ではどのような指導を行っているのかを説明していきます。

型を身につける

慶早進学塾の初期の指導(無料体験から入塾約1ヶ月くらいまで)は、根本的な勉強のやり方、頭の使い方、学校の授業の受け方、各科目・分野の勉強の目的や外してはいけないポイント等、方法論を集中的に学ばせています。

それによって初期の段階で比較的成果につながりやすい方法論を知ることができるのです。最初はその方法論を頼りに、実際に行動に移し自分の中に吸収させていきます。これが最初のフェーズです。

このフェーズが抜けてしまった場合、いきなりゼロベースで自分で考えながらやることになるため、考える土台やきっかけがない以上、無茶な要求かつ膨大な時間を失ってしまうのです。

そのようなことにならないためにも、初期の段階で型を押さえてもらうことが重要になってきます。

型をもとに実行&改善

最初のフェーズで教わった勉強のやり方や頭の使い方などを実際に定着させるフェーズが次になります。

頭で理解はしたものの、実際に試してみないとどこができていてどこができていないから当然分からず、定着もしません。頭で理解した内容を定着させる必要が出てきます。

慶早進学塾では、入塾初期の指導が完了した次のフェーズとして、週1回2時間、少人数制指導(オンラインコースの場合はマンツーマン指導)を行っており、この指導が2段階目になります。

少人数制指導を行う中で、与えられる宿題を初期のフェーズで教わった方法で実際にやっていきながら、自分の中に型を染み込ませていくのです。

そして、実際に試してみて、どこができててどこができていないかを判断しながらできていないところを潰していく。型を元に実行&改善をしていくのです。

この中で「改善」が非常に重要になってきます。

ただ言われたことをやっているだけ、宿題を出された内容をただやるだけになってしまわないために、毎週の小テストの出来・結果を見た上で、次週どのようにして勉強に取り組んでいこうか、どの部分ができていてどの部分ができていないからこのように改善していこう等を、講師と生徒で話し合い何度も何度も試行錯誤を繰り返していきます

その中で、自分でも少しずつもっとこのようにした方がいいんじゃないかと、自分なりの考えを持てるようになっていくのです。

慶早進学塾ではそのような指導を行っています。

裁量を与えていく

型をもとに実行&改善のフェーズを踏んでいくと、少しずつ自分で自分自身の立ち位置が見えるようになり、どのように改善すればよいかが見えるようになってきます。最終的には「自分の意志で自分の人生を切り拓ける人材」になってもらいたいため、徐々に生徒側に裁量を与えていくということを実施します。1から100まで全部指示された中で言われた通りに学習するという形式から、徐々に生徒側に決めてもらって実際に行動していく形式に徐々に移していくのです。

ただし気をつけなければいけないポイントとして、完全に放置してしまうと途中で間違った方向に進んでしまうため、徐々に徐々に裁量を渡していくことが重要です。

自分では気付けない領域のサポート

裁量を与えていくことと並行して、自分だけでは気づけないことに気づかせるために、客観的な意見、客観的な指導が必要になるケースも出てきます。

例えば、勉強面で本人は非常に頑張ってるつもりかもしれませんが、客観的にみると明確に問題になっている部分が存在し、成績が伸び悩んでいるとなった場合には、第三者である講師が指摘してあげる必要が当然出てきます。特に難関大学を志望する受験生であれば、添削指導が非常に重要になります。記述論述問題は自分の解答が模範解答と比較してどの程度合っているかは、講師から意見をもらわないと分からない分野です。

このように自分で気づけない点に関しては、生徒に裁量を徐々に与えつつも、講師が客観的な指標が必要になるところを中心にバックアップしています。

まとめ

受験勉強を通じてこれらの一連のプロセスを行うことで、現状の課題を克服することができ、当然成績向上につながりやすくなります。

また受験勉強だけではなく、これから社会に出た時にも、常に日頃から数字と向き合わないといけない場面は多々あると思います。仕事というのは、数字と向き合いながらどうやって価値を生み出していくかを常に考えていないといけないのです。

受験期の間に社会でも役立つアプローチ方法を知ることができるため、受験勉強以外の分野でも同様にして、成果を出しやすくなるのではないでしょうか。
受験勉強を通じて、価値を生み出せる人材になる、これから先の世の中に必要な存在になっていくことができます。

このようにして、慶早進学塾では自分で考えて実行できるだけの土台を作る、地頭を育てる部分を大事にしながら指導を行っています。

そして慶早進学塾では地頭を育てる指導ともう一つ、生徒のメンタル面、内面の問題を克服するための指導である「心理学的合格法」を行っています。

あわせて以下の内容もご確認ください。

慶早進学塾では毎年数多くの難関大合格者が生まれます。
そして合格者は皆自分の将来の夢や目標に向かって羽ばたきます。
確かに受験で結果を残すことは大事です。
しかしそれと同時にその先にあなたが何をやっていくのかも重要です。
私たちと一緒に勉強しながら、成績を上げませんか?
そしてあなたの夢を一緒に叶えていきませんか?

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