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タイプ別!最強演習法三選

2016年07月05日 | 勉強法基礎

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勉強には予習、演習、復習、暗記など様々なフェーズが存在する。

様々な教師、学生がそれぞれの勉強法にこだわりを持っているが、演習法にこだわっている人というのはあまり見かけない。

確かに、復習や暗記とは異なり、演習というフェーズには落とし穴が少なく、演習が原因で成績が全く伸びない生徒はあまり見かけない。

演習法が間違っていても高校1、2年生であれば差し迫った問題はないだろう。

だが、正しい演習が出来ていない受験生は危険信号だ。

そもそも演習とは本番の予行練習であり、受験後期〜直前期にかけて最も大きな要となる勉強だ。

予習復習、暗記などが自分の大体の成績を決めるものであるのに対して、演習は最後の一割を伸ばす勉強である。

つまり、正しい演習が出来ていない受験生は直前期本番にどうしても伸び悩んでしまうのだ。

大学受験における一割という成績は何よりも重い。名古屋大が東京大に、MARCHが慶早になってしまう。

直前期に最後の一伸びがこない苦しみはとてつもなく大きい。

あと一歩のところで第一志望を逃すことのないよう、この記事を読んで早い段階から正しい演習法を身につけ、第一志望を掴み取ろう。

文法、歴史型

文法や歴史などの短い知識の演習法のコツは一つだ。

それは、とにかく早く、大雑把に大量に繰り返すことである。

これらは演習を行う際に極力考えてはいけない。

確かに、日本史や英熟語は頭を使って考えることによって答えが出てくる場合もある。

しかし、これらの知識を考えて思い出すということは試験本番における最終手段であり、演習の段階でいちいち考えて答えを出すということはあまり望ましくない。

受験生として、これらの知識問題では問題が出てきた瞬間に答えが出るという形が当然であり、この段階になるまで演習を続けよう。

数学、長文型

数学や、英語などの解くというプロセスに時間がかかる分野の演習は、文法、歴史型の演習とは異なるイメージを持って臨もう。

これらは先ほどとは逆に、とにかく頭と時間を使って精一杯演習に臨もう。

ここで頭を悩ませば悩ますほど、その後の復習の効果がぐんぐん上がっていく。

どれだけ考えても出てこなかった数学の解法や英文の訳の解答を見た時の「こんなの思いつかないよ!ああしまった、確かにこうすればできるわ、、」 といった感覚を大事にしてもらいたい。

考えようとせずに早々に諦めてしまっては、解答を見たところで「あっ、そうなんだ。」以外の感情が湧いてこないだろう。

イメージとしては、とにかくここで頭を使って、復習を実りあるものにしようという意識を持って演習をしよう。

この意識の有無が後の復習の効率を大きく左右するのだ。

本番型

今回の記事の目玉である本番型は、赤本やセンターパック、模試の過去問などの試験である。

この本番型の演習には注意すべき二つのポイントが存在する。

順を追って説明していこう。

1.時間内で最大の得点を取るよう心がける

本番型の演習を行う目的は自分の現在の実力を把握すること、演習を積むことによって試験内でのテクニックを磨くこと、分からない箇所を見つけて復習に繋げること の三つである。

そのため、本番型の演習では必ず本番だと思って演習を行おう。

具体的には、時間内で最大の得点を取るよう心がけることだ。

分からない問題は飛ばす第1問から解くのでなく解けそうな問題から解くなどして一点でも多くの点をとるようにしよう。

これらの解けそうな問題を嗅ぎ分ける嗅覚は本番において非常に重要であるが、多くの受験生はこれの習得が出来ていない。

ここで受験生にありがちなのは、「そんなことは後ですぐ身につけれるだろう」という考え方だ。これはとてもまずい。

この感覚は一朝一夕で身につくものではないので、常に意識して演習するように心がけよう。

本番力とは決してメンタル面だけの問題ではない。こういった学力面以外の様々なテクニックなどが全て合わさったものが本番力なのだ。

また演習中はしっかりと時間を測り、絶対に中断してほかごとをしたりしないようにしよう。

いくら時間を止めて再開したとしても、中断する前までの思考や精神状態は戻ってこない。

何度も中断を入れる本番演習に価値は無い。

2.直前期のみにやろうとしない

まだ参考書が全て終わっていないから、どうせ合格点が取れなくて自信を失うから、、などと言って本番演習を行わない受験生が多くいる。

申し訳ないが、こんな姿勢ではとても志望校には合格しないだろう。

上記にもあるが、本番演習をする目的は自分の現在の実力を把握することであって合格点を取って自信をつけることではない。

ほぼ全ての受験生が、試験前日であってもまだやりたい勉強があるはずだ

参考書が全部終わっていないからというのは理由にならない

受験というのはマラソンのようなものだ。

各々がそれぞれに目標を建て、それに向かって毎日走り続けるのである。

そんな中で、本番演習をしないということはゴールを見ずに走りつづけているようなものである。

もちろん、直前期でなければ演習よりも他の勉強のほうが重要であるから、そこまで多くの時間を割く必要はないし、直近の過去問は直前期に

残しておくのもいいだろう。

しかし、受験生であれば少なくとも月に一度は本番のつもりで演習を行い、自分と志望校の距離を見極めてほしい。

まとめ

いかがだったであろうか?

見落とされがちだが、演習法というのもまた重要な勉強法の一つである。

今回の記事を読んで、演習の重要性と受験勉強における立ち位置を理解して頂けたなら幸いである。

正しい演習を積み、本番力 のある受験生になってもらいたい。

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