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関関同立併願のための立命館大学共通テスト利用入試完全攻略ガイド|学部別配点表と合格戦略

2025年06月09日 | 関関同立

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立命館大学は関西の私立大学の中でも特に共通テスト利用入試の制度が充実している大学である。関関同立の一角を占める立命館大学では、共通テスト利用入試と共通テスト併用入試の2つの方式で、受験生に多様な入学機会を提供している。特に英検準1級取得者には外国語が満点換算されるという大きなメリットがあり、戦略的な受験が可能な大学として注目されている。

立命館大学の共通テスト利用入試は、7科目型から3教科型まで幅広い受験パターンが用意されており、受験生の得意科目や学習状況に応じて最適な入試方式を選択できる。また、2025年度入試では新たに「情報活用型」という入試方式も導入され、情報科目を活用した受験も可能となっている。

本記事では、立命館大学を志望する高校生・既卒生に向けて、共通テスト利用入試および共通テスト併用入試の詳細な攻略法を解説する。特に共通テスト国語の採点対象範囲による戦略的優位性と、各学部の配点・ボーダーラインを詳細に分析し、合格に必要な情報を提供する。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

慶早進学塾でも立命館の共通テスト利用はかなり活用しますね。そのエッセンスをこの記事で確認していきましょう!

立命館大学の基本情報と入試制度概要

大学概要とキャンパス構成における注意点

立命館大学は1900年に創立された歴史ある私立大学で、現在では15学部を擁する総合大学として発展している。京都の衣笠キャンパス、滋賀のびわこ・くさつキャンパス(BKC)、大阪のOICキャンパスの3つの主要キャンパスで教育・研究活動を展開している。

BKCキャンパス通学に関する重要な注意事項

立命館大学の共通テスト利用入試を検討する際に、特に関西在住で実家からの通学を予定している受験生が注意すべき点がある。びわこ・くさつキャンパス(BKC)は滋賀県草津市に位置しており、経済学部、理工学部、生命科学部、薬学部、スポーツ健康科学部、食マネジメント学部の6学部が設置されている。

京都市内や大阪市内からBKCキャンパスへの通学は、最寄り駅のJR南草津駅からさらにバスで約20分を要するため、実際の通学時間は想像以上に長くなる可能性がある。特に朝夕の通勤ラッシュ時間帯では、さらに時間がかかることが予想される。

共通テスト利用入試では出願時に学部を決定する必要があるため、合格後に「通学が困難だった」と判明しても変更は不可能である。大阪や京都の中心部から毎日BKCキャンパスに通学することを考えている受験生は、事前に実際の交通手段と所要時間を十分に調査し、4年間継続可能かどうかを慎重に検討する必要がある。一人暮らしを前提とするか、通学時間を受け入れられるかを事前に家族と相談しておくことが重要である。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

特に注意すべきは経済学部ですね。経済学部は主要学部ですが、この主要学部が京都のキャンパスに存在しないということを絶対に先に知っておかないといけません。

2025年度共通テスト利用入試の特徴

立命館大学の共通テスト利用入試は、大学独自の試験を課さず、共通テストの成績のみで合否を判定する入試方式である。2月選考と3月選考(後期型)の2回の選考機会があり、受験生は複数回のチャレンジが可能となっている。

共通テスト併用入試は、共通テストの成績と大学独自の試験の成績を組み合わせて合否を判定する方式で、共通テストでカバーしきれない部分を独自試験で補うことができる。これにより、共通テストで思うような結果が出なかった受験生にも逆転合格の可能性が開かれている。

共通テスト国語の採点対象範囲による戦略的優位性

国語採点対象範囲の重要性

立命館大学の共通テスト利用入試・併用入試において、最も戦略的に重要なのが共通テスト国語の採点対象範囲である。この範囲は学部・入試方式によって異なり、受験生にとって大きなアドバンテージとなる可能性がある。

共通テストの国語は90分で大問5題(大問1:現代文(論理的文章)、大問2:現代文(文学的文章)、大問3:古文、大問4:漢文、大問5:古文または漢文の選択)を解く構成となっている。しかし、立命館大学では学部・方式によって採点対象となる範囲が限定されており、この違いを理解することで効率的な受験戦略を立てることができる。

採点対象範囲別の戦略的効果

①近代以降の文章のみ(大問1・2のみ採点) この場合、共通テスト国語90分の試験時間で大問1と大問2、大問3のみを解答すれば良い。古文・漢文は採点対象外のため、解答する必要がない。同じ90分という時間で解く問題数が大幅に減るため、現代文に十分な時間をかけることができ、正答率の大幅な向上が期待できる。

通常であれば現代文3題に50分程度しかかけられないが、この方式では90分をフルに現代文に使えるため、じっくりと文章を読み込み、設問を丁寧に検討することが可能となる。これは現代文が得意な受験生にとって非常に大きなアドバンテージである。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

私立文系第一志望の人は国公立を考えなくていいので、共通テストを現代文だけで受験するということが可能なんですね。だから立命館を共通テスト利用で出すのは非常にメリットが大きいです。

②近代以降の文章と古文(大問1・2・3のみ採点) この場合、大問1~3を解答し、漢文(大問4・5)は採点対象外となる。現代文2題と古文1題に90分を使えるため、各大問に30分ずつ配分できる。特に古文は通常20分程度しかかけられないが、30分あれば文脈の把握や文法の確認に十分な時間をかけることができる。

ただし立命館大学は2025年時点で②の型は存在していない。

③近代以降の文章と古文、漢文(全範囲採点) 通常の共通テスト国語と同じ範囲で、大問1~5すべてが採点対象となる。時間配分は通常通りとなるため、特別なアドバンテージはないが、古文・漢文の学習も必要となる。

④国語が不要な学部 一部の理系学部では国語が必須ではなく、選択科目になっている。この場合、国語の学習時間を他の科目に充てることができるため、理系科目に集中した対策が可能となる。

学部別共通テスト利用入試配点・ボーダー表

各学部の配点やその学部の国語が現代文だけなのか、現代文古文漢文全て必要なのかを示してある。

また太字にしている学部、方式は国語が必須ではなく、選択になっているということを把握した上で表の確認をしていただきたい。

①近代以降の文章のみが採点対象の学部

学部学科方式配点国語範囲予想ボーダー英語満点換算
法学部法学科7科目型900点近代以降のみ78%
法学部法学科5教科型700点近代以降のみ80%
法学部法学科3教科型600点近代以降のみ83%
産業社会学部現代社会学科7科目型900点近代以降のみ78%
産業社会学部現代社会学科5教科型700点近代以降のみ79%
産業社会学部現代社会学科3教科型500点近代以降のみ82%
国際関係学部国際関係学科5教科型700点近代以降のみ88%
国際関係学部国際関係学科3教科型600点近代以降のみ91%
経営学部経営学科7科目型900点近代以降のみ82%
経営学部経営学科5教科型700点近代以降のみ84%
経営学部経営学科3教科型600点近代以降のみ85%
経済学部経済学科7科目型900点近代以降のみ73%
経済学部経済学科5教科型700点近代以降のみ78%
経済学部経済学科3教科型600点近代以降のみ81%
政策科学部政策科学科7科目型900点近代以降のみ79%
政策科学部政策科学科5教科型700点近代以降のみ83%
政策科学部政策科学科3教科型600点近代以降のみ84%
総合心理学部総合心理学科7科目型900点近代以降のみ83%
総合心理学部総合心理学科5教科型700点近代以降のみ86%
総合心理学部総合心理学科3教科型600点近代以降のみ87%
映像学部映像学科7科目型800点近代以降のみ80%
映像学部映像学科5教科型600点近代以降のみ80%
映像学部映像学科3教科型600点近代以降のみ85%
食マネジメント学部食マネジメント学科7科目型900点近代以降のみ72%
食マネジメント学部食マネジメント学科5教科型700点近代以降のみ79%
食マネジメント学部食マネジメント学科3教科型600点近代以降のみ80%
スポーツ健康科学部スポーツ健康科学科7科目型900点近代以降のみ76%
スポーツ健康科学部スポーツ健康科学科5教科型700点近代以降のみ79%
スポーツ健康科学部スポーツ健康科学科3教科型600点近代以降のみ81%
理工学部電気電子工学科7科目型800点近代以降のみ74%
理工学部電気電子工学科5教科型700点近代以降のみ77%
理工学部電気電子工学科3教科型500点近代以降のみ76%
情報理工学部情報理工学科7科目型900点近代以降のみ83%
情報理工学部情報理工学科5教科型800点近代以降のみ80%
情報理工学部情報理工学科3教科型600点国語なし86%
生命科学部生物工学科7科目型900点近代以降のみ79%
生命科学部生命情報学科5教科型800点近代以降のみ77%
生命科学部生命医科学科3教科型500点近代以降のみ80%
薬学部薬学科7科目型900点近代以降のみ80%
薬学部創薬科学科3教科型500点近代以降のみ82%

②近代以降の文章と古文、漢文が採点対象の学部(共通テスト利用入試)

学部学科方式配点国語範囲予想ボーダー英語満点換算
文学部人間研究7科目型900点現古漢83%
文学部人間研究5教科型700点現古漢84%
文学部人間研究3教科型600点現古漢87%
国際関係学部国際関係学科7科目型900点現古漢84%

※上記の表に関して、学科が複数ある学部は1学部のみ表示。

※ボーダーは25年度入試の情報を参考に作成。年度によって前後するため最新の情報を確認すること。

英検準1級による外国語満点換算制度

立命館の共通テスト利用はこれだけではない。英検準一級を取得している人は大幅な恩恵がある。その内容も確認していこう。

英語外部試験利用の概要

立命館大学の共通テスト利用入試では、英検準1級以上を取得している受験生に対して、共通テストの外国語科目を満点に換算する特別措置が設けられている。これは立命館大学の大きな特徴の一つであり、英語が得意な受験生にとって非常に有利な制度である。

英検準1級に合格している場合、共通テストの英語(リーディング・リスニング)の得点に関係なく、自動的に満点として扱われる。この制度により、英語で高得点を確保した状態で他の科目に集中できるため、総合得点の向上が期待できる。

対象となる英語資格と条件

立命館大学で外国語満点換算の対象となるのは以下の英語資格である。

  • 実用英語技能検定(英検)準1級以上
  • TOEIC L&R 760点以上 かつ S&W 310点以上
  • TOEFL iBT 72点以上
  • IELTS 6.0以上
  • TEAP 334点以上
  • TEAP CBT 600点以上
  • GTEC 1190点以上

これらの資格は有効期限が設定されており、出願時点で2年以内に取得した資格である必要がある。また、4技能すべてを測定する試験であることが条件となっている。

満点換算のメリットと戦略的活用法

英検準1級による満点換算の最大のメリットは、英語の得点が安定することである。共通テストの英語は年度による難易度の変動があり、本番での体調や問題との相性によって得点が左右される可能性がある。しかし、英検準1級を取得していれば、これらのリスクを完全に回避できる。

戦略的な活用法として、高校2年生の段階で英検準1級取得を目指し、高校3年生では他の科目に学習時間を集中させるアプローチが効果的である。特に理系学部を志望する場合、数学と理科の学習に多くの時間を割くことができるため、大幅な得点向上が期待できる。

また、複数の入試方式を併願する際にも、英検準1級による満点換算は大きなアドバンテージとなる。3教科型、5教科型、7科目型のいずれの方式でも英語は満点として扱われるため、得意科目の組み合わせで最も有利な方式を選択することができる。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

関関同立第一志望レベルですと英検準一級合格は非常にハードルが高いですが、上位志望は英検準一級もっておきたいので、立命館との併願の相性が非常に高いわけです。

また英検準一級を取得している人は立教大学の受験もおすすめです。こちらの記事もセットで確認してください!

入試方式別攻略戦略

7科目型の特徴と対策

7科目型は立命館大学の共通テスト利用入試の中で最も科目数が多い方式で、900点満点(一部学部800点)で実施される。文系学部では国語、外国語、数学、地歴、公民、理科の6教科7科目、理系学部では国語、外国語、数学、理科、地歴・公民から5教科7科目の受験が必要である。

7科目型の最大のメリットは、多くの科目で受験するため得点の安定性が高いことである。一部の科目で失敗しても他の科目でカバーできる可能性があり、総合力を重視する受験生に適している。また、国公立大学との併願がしやすく、共通テストの勉強をそのまま活用できる点も大きな利点である。

英検準1級を取得している場合、外国語が満点換算されるため、他の6科目での勝負となる。特に配点の高い科目(国語、数学)で確実な得点を取りつつ、理科・社会科目でも一定レベル以上の得点を維持する必要がある。

5教科型の戦略

5教科型は7科目型と3教科型の中間に位置する入試方式で、700点満点で実施される。文系学部では国語、外国語、数学、地歴・公民、理科から5科目、理系学部では国語、外国語、数学、理科2科目の組み合わせとなる。

5教科型は科目数が適度に絞られているため、集中的な対策が可能である。7科目型ほど負担は重くないが、3教科型よりも総合的な学力が求められる。特に理系学部では理科2科目が必要となるため、物理・化学、化学・生物などの組み合わせを早期に決定し、計画的な学習を進める必要がある。

この方式では、主要3科目(国語、数学、外国語)で高得点を取ることが合格の鍵となる。英検準1級による満点換算がある場合、残りの4科目での得点向上に集中できる。

3教科型の効率的活用法

3教科型は最も科目数が少ない入試方式で、500点から600点満点で実施される。主に国語、外国語、選択科目(数学または地歴・公民・理科)の3科目で受験する形式である。

3教科型の最大のメリットは、少ない科目に学習を集中できることである。得意科目を活かした受験が可能で、短期間での得点向上も期待できる。特に英検準1級を取得している受験生にとっては、実質的に2科目での勝負となるため、非常に有利な入試方式である。

効果的な戦略として、自分の最も得意な科目を選択科目として選ぶことが重要である。数学が得意な理系志望者は数学を、社会科目が得意な文系志望者は地歴・公民を選択することで、高得点が期待できる。

またもう一点補足すべき点がある。

立命館大学の共通テスト利用の3教科や4教科方式は国語や選択科目が110点や100点ではなく、200点であることが多い。とりわけ国語は近代以降の文章の110点を200点に拡張するということだ。

そのため現代文の成功と失敗がそのまま合否に直結しやすいと言える。そういう点でもこの方式を考える人は極力共通テスト利用は国語全部だけではなく、現代文だけで受験したいし、また事前の対策でも共通テストやセンター試験の過去問演習は十分な量を重ねておきたい。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

逆にいうと現代文が苦手な人は少し難しくなるかもしれません。ただ当日時間にかなり余裕があるようになるので、コツさえ掴めば8割程度確保することは難しくないですよ。

また選択科目、特に社会を選択する人は9割以上得点できるように隅々まで仕上げておこう。得点が倍になる選択科目で高得点を確保できればそれだけアドバンテージを得られるようになるため、一気に合格に近づくことは間違いない。

共通テスト併用入試の活用法

共通テスト併用入試は、共通テストの成績と大学独自試験の成績を組み合わせて合否を判定する方式である。共通テストで思うような結果が出なかった場合でも、独自試験で挽回する可能性自体はあるが、その場合は一般入試を受ける方が賢明だ。

立命館大学共通テスト併用は共通テスト利用とは異なり、共通テスト後に出願することが可能となっている点が大きな特徴だと言える。つまり実際に自分の共通テストの得点を確認することができるということだ。

そう考えると、やはり共通テスト併用を活用する場合は共通テスト部分でアドバンテージを取れた場合に出願するのがいいだろう。

また立命館の共通テスト併用は学部によって、共通テスト部分が1科目の場合もあれば2科目の場合もあり、画一的ではない。そのためこちらは最新の要項を確認するようにしてもらいたい。

情報活用型(2025年度新設)

2025年度入試から新たに導入された情報活用型は、共通テストの情報科目を活用した入試方式である。産業社会学部、経営学部、映像学部、情報理工学部、理工学部、生命科学部、食マネジメント学部の7学部で実施される。

この方式では、共通テストの情報科目100点と個別試験が1科目から2科目受験して、合否が判定される。情報科目に自信のある受験生や、将来情報分野での活躍を目指す受験生に適した入試方式である。

注目すべきは、大学独自試験で国語がある場合には、「近代以降の文章のみ」となることである。共通テストの情報科目と組み合わせることで、非常に効率的な受験が可能となる。特に古文漢文が苦手な受験生にはもってこいの方式と言えるだろう。

立命館共通テスト利用・併用のよくある質問と対策

Q1: 共通テスト利用入試と併用入試はどちらが有利ですか?

A1: 基本的には共通テスト利用の方が有利というか、使いやすい人が多いだろう。

その根拠は主に二つだ。

国語が現代文のみという圧倒的なアドバンテージ

立命館大学の共通テスト利用方式では、国語が「現代文のみ」で受験できるという他大学にはない大きな特徴がある。多くの国公立大学や私立大学では古典(古文・漢文)も含めた国語全範囲が必要だが、立命館では現代文だけで済むため、古典が苦手な受験生にとって非常に有利である。

この制度により、古典の学習時間を他科目に振り分けることができ、効率的な受験戦略を立てることが可能になる。特に理系志望者で古典に時間をかけたくない受験生や、文系でも古典が極端に苦手な受験生にとっては、この1点だけでも立命館の共通テスト利用を選ぶ価値がある。また当日の国語に現代文だけ時間を掛ければ良いという点が何よりも大きい。

英検準1級取得者は問答無用で出願すべき

英検準1級以上を取得している受験生は、迷わず立命館の共通テスト利用に出願すべきである。立命館では英語資格試験の優遇制度があり、英検準1級取得者は共通テストの英語で満点扱いとなる場合がある。

これにより、共通テストで英語が思うような点数を取れなかった場合でも、英検の資格で補完できるため、合格の可能性が大幅に向上する。英検準1級は大学入試において非常に価値の高い資格であり、立命館のような優遇制度を活用しない手はない。

逆に共通テスト併用の方が有利な人は指定の科目で9割以上取れる人だ。特定の科目だけ特に得意という人も中にはいることだろう。そういう人は共通テスト併用を考えればいいのではないだろうか。

Q2: 英検準1級は必ず取得すべきですか?

A2: 立命館大学の共通テスト利用入試では、英検準1級による満点換算は非常に大きなメリットがある。外国語の得点が安定し、他科目に学習時間を集中できるため、可能な限り取得することを強く推奨する。

ただし、英検準1級の取得には相当な学習時間が必要である。高校3年生の冬に取得では出願に間に合わないため、遅くとも高校3年生の秋までには取得しておきたい。取得が困難な場合は、共通テストの英語で安定して8割以上を取れるよう対策を進めるといいだろう。

Q3: BKCキャンパスへの通学で注意すべき点は?

A3: びわこ・くさつキャンパス(BKC)は滋賀県草津市に位置しており、京都市内や大阪市内からの通学には相当な時間がかかる。JR南草津駅からさらにバスで約20分を要するため、実家からの通学を予定している場合は、実際の所要時間を事前に調査することが重要である。

特に朝夕のラッシュ時間帯や悪天候時には、さらに時間がかかる可能性がある。4年間継続して通学可能かどうかを慎重に検討し、必要に応じて一人暮らしも視野に入れておくべきである。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

しつこいようですが、経済学部はBKCキャンパスになります。特に注意してください。

Q4: 国語の採点範囲が異なることによるメリットをどう活用すべきですか?

A4: 最も重要なのは、「近代以降の文章のみ」が採点対象となる併用入試や情報活用型入試の戦略的活用である。この場合、共通テスト国語90分を現代文3題にフルに使えるため、1問にかなり時間を使うことができる。

現代文が得意な受験生は、この制度を最大限に活用することで国語で9割以上の高得点を狙うことが可能である。

逆に古文・漢文が得意で現代文が苦手な受験生は、共通テスト利用入試(全範囲対象)の方や他の大学への出願の方が有利になる可能性がある。自分の得意分野に応じて入試方式を選択することが重要である。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

現実には立命館の共通テスト利用を出願するから、漢文はともかく古文は勉強しなくてもいいということにはなりません。2月からの一般では基本的に古文は使いますので、あくまでも現代文のみというのは共通テスト利用の場合のみと考えてください。

Q5: 複数方式での併願戦略はどうすべきですか?

A5: 立命館大学では同一学部でも複数の入試方式で出願が可能であり、また2月選考と3月選考で複数回のチャンスがある。効果的な併願戦略として、以下のアプローチを推奨する。

英検準1級取得者は、できるだけ多くの方式で出願することで合格可能性を最大化できる。特に3教科型や情報活用型など、科目数が少ない方式では高い合格可能性が期待できる。

国語の採点範囲による有利不利を考慮し、現代文が得意な場合は併用入試を積極的に活用する。古文・漢文が得意な場合は共通テスト利用入試を中心とした出願戦略が効果的である。

ただし、出願料もかかるため、過去の合格最低点を参考に現実的な範囲での併願を心がける。BKCキャンパスの学部を志望する場合は、通学面の検討も含めて慎重に判断することが重要である。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

私立第一志望の人はあまり悩まないですが、特に国公立志望の人は必要科目の型をばらけさせて出願するのがいいですね。当日どの科目が高得点になるかとかは本番受けないとわからないためです。

まとめ

立命館大学の共通テスト利用入試は、戦略的な準備により確実な合格を目指せる入試制度である。特に英検準1級による外国語満点換算制度と、国語の採点範囲による時間的優位性を最大限に活用することが合格への鍵となる。

最重要ポイントの確認

立命館大学の共通テスト利用入試で合格を確実にするための最重要ポイントは以下の通りである。

まず、英検準1級の早期取得により外国語を満点換算し、他科目に学習時間を集中させることが最も効果的な戦略である。次に、共通テスト併用入試や情報活用型入試における国語の採点範囲(近代以降の文章のみ)を戦略的に活用し、現代文で高得点を狙うことが重要である。

BKCキャンパスの学部を志望する場合は、事前に通学面の検討を十分に行い、4年間継続可能な通学プランを立てておく必要がある。関西在住で実家からの通学を予定している受験生は、実際の所要時間と交通費を事前に調査しておくことが重要である。

効果的な入試方式の選択

自分の得意科目と学習状況に応じて、最も有利な入試方式を選択することが合格への近道となる。共通テスト利用も3教科から7教科まで存在し、共通テスト併用も存在するため、自分がどこに向いているのか冷静に見極めよう。

英検準1級取得者は、複数の入試方式で併願することにより合格可能性を最大化できる。特に3教科型や情報活用型など、科目数が少ない方式では実質的に1~2科目での勝負となるため、集中的な対策により高い合格可能性が期待できる。

立命館大学の共通テスト利用入試は、適切な戦略と準備により確実な合格を目指せる制度である。英検準1級の取得と国語採点範囲の戦略的活用を中心とした計画的な準備により、憧れの立命館大学での学びを現実のものとすることができる。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

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