センター英語高得点の鍵は英文法!勉強法を徹底解説!

英語は受験科目の中で最も大切な教科と言われているのは知っているだろうか。 なぜなら文系・理系問わず、ほぼ必ずといってよいほど英語は受験科目に含まれているからだ。 英語が得意な人、苦手な人それぞれいると思う。 しかしほぼすべての受験生が最初の方に受けることになる入試の英語、それがセンター英語である。 センター英語は国公立二次試験や私立大学の英語と比べるとよく簡単だと言われる。 マークシートを用いた試験であり、例年大問が6つに分かれている。

  • 大問1:アクセント・発音問題
  • 大問2:文法問題・整序英作文・対話文中の英文完成
  • 大問3:対話文中の空所補充・不要な文の選択・意見内容の要約
  • 大問4:図表を用いた説明文読解・説明文書などの読み取り
  • 大問5:物語文の読解
  • 大問6:説明的文書の読解

となっている。 毎年、大きな変化はなく、このような形式で出題されている。 このうち、大問1、大問2は、英語が得意な人であってもしっかり対策していないと、細かいところで点数を落としてしまいがちである。 また、ここが全くできない人は、長文でも点数を取ることが難しくなってくる。 今回は大問1、大問2の中で点を落とす人が多い、『文法・語法』について説明する。 英語が得意な人も、苦手な人も『文法・語法』は学習した分だけできるようになるものなので、学習を怠らずに取り組んでいってほしい。 この記事では『文法・語法』の学習の仕方について詳しく紹介していくので是非参考にしてほしい。

英文法の学習法

英文法を学習するといっても英文法の学習には2種類存在する。 「英文読解のための英文法」と「文法問題のための英文法」である。 この2つの区別をしっかり理解して、現在の自分の英文法力にあった学習を行っていってほしい。

まずは「英文読解のための英文法」を学ぶ

英文法を学習するといっても受験生の多くはどのような勉強をしているだろうか。 なかなか英文法の実力が付かない受験生の特徴として、「英文法について詳しく理解していないまま、いきなり文法問題集を解く」、「そもそも中学2年生~高校1年生で習う英文法を理解していない」、「文法用語を覚えていない」などがあげられる。 これらの特徴があると危険信号だ。 「単語と文法をまず固めよう」と思って、単語帳と文法問題集を何回も繰り返し、答えを覚えるまで学習するという勉強法はよくない。 英文法の基礎を理解していない時点で、ただ答えを覚える作業となってしまい、違う問題が出題されたときに分からなくなってしまう。 しかし、いまだにこのような勉強法を提示する本・教師もいる。 英語が苦手な人はこのような方法ではまずうまくいかない。 後述するが文法問題を解くにあたって、「構造把握」、「和訳」が重要になってくる。 しかし基本的な「読解英文法」が出来ないと構造把握和訳すらまともに出来ない。 この状態で勉強しても意味はほとんどない。 したがって、英文法の勉強では「読解に必要な英文法」の習得に集中しよう。 英文の構造把握、和訳をしっかりできるようにしていこう。 よって、英文法を学習するにあたって、読解英文法を習得し、長文読解力を身につけてから、英文法問題集に取り組むのが、最も力が伸びる勉強法である。 長文問題対策がひと段落してから取り組むくらいでちょうど良いのだ。

読解英文法について

読解英文法は、長文読解力に直結する、基礎的な英文法のことである。 つまり、読解英文法とは、中学~高1・高2までで習う基本的な英文法のことだ。 具体的には以下の事項が重要だ。 5文型、準動詞(不定詞・動名詞・分詞)、接続詞(名詞節・副詞節)、関係詞 これらの英文法が読解には重要だ。 これらは英文の構文把握に直結する大事なものだ。 あなたはこれらをしっかり理解しているだろうか。 また、これらの文法事項、例文を見てそれぞれ自分で解説できるだろうか。 「目的語Oはどの品詞がなるか? 補語Cは?」 「不定詞とは? どの品詞になれるか?」 「動名詞とは? どの品詞になれるか?」 「分詞とは? どの品詞になれるか? 分詞構文とは?」 「関係詞の先行詞、主格、目的格、前置詞+関係詞を説明できるか?」 これらの事項は最低限「完璧に」説明できないとダメだ。 これができるようになるには、学校の授業をしっかり聞いたり、教科書・文法書を読み込むことが必要になる。 なるべく早い段階でこれらのことができるようになるのが望ましい。

文法用語をしっかり覚えること

学校の授業を聞いたり、教科書・文法書を読むにあたって、大切になってくることが文法用語を覚えておくことである。 文法用語を覚えておくことで、学校の授業や教科書・文法書の理解度が進むだけではなく、後々、文法問題集を解くときに、パターンに当てはめて解くことができるようになる。 分かりづらいと思うので例を挙げると、このような感じだ。

2014年度センター試験英語 第2問A 次の問いの(  )に入れるのに最も適当なものを、それぞれ下の①~④のうちから一つ選べ。 問1.When I looked out of the window last night, I saw a cat (  ) into my neighbor’s yard. ① is sneaked ② sneaking ③ sneaks ④ to sneak

文法用語を理解している人はこのように解くことができる。 「I saw a cat~の部分がSVOの文型になっているし、sawが知覚動詞となっているので、()の中に動詞が入ることはない。ということは①と③はあり得ない。また、sawにSVOOの文型はないので不定詞はあり得ない。よって答えは➁の動名詞である。」 と考えることができる。 しっかり文法用語を使って考えているので、理解が容易になる。 このように問題が解けるようになるにあたって、「句と節の違い」、「名詞・動詞・形容詞・副詞の働き」、「形容詞と副詞の違い」、「完全な文と不完全な文の違い」、「意味上の主語とは」、「等位接続詞と従属接続詞とは」など完璧に説明できるようにしておくことが重要である。 英文法の学習法として最初の段階で大切なことは、基礎的な英文法を理解するということだ。 これが理解できていれば、英文の構文把握もできるようになるし、和訳もできるようになる。 したがって英語長文も読むことができるようになるのだ。 しっかり学校の授業を聞き、教科書や文法書を読み込み、理解していくことが大切になってくる。

文法問題の解き方・考え方の基本

上記のような学習を行い、ある程度基本となる英文法は理解できるようになったと思ったら、いよいよ文法問題集などに取り組んでいこう。 結果的には文法問題は繰り返し解いて、パターンを覚えて、いろいろな問題に応用していくことが基本となっていく。 ここからは文法問題を解くにあたって、大切となる解き方・考え方について説明していく。 要するに、自分の学習したことをどのように使っていくかということだ。 是非参考にしてほしい。

文法問題の解き方

まずはこの問題を考えてみてほしい。

2011年度 学習院大学法学部 Ⅳ (1) Mr. Davis wrote a letter of ( ) to the company about the washing machine he bought from them. (イ)complaint (ロ)conference (ハ)consequence (ニ)contribution

まずは構造把握と正確な和訳が大切である。 構文把握はこのようになっている。 Mr. Davis wrote a letter of ( ) (to the company) (about the washing machine [he bought from them].) 和訳はこんな感じだ。 「デーヴィスさんは、その会社から買った洗濯機について、その会社宛に○○の手紙を書いた。」 companyは集合名詞で複数扱いになるから、themはcompanyのこと。 ここまで正確な和訳を作れば、文脈的にどの単語が入るかわかるはずであろう。 ロとハは意味的に明らかに違う。 なんとなく訳しただけでは、toにつられてcontributionを選んでしまいそうだが、正解はcomplaintだ。 正確な和訳・文脈に即して解かなければまんまと引っかかってしまう問題である。 これは単語力も必要な問題だが、構文把握と和訳によって簡単に解くことができる。 次は整序問題について考えてみてほしい。 整序問題を苦手とする受験生は多い。 熟語・構文を強化していくことも大切である。 熟語構文を知らないと、絶対に正解を導き出せない問題も多い。 しっかりと覚えていこう。

2014年度センター試験英語 第2問C 整序問題 次の問い(問1~3)において、それぞれ下の①~⑤の語を並びかえて空所を補い、最も適当な文を完成させよ。解答は21~26に入れる物の番号のみを答えよ。 問1 Dan: How did you health check go? Mike: Not bad, but the doctor 21 22 ①advised ②exercise ③get ④me ⑤regular ⑥to

まずは構造把握と和訳をするのが基本である。 しかし、詳しくやりすぎるとセンター試験などでは時間が足りなくなってしまうので、自分が理解できる程度でよい。 「ダン:健康診断はどうだった?」という質問に対して、マイクは「悪くなかったよ、でも医者が・・・」という文脈である。 「悪くなかった、でも…」と続く先には、「健康には注意した方がいい」というような発言が続く気がする。 butという接続詞に注意して、後ろの文のニュアンスをここでキャッチできるとよい。 ある程度、答えを予想して考えていくことが重要である。 ここでは、まずthe doctorがSだと考えて問題ないだろう。 もう一つ気を付けてほしいのは、ダンの発言は時制が過去ということだ。 the doctorがSだと考えれば、続く最初の語はVだと考えてよい。 次に各選択肢がどのような役割で使われそうか考える。 regularは形容詞だから、名詞とセットであろう。 この中でつながるのはregular exerciseしかない。 よって「regular exercise」の句を作る。 exerciseは動詞としても使われるが、ここでその線は消える。 形容詞がCの可能性もあるので、ここで即断しなくてもよい。 toは前置詞のtoか、不定詞のtoかここだけでは判別しづらい。 ①advisedは動詞だ。 過去形か過去分詞である。 これが述語動詞と即断していいだろう。 なぜなら、質問の時制が過去なのだから、応答文の時制も過去にするのが基本だからだ。 これは中学英語の知識で考えることができる。 the doctor advised advisedは他動詞だから、後ろは目的語O(名詞)が来ることになる。 ここで選択肢をチェックすると、②exerciseか④meが入ることになる。ただし②はさっきの吟味で消した。 ここで、advisedがどのような文型を取るか気づいた人は鋭い。 「S advised O(人) to V」という構文に気付けばこの問題は即答できる。 the doctor advised me to … toは不定詞のtoであると分かる。 後ろは動詞の原形が来る。 to get exercise(運動する)と作れば文意が通る。 さっき組み合わせた「regular exercise」とすれば大丈夫だ。 よって、答えは

the doctor advised me to get regular exercise

となる。 adviseという単語がどのような文型を取るかを聞いている問題だと思われる。 最後に訳して文意が通るか確認しておこう。 「医者は定期的な運動を取れって言ったよ」と和訳でき、文意に合っている。 ここで、advisedの文型がわからなくても問題は一応解ける。 the doctor advised me … まで作った時点で、残った組み合わせは「to , regular exercise, get」だ。 getは動詞だから、ここは「get regular exercise」と作るのが自然だろう。 残ったtoはgetの前につけてto getとすればよい。 このように解くことも可能である。 しかしadvisedの文型知識を持っていると早く解くことができるし、この知識を持っていないと解くことができない問題が出題されることもある。 是非覚えておこう。 文法問題を解くにあたって大切なことは何が問われているかを考えることだ。 問題を出すにあたって、出題者が問いたいポイントが必ずある。 このポイントは何かと考えながら、問題を解くとポイントが見つかった時に、自信をもって解答することができる。 ぜひ、問題を解くときはそのようなことを考えながら解いていってほしい。

オススメな参考書・問題集

文法力をつけるにあたってオススメの参考書・問題集を紹介する。

安河内の〈新〉英語をはじめからていねいに

まずはこの参考書をやって、英文法の基礎を身に着けていくのが良いだろう。 これが完全に理解できたら、英文法の問題集を取り組んでいこう。 『安河内の〈新〉英語をはじめからていねいに』と同じような参考書はたくさん出ている。 自分に合うのを選んで使ってみても良い。 もちろん学校で配布された教科書や文法書を使って、学習を行っていっても良い。

Next Stage

英文法の基礎が固まり、問題演習を行うとなったら『Next Stage』が良いだろう。 この問題集は「文法」、「語法」、「イディオム」「会話表現」、「単語・語彙」、「アクセント・発音」を対策する問題集である。 センター試験の大問1と大問2、両方とも対策することができるのだ。 せっかくなのでセンター試験の大問1、大問2の対策方法も紹介しておく。

センター試験大問1(発音・アクセント)対策

大問1(発音・アクセント)には、センター試験で問われやすい単語は決まっていて、ある程度パターンが存在するのだ。 それをまとめて覚えられるようになっているのが『Next Stage』である。 それなりに量があるので覚えるのは大変だが、一度全部覚えてしまい、あとは模試や問題集で出てきた発音・アクセント問題を自分でまとめてしまえば完璧である。 繰り返し行い、確実に大問1で満点を取ることができるようにしていこう。

センター試験大問2(文法・語法)対策

大問2の対策としてはとにかく繰り返し問題を解くことである。 全ての文法・語法問題を『Next Stage』はカバーしている。 とにかく繰り返し解き、パターンを覚え、どんな問題にも対応できるようにしていこう。 文法・語法問題においては基礎が理解できているなら、とにかく問題を解いていくことが大切になる。 何度も何度も確認し、センター試験前などに知らない問題がない、というくらいのレベルまで持っていけるようにしよう。 慶早進学塾のサイトにはたくさんの英語の参考書や問題集が紹介してある。 是非自分に合った英語の参考書や問題集を見つけてほしい。 慶早進学塾 参考書徹底解説シリーズ また、英文法を鍛えるアプリなどもたくさんある。 英文法のアプリを紹介した記事もあるので、ぜひ見てみてほしい。 余裕のある人や、英文法を楽しんでやりたい人は気に入ったアプリがあれば使ってみてほしい。 息抜きとして、休憩時間や通学の時に使ってみても良いと思う。 

試験での得点を確実に伸ばすために

英文法の基礎をしっかり理解し、問題集を何度も繰り返して、実力をしっかりつけてきた。 あとは試験で自分の実力を出すだけという人はこれをしっかり読んでほしい。 ここでは、英文法をしっかり学習した人たちへ、その努力を得点に結びつける為のコツを4つ紹介する。 最後の仕上げなどにも使えるので是非読んで欲しい。

まずは構文把握と丁寧な和訳

もし、「難しそうだな」や「分からなそうだな」という問題に出会ったら、まずは構文把握をし、丁寧に和訳をしてみよう。 答えを何となく予想することができるかもしれない。 落ち着いて構文把握和訳を行うことが大切だ。 演習中にも、試験中にも共通することだ。 是非、演習中から構文把握と和訳を意識して行い、試験中困ったときに落ち着いて対応できるようにしていってほしい。

説明しながら解けるようにする

これは主に演習中に意識して行うことだ。 ただ答えを覚えて、分かった気にならないようにする効果がある。 また、これを行うことで自分が理解できていない点と理解できている点を区別することができる。 自分の思考回路をアウトプットしているので力が付かないわけがない。 ぜひ実践してほしい。

思考回路の高速化トレーニング

これは時間制限を設けて、問題を解いていくということだ。 1問30秒などと決めて解いていくのが良い。 正しい解答を選ぶ思考回路を体に覚えさせる必要がある。 スラスラ英文を読み、和訳し、シャドウティーチングをすれば可能な時間なはずである。 途中で思考回路が詰まったり、スピードダウンしたりすることは定着不足ということである。 時間内に解けるようになるまで繰り替えし行い、体に覚えさせるのも良いだろう。

音声を聞いてシャドウイング

最後は、英文を音声で聞いて音読できるようにする練習を行っていこう。 シャドウイングには、リスニング、英文読解力、さらには「正しい英文に慣れる」効果がある。 「正しい英文に慣れる」効果によって、「この選択肢は不自然だ」とフィーリングでも問題が解けるようになる。 どうしても答えを選べないときに、「こんな形は見たことないな・この選択肢だと不自然だな」という感覚も重要だ。(おそらくネイティブは日本人のように理論立てて正解を選ばないだろう) 英文を何度も音読して「正しい英文に慣れる」ことも文法問題には重要だ。 英語慣れしている人が、特に英文法の勉強をしなくても問題が解けることも、慣れていることに原因がある。 一度勉強した英文は、文法の知識を丸ごと体に刻み付けるようなイメージで音読練習をすると良い。 これも英語を自分の体に染みつかせるための特訓である。 ぜひこのようなことを意識してトレーニングしていってほしい。

まとめ

上記で英文法の勉強法について説明してきた。 主にセンター試験に主題される英文法の問題を解くことを意識して、この記事を書いてきたが、この勉強法などは確実に私立大学入試や国公立大学入試の英文法の問題にも通用する。 英文法がしっかりできる人は自然に構造把握和訳ができるようになるので、自然に英語長文なども読むことができるようになる。 また、英文法の問題集を繰り返し行うことで、英語を体に染みつかせ、じっくり考えなくても、フィーリングで問題が解けるようにすらなる。 英語ができる人はこのように問題を解いている人も多い。 是非そのくらいのレベルに到達できるようになるまで何度も何度も繰り返し学習を行っていってほしい。 ぜひセンター試験の大問2番で満点を取り、英語200点満点を取って、第一志望校に合格していってほしい。 検討を祈っている。

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