長文問題を完答してセンター英語で9割以上取るための勉強法
2019年04月23日 | センター試験
センター英語で9割以上の点数を取ることができているだろうか?
おそらくセンター英語は、多くの人が受験で使うことになるので、この科目が足を引っ張ってしまうと受験全体に大きな影響を与えることになるはずだ。
センター英語の中でも、特に苦手な人が多い分野が長文である。
センター英語の長文は、点数配分が大きい代わりに解くのに必要な時間も多くなってしまいがちである。
なので、この長文の問題を短時間で正確に解くことが可能になれば、間違いなく皆さんのセンター英語の点数は9割以上をキープできるようになるのだ。
センター英語の長文は、やはり他の問題と同じように基礎が大事である。
文法や単語などの基礎力を持っていなければ、いつまでたってもセンター英語の長文で高得点を取ることはできないのでしっかり理解しておかなければならない。
なので今回は、まずは基礎力を身につけてその後でセンター英語で高得点を取るためのノウハウについて述べていくことにする。
第1章では、センター英語の長文を解くために必要なことを
- 単語力・熟語力
- 文法・語法
- 長文読解能力
の3つに分けて具体的に述べていく。
それらが理解できた後は、なぜ自分がセンター英語で9割以上取れないのか、何で点数を落としているのかを理解しなければならない。
なので、第2章ではセンター英語長文の苦手を克服するための勉強法を
- あらかじめ問題を見る習慣をつける
- 消去法で選択肢の数を少なくしていく
の2つについて述べていく。 そして、第3章ではセンター英語の長文問題を完答するためのオススメ参考書について、3つの参考書についてお伝えしていく。
これらを読んで理解し実践していくことで、皆さんのセンター英語の長文の点数は向上し、センター英語全体で9割以上取れるようになるに違いないのである。
センター英語の長文を解くために必要なこと
まずは、センター英語の大部分の点数割合を占めている、英語長文で点数を取れることができるようににならなければ9割以上取ることは不可能だ。
しかし、長文で高得点を取るためには英語の基礎力を身につけておかなければならないのだ。
なので、第1章で長文を読むために何が必要なのかを再確認し、基礎力をつけることを意識していくと良い。
単語力・熟語力
単語や熟語は、センター英語の長文を読むためには決して欠かすことができないものである。
長文問題で高得点を取れない多くの人は、文章を読んでも単語や熟語の知識がないために内容を理解できないのである。
なので、まずは単語や熟語を侮ることなく勉強していかなければならない。
単語や熟語の勉強は、学校などで配布される単語帳を使って勉強すれば十分である。
単語帳は何冊も使っていると効率が悪くなってしまうため、自分がこれだと思った単語帳を1冊だけ使い、重要単語や頻出単語から優先的に暗記していくと良い。
逆に、センター英語に限って言えば出題される単語数や熟語数は限られているので、難易度の低いものから覚えるように心がけると対策することが可能だ。
二次試験でも英語を利用する人は、それも見越して少し難しい単語や熟語まで覚えるようにしておくと、二次試験対策にもなって効果的である。
単語や熟語を理解していると、たとえ文法でわからない部分が出てきたとしても、ある程度の内容は推測することができる。
しかし、単語や文法がわからない場合は、文章の内容が理解できず何について書かれているのかがわからないため、問題を解くことができないのである。
文法や語法ももちろん重要だが、何よりもまず優先して覚えなければならないのは単語と熟語なので、単語帳を使って勉強する習慣をつけておかなければならないのだ。
また普段センター英語の勉強していてわからない単語や熟語が出てきたら、そのままにしておくのではなく調べる習慣をつけておくと良い。
そうすることで、徐々に単語力と熟語力が身についてくるので、長文を読む際も内容が理解できるようになるのである。
文法・語法
文法と語法は、単語と熟語の次に重要またはそれと同じくらい重要なものである。
文法と語法がわからないために肯定文と否定文を読み間違えたりしてしまうこともあるので、問題に対応することができなくなる。
基本的にはこちらも学校などで配布される参考書を1冊使っていれば問題ない。
また、普段の英語の勉強でわからない言い回しなどが出てきたら、必ず確認して覚えておく必要がある。
文法と語法は、単語と熟語に比べれば覚えなければならない量はそこまで多くないので、意識して勉強するようにしておけば問題ない。
このようにしてセンター英語の勉強をしていくことで、間違いなく長文読解で高得点を取れるようになるので、基礎勉強をしっかりとやるようにしていくと良いのである。
長文読解能力
最後に、基礎力が身についた後で必要なのが長文読解能力である。
いくら単語や文法などの基礎力が身についていたとしても、長文を読むのがあまりに遅かったりしていてはセンター英語で9割以上取ることは不可能なのだ。
なので、速読とまでは行かないまでも、できるだけ短時間で長文を読んで内容を理解する能力が必要になってくるのである。
センター英語における速読とはどのようなものなのか、以下の記事を参考にしていただきたい。
英語長文読解における速読とは、決して「ただ速く読むこと」ではありません。
「日本語を読むスピードと同じ速さで英文を読み、理解すること」です。
例えば「I am a student」は英文を見てすぐに内容を理解できます。
しかし「I am groping for the method that an English grade rises」はどうでしょうか。
日本語を読むスピードで文字を追ってみてください。1度読んで和訳できましたか。
「私は英語の成績が上がる方法を模索中です」が正解です。 英語の長文を速読できるかどうかは、英文を繰り返し読むことなく文字を目で追うスピードで和訳できるかどうかにかかっています。
ゆっくり、そして繰り返し読めば理解できるという方ももちろんいますが、スピードアップしなければ試験時間が足りなくなってしまいます。速読は英語長文読解において重要な力と言えるでしょう。
このように、センター英語における速読とはただ単に速く読むということではなく、日本語を読むときと同じくらいの速さで正確に読み内容を理解することなのである。
これには、単語や文法などの基礎はもちろん、いかにセンター英語の長文に触れる機会を増やして慣れることができるかが重要になってくるのだ。
基礎力がついてきたらどんどん長文を読む習慣をつけることで、自然と英語の長文を読む速さも向上するので面倒臭がらずに継続していかなければならない。
センター英語長文の苦手を克服するための勉強法
第2章では、センター英語長文の苦手克服するための勉強法についてお伝えする。
センター英語長文は、コツを掴んで効率よく勉強を進めていけば必ず高得点が安定して取れるようになる分野なのだ。
なので、なぜ自分がセンター英語長文の問題で高得点を出せないのか、その原因について理解し改善していくことが重要なのである。
あらかじめ問題を見る習慣をつける
センター英語長文でなかなか高得点を取ることができない人は、まず初めにどんなことが聞かれるのか知っておくことが重要である。
ある程度英語が得意な人にとってはこの作業は時間のロスになってしまうが、苦手な人にとってはとても効果的な方法だ。
何度も本文を読み返す手間を省くことができるのと同時に、これからこういうことが聞かれる内容の文章なのだと分かっていれば正当率も上がるのである。 ここで、以下の文章を参考にしていただきたい。消去法で選択肢の数を少なくしていく
センター英語の長文問題は、基本的に4つの選択肢の中から正しい解答を選択していくスタイルなのだが、解答の中には明らかに不正解な内容の文章が存在するのだ。
これらの文章を一目で見分けられるようになれば、長文の問題を解いていく上でかなりの時間短縮をすることができるのである。
ある程度慣れてくれば消去法を使わずとも見分けられるようになるのだが、それは消去法が完璧にできるようになってからのことだ。 なので、まずは選択肢から明らかに違っているものを見つけることができるようになる練習から始めるべきである。
この作業ができるように慣れば、演習問題を何度も繰り返す必要がなくなるので、受験までの限られた時間で効率よくセンター英語の長文をマスターすることができるのだ。
Q.
英語の長文を読むときは一通り全部読んだ方がいいですか?それとも問題を解きながらの方がいいですか?
勉強不足や早く読む訓練などをしてないのもありますが、時間内に問題を解ききれないので困っています。よろしくお願いします。
A.
問題の問われ方によって違います。
たとえば、センター試験の問題のように 問われる問題があらかじめ予想される場合 あらかじめ問題を先に読んでおくと、問われる内容が ある程度つかめますので、読みやすくなります。
また、センターの最後の問題は段落ごとに解答する 形式ですので、段落ごとに解答するのがよいです。
空所に言葉を選ぶ問題は、その都度考えて入れていくほうが 時間が内容を把握でき、時間が短縮できます。
しかし、内容一致問題で正しいかどうかを選ぶ場合 は全文を読まないとできません。
下線部訳も全文を読んでからのほうがよいでしょう。
しかし、一般的には、途中で解いていくほうが時間的に は短縮ができます。
まず、取りかかるときに問題文を良く読み、 どのように解答すれば良いのか、 あらかじめ考えて解くとよいですね。引用:yahoo知恵袋
このように、あらかじめ最初に文章を読んでおいた方が、センター英語の長文問題で高得点を取るためには効率的なのである。問題によっては全文読んでからでないと解答できない問題も存在するのだが、あらかじめ問題を読んでおいて損はないので苦手な人は習慣付けておくべきなのである。
センター英語の長文問題を完答するためのオススメ参考書3選
最後に、センター英語の長文問題を完答するためのオススメ参考書について3つ紹介していく。
センター英語の長文対策をしたいけれど、どの参考書を選べば良いかわからないと言う人は、これから紹介する参考書のメリットについて理解して検討していただきたい。
大学入試英語長文ハイパートレーニングレベル1 超基礎編
この参考書は、タイトルに超基礎編と書いているだけあってとても基礎的な内容だ。
この参考書は高校1年生でも使える参考書であると同時に、センター英語の長文が苦手な人も取り組みやすい1冊である。
超基礎といってもセンター英語の長文に対応しているので、センター英語の長文でなかなか点数が取れない人はまずこの参考書から始めて、基礎を習得してから難しい参考書に取り組んでいくと良い。
何事も基礎が大切なので、理解できていないのにいきなり難しい内容の参考書を始めたところで続かないし、理解できないのでとても無駄な勉強になってしまうのである。
なので、センター英語の長文が読めない人はまずこの参考書から取り組むと良い。
以下に詳しい内容紹介を載せておくので、参考にしていただきたい。
内容紹介 読解力を身につけるのに最適な内容の超基礎レベルの12編の英文を収録。
「解答と解説」では、1問1問について正解を導く根拠をていねいに解説。選択肢英文の訳を掲載し解法をサポート。
「徹底精読」では、見開きでページを構成。パラグラフごとにテーマを提示し、英文の構造を視覚的に理解できる図解解説、ポイントをしぼった文法・構文解説、使いやすい単語・熟語解説コーナーなどを収録。
「速読トレーニング」では、英語→日本語の音読で意味を取りながら英文理解の速度を上げて行き、日本語が必要なくなった段階で、英語のみを音読し、意味を理解する訓練をする。
引用:amazon
大学入試英語長文ハイパートレーニングレベル2 センターレベル編
先ほどの参考書と同じシリーズであるが、こちらの参考書は難易度がセンターレベル編と少し高くなっている。
対象レベルとしては中堅大学からセンター試験までで、私立中堅の大学の問題の中からセンター試験のレベルに近いものを集めて構成されている。
解説では非常にわかりやすく正解を導くまでのプロセスが書かれているため、分からないところは解説をしっかり読んでおけば理解できるのである。
また、速読トレーニングもついているので、スラッシュリーディングを使ってより短時間で正確に長文を読む方法が書いていて優良な参考書だと言える。
以下に詳しい内容紹介を載せておくので、参考にしていただきたい。
内容紹介 読解力を身につけるのに最適な内容のセンターレベルの12編の英文を収録。
「解答と解説」では、1問1問について正解を導く根拠をていねいに解説。
選択肢英文の訳を掲載し解法をサポート。「徹底精読」では、見開きでページを構成。
パラグラフごとにテーマを提示し、英文の構造を視覚的に理解できる図解解説、ポイントをしぼった文法・構文解説、使いやすい単語・熟語解説コーナーなどを収録。
「速読トレーニング」では、英語→日本語の音読で意味を取りながら英文理解の速度を上げて行き、日本語が必要なくなった段階で、英語のみを音読し、意味を理解する訓練をする。
引用:amazon
やっておきたい英語長文300 (河合塾SERIES)
この参考書には、初級レベルの英語長文の問題が掲載されている。
センター英語でなかなか高得点を取れない人は、この参考書を使って長文対策をすることで徐々に正答率が上がっていく。
センター英語レベルの長文が30題ほどあり、これらをしっかり解いて解説を読んで理解を深めることで、長文で得点を安定させられるようになるのでセンター英語で9割以上取ることに大きく近づくことができる。
最初は設問の記述が多くて分からないと思ってしまうかもしれないが、何回も繰り返し解き続けることで間違いなくセンター英語の長文で高得点を取れるようになるのである。
まとめ
いかがだっただろうか? 今回は「長文問題を完答してセンター英語で9割以上取るための勉強法」についてお伝えした。
センター英語で9割以上取るためには、長文問題でほぼ満点を取っておかなければいけないのである。
なので、長文対策を怠ることなくしっかりと勉強していっていただきたい。
今回お伝えした勉強法や参考書をしっかり考慮していくことで、皆さんのセンター英語の点数は確実に上がるので試してみなければならないのだ。
そして、この記事を読んだ皆さんのセンター英語の点数の向上に役立てていただければ幸いである。
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