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大阪大学文系数学の完全攻略|難易度・対策・おすすめ参考書まで徹底解説

2025年05月28日 | 大阪大学

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大阪大学は関西圏を代表する旧帝国大学の一つであり、毎年多くの受験生が合格を目指している。特に文系学部においては、数学の攻略が合格への重要な鍵となることをご存知だろうか。

本記事では、大阪大学文系数学の特徴から具体的な対策方法まで、合格に必要な情報を包括的に解説する。

実際に大阪大学に合格した講師の体験談や最新の入試データを交えながら、受験生が最も効率的に学習を進められるよう詳しく紹介していこう。阪大志望の人は最後まで丁寧に読み進めていただきたい。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

実際に阪大に合格した教え子で慶早進学塾のスタッフと阪大数学について動画でも丁寧に解説しました。こちらとあわせて確認してください。

大阪大学文系学部の概要と数学の位置づけ

まずは阪大の文系の各学部と数学の配点がどのようになっているかを確認していこう。

対象となる文系学部

大阪大学の文系学部は以下の通りである。

文学部人文学科は、人文科学全般を幅広く学べる学部である。哲学、史学、文学など多様な分野から専攻を選択できる点が特徴的である。

人間科学部人間科学科は、心理学、社会学、教育学などを統合的に学ぶ学部である。人間の行動や社会現象を科学的に分析する能力を養うことを目的としている。

外国語学部外国語学科は、25の専攻語を持つ国内有数の外国語学部である。語学力だけでなく、各地域の文化や社会についても深く学ぶことができる。

法学部法学科・国際公共政策学科は、法学科と国際公共政策学科の2学科で構成されている。法学科は伝統的な法学教育を、国際公共政策学科は国際的な視点から公共政策を学ぶ。

経済学部経済・経営学科は、経済学と経営学を統合した学科である。理論的な学習だけでなく、実践的な経営知識も身につけることができる。

各学部の配点と共通テストボーダー

各学部の配点システムと共通テストボーダーを詳しく見てみよう。

※共通テストボーダーは24年度入試の情報を参考にしてある。年によってやや変化するので、最新の情報を確認してもらいたい。

文学部人文学科では、共通テスト250点、個別試験400点の配分となっている。個別試験では地理歴史または数学、外国語、国語が課される。数学を選択した場合、全体の25%(100点/400点)を占める。共通テストボーダーは79%程度である。

人間科学部人間科学科は共通テスト600点、個別試験600点の同等配分である。個別試験では数学、外国語、国語が必須となり、数学は33%(200点/600点)の高い比重を占める。共通テストボーダーは82%と文系学部の中では最も高い。

外国語学部外国語学科では共通テスト150点、個別試験500点となっている。個別試験では地理歴史(世界史)または数学、外国語、国語が課される。数学選択時は20%(100点/500点)の配分である。共通テストボーダーは専攻によって70%〜75%と幅がある。

法学部では両学科とも共通テスト450点、個別試験450点の同等配分である。数学は150点で全体の33%を占める。共通テストボーダーは79%程度である。

経済学部経済・経営学科は特殊なA・B・C配点システムを採用している。A配点は共通テスト重視型(540点対60点)、B配点は個別試験重視型(60点対540点)、C配点はバランス型(300点対300点)である。いずれの配点でも数学の比重は33%となっている。共通テストボーダーは80%程度である。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

経済学部の配点方式は非常に特徴的ですね。

数学が必須ではない学部の存在

注目すべき点として、文学部と外国語学部では数学が必須科目ではないことが挙げられる。これらの学部では地理歴史と数学の選択制となっているため、数学が苦手な受験生でも挑戦しやすい環境が整っている。

ただし、数学が得意であれば積極的に選択することを推奨する。なぜなら、大阪大学の文系数学は後述するように比較的平易であり、高得点を狙いやすいためである。地理歴史で高得点を取ることと数学で高得点を取ることを比較すると、多くの場合数学の方が確実性が高いと考えられる。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

こちらの内容に関しては別記事で詳細に解説していますので、セットで確認するようにしてください。

経済学部のA・B・C配点システム

経済学部の配点システムは他学部とは大きく異なる特徴的なものである。このシステムを理解することは、合格戦略を立てる上で極めて重要である。

受験生は出願時に配点方式を選択する必要はない。共通テストと個別試験を受験した後、大学側が3つの配点方式すべてで得点を計算し、最も有利になる方式で合否判定が行われる。

具体的には、まずA配点(共通テスト重視)とB配点(個別試験重視)で合格者を決定する。その後、これらの配点で不合格となった受験生の中から、C配点(バランス型)で追加の合格者を決定するという二段階選抜が実施される。

このシステムの恩恵を最大限に活用するためには、個別試験、特に数学で高得点を取ることが重要である。数学で満点または満点に近い得点を獲得できれば、B配点での合格可能性が大幅に高まる。

大阪大学文系数学の特徴と難易度

それではいよいよ阪大文系数学の具体的な内容について確認していこう。

基本的な出題形式

大阪大学文系数学は例年大問3題、試験時間90分で実施される。1問あたり30分の時間配分となるが、問題の難易度にばらつきがあるため、効率的な時間管理が求められる。

頻出分野の分析

過去の出題傾向を分析すると、以下の分野が頻出である。

2次関数は最も基本的でありながら応用範囲の広い分野である。最大値・最小値問題、グラフの性質、方程式・不等式との融合問題などが出題される。

微分積分は文系数学においても重要な分野である。関数の増減、極値、面積計算などが主要なテーマとなる。

数列では等差数列、等比数列の基本的性質から、漸化式を含む応用問題まで幅広く出題される。

空間図形は立体の体積や表面積、空間内の点や直線の位置関係などが主要テーマである。

確率漸化式は確率と数列を融合した応用問題として頻出である。状態遷移を数列で表現する問題などが典型的である。

難易度の特徴

大阪大学文系数学の最大の特徴は、旧帝国大学としては比較的平易であることである。この傾向は長年続いており、受験生にとって重要な戦略ポイントとなる。

2020年度入試では満点続出という異例の事態が発生した。多くの受験生が高得点を記録し、30分余ったという報告もあったほどの易化年度であった。

ただし、それ以降の年度では適度な調整が行われている。現在の傾向としては、3問中2問は確実に完答すべき標準的な問題、1問は完答がやや困難な応用問題という構成が一般的である。

名古屋大学や神戸大学といった同レベルの国立大学と比較しても、大阪大学の文系数学は明らかに易しい傾向にある。これは受験生にとって有利である一方、後述するような特有の難しさも生み出している。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

定期的に登場してもらっているこちらの教え子は実際に2020年度に合格して、数学は満点でした。この年はややイレギュラーでしたが、それでも毎年他の旧帝大と比較したら難易度は抑えめです。

高得点勝負という現実

問題が比較的平易であることは、ミスが命取りになりやすいことを意味する。受験者層のレベルを考慮すると、多くの受験生が高得点を記録することが予想されるためである。

実際の合格最低点データを見ると、この傾向が顕著に表れている。共通テストで8割を取得した場合の各学部における個別試験の目標得点率は以下の通りである。

文学部人文学科では個別試験で57%、人間科学部人間科学科では49%、法学部法学科では49%、法学部国際公共政策学科では52%、外国語学部では専攻により31%〜56%、経済学部B配点では58%、C配点では52%の得点率が必要となる。

これらの数値は数学、英語、国語の総合得点率であるが、国語で高得点を取ることの困難さを考慮すると、数学での高得点獲得が合格への近道であることは明らかである。

大阪大学の国語、特に現代文は非常に難易度が高く、安定して高得点を取ることは困難である。一方で数学は、計算ミスさえ避ければ確実に得点できる性質を持っている。

一発勝負の難しさ

問題が平易であることと高得点勝負であることが組み合わさることで、独特の難しさが生まれる。普段の模試や過去問演習では簡単に感じられる問題でも、本番の緊張感の中で確実に正解することは決して容易ではない。

計算ミス、読み違い、時間配分の失敗など、わずかなミスが合否を分ける可能性が高い。この点において、大阪大学文系数学は他の旧帝国大学とは異なる対策が必要である。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

とにかく慌てずに冷静に解ける問題から着実に解くことが大事ですね。

合格に向けた具体的対策法

阪大の文系数学で確実に合格点を取れるようにするにはどうしたらいいだろうか?実際の対策方法を記載してあるので、そちらも確認していこう。

基礎固めの重要性

大阪大学文系数学で高得点を取るためには、典型的な問題の演習を徹底的に積むことが最重要である。難問対策よりも、基本的な問題を確実に解けるようになることが合格への近道である。

まず、教科書レベルから章末問題レベルまでの完全習得を目指そう。チャート式、フォーカスゴールド、基礎問題精講、4STEPなど、どの教材を使用しても構わないが、選んだ教材を徹底的にやり込むことが重要である。

この段階での学習は、どの大学を受験する場合でも必須の基礎固めである。しかし、大阪大学の場合はこの基礎固めの精度が特に重要となる。なぜなら、基本的な計算力や解法パターンの習得が、そのまま本番での得点に直結するためである。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

複数冊やる必要はないです、。1冊をとにかくやりこんでください。以下に各教材の記事を掲載してあるので、好きな教材を選んでください。

2次レベルの学習

基礎固めが完了したら、2次試験レベルでよく出題されるテーマの学習に移る。大阪大学の問題は比較的平易とはいえ、教科書の章末問題レベルのみの学習では対応しきれない問題も出題される。

具体的には、チャートやフォーカスゴールドの重要例題レベル、文系の数学実践力向上編などの教材を活用しよう。これらの教材には、教科書章末レベルを超えた問題や、知っておくべき重要テーマの問題が系統的に収録されている。

ここで重要なのは、知らないと解けない典型問題を確実に習得することである。一見簡単そうに見える問題でも、特定の解法パターンや考え方を知らないと時間内に正解することが困難な場合がある。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

文系の数学実戦力向上編は阪大文系数学にはドンピシャですね。絶対に取り組みたい教材です。以下の記事も確認してください!

継続的な演習の必要性

上記の対策が完了しても、数学の学習を終了してはいけない。数学は他の科目と比較して、演習の手を止めるとできなくなるスピードが速い科目である。

入試本番まで継続的に問題演習を行うことが必要である。新規問題の演習が特に効果的であり、共通テスト形式でも2次試験形式でもどちらでも構わない。

過去問演習も有効であるが、大阪大学の過去問だけでは問題数が限られる。東進の過去問データベースなどを活用して、様々な年度の問題に取り組むことを推奨する。また、同レベルの他大学の問題も積極的に活用しよう。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

これ本当に受験生が陥りやすいミスなので気をつけてください。

過去問演習

ここまでの学習が完了したら、継続した復習とともに、あとは過去問演習を行っていこう。

特に過去問演習では時間を測って本番と同様に演習することが大事だ。ミスなく、着実に得点を積み上げるにはどうしたらいいのか、過去問演習を通じて自分に合ったやり方を見つけ出してほしい。

おすすめ参考書と学習プラン

基礎固め段階

チャート式数学は最も定番の参考書の一つである。特に青チャートは、基礎から応用まで幅広くカバーしており、大阪大学対策に適している。例題の質が高く、解説も詳しいため、独学でも十分に活用できる。

フォーカスゴールドはチャート式と同様に網羅性が高い参考書である。特に重要例題の選別が秀逸で、効率的に学習を進めることができる。また、ステップアップ問題による応用演習も充実している。

基礎問題精講は比較的コンパクトにまとまった参考書である。基礎から標準レベルまでの問題を効率よく学習したい受験生に適している。解説が簡潔で理解しやすい点も特徴である。

4STEPは教科書準拠の問題集として多くの高校で採用されている。基本的な計算力を身につけるには最適である。ただし、解説が簡潔すぎる場合があるため、他の参考書との併用を推奨する。

応用力強化段階

文系の数学実践力向上編は文系受験生に特化した問題集である。2次試験レベルの典型問題が系統的に収録されており、大阪大学対策には特に効果的である。

やさしい理系数学は理系向けの参考書であるが、文系の受験生にも有用である。特に、基礎固めが完了した受験生の応用力向上に適している。

**入試の核心(文系)**は入試頻出テーマに特化した問題集である。効率的に得点力を向上させたい受験生におすすめである。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

特にこだわりがないのなら、文系の数学実戦力向上編ですかね。それくらい良書です。

過去問・実戦演習

**大阪大学の過去問(赤本)**は必須である。最低でも10年分は解いておきたい。時間を計って実際の試験と同様の条件で取り組むことが重要である。

他大学の類似問題も積極的に活用しよう。神戸大学、大阪公立大学、名古屋大学などの文系数学問題は、難易度や出題傾向が類似している。

東進の過去問データベースなどのオンラインサービスを活用すれば、多くの大学の過去問にアクセスできる。新規問題の継続的な演習に最適である。

効果的な学習プラン

高校2年生〜高校3年生夏までは基礎固めに専念する。選択した参考書を確実に習得し、計算力の向上を図る。

高校3年生夏〜秋は応用力強化の時期である。2次試験レベルの問題演習を通じて、実戦力を向上させる。

高校3年生冬〜入試直前は過去問演習と総仕上げの時期である。時間を意識した実戦演習を重ね、本番への準備を整える。

ミス防止のための実戦テクニック

阪大文系数学は特にこの内容が大切なので、ミスを防ぐための一例も記載してある。ケアレスミスを極限まで減らそう。

計算ミス対策

大阪大学文系数学において、計算ミスは致命的である。高得点勝負の中で、わずかなミスが合否を分ける可能性が高いためである。

見直しの習慣化が最も重要である。問題を解き終わった後、必ず検算を行う習慣をつけよう。特に、代入による検証は効果的である。

丁寧な途中計算も重要である。暗算に頼りすぎず、重要な計算過程は必ず紙に書き残そう。後で見直しを行う際にも有効である。

計算の工夫を意識することも大切である。因数分解、通分、約分などの基本的な計算技術を駆使して、ミスの起こりにくい計算方法を選択しよう。

時間管理の戦略

90分で大問3題を解くためには、効率的な時間管理が不可欠である。

問題の難易度を素早く判断することから始めよう。一通り問題を眺めて、解きやすそうな問題から取り組む戦略が有効である。

完答できそうな問題を優先することも重要である。部分点狙いよりも、確実に完答できる問題に時間をかける方が得点効率が高い。

時間配分の目安を事前に決めておこう。標準的な問題なら20〜25分、やや難しい問題でも30分以内には次の問題に移る判断が必要である。

答案作成のコツ

論理的な記述を心がけよう。計算過程だけでなく、なぜその方法を選択したのかという理由も明確に示すことが重要である。

図やグラフの活用も効果的である。特に空間図形や関数の問題では、適切な図を描くことで理解が深まり、ミスも減らせる。

部分点を意識した答案作成も大切である。完答できない場合でも、できるところまでの過程を丁寧に記述することで、部分点の獲得が期待できる。

最新の出題動向と対策

2024年度入試の分析

2024年度の大阪大学文系数学では、全体的に標準的な難易度が維持された。2020年度のような極端な易化は見られず、適度な難易度調整が行われている。

出題分野については、従来通り2次関数、微分積分、数列が中心となっている。特に、基本的な解法パターンを確実に習得している受験生にとっては取り組みやすい内容であった。

ただし、完答するためには正確な計算力と時間管理能力が要求されており、基礎力の重要性が改めて確認された年度といえる。

2025年度の傾向

2025年度入試においても、文系数学の基本的な出題方針に大きな変化は見られていない。引き続き標準的な問題を中心とした出題が予想される。

新課程入試への移行に伴う影響も注目されているが、文系数学に関しては大幅な変更は予想されていない。従来通りの対策を継続することが最も効果的であると考えられる。

今後の対策のポイント

基礎力の徹底が最も重要である。難問対策に時間をかけるよりも、標準的な問題を確実に解ける力を身につけることが合格への近道である。

計算力の向上も継続的に取り組むべき課題である。正確で迅速な計算能力は、高得点獲得の必要条件である。

過去問演習の重要性も変わらない。出題傾向の把握と実戦感覚の養成のため、十分な過去問演習を行おう。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

最新のトレンドでも大きな変更点はないですね。やはり基本に忠実な学習が求められる大学と言えると思います。

よくある質問と回答

阪大文系数学に関わる内容でよくある質問をまとめておいた。そちらの内容もぜひ確認していただきたい。

数学でどのくらい得点すればよいか

この質問は受験生から最も多く寄せられるものの一つである。

各学部の配点と合格最低点を考慮すると、数学では70%の得点を目指したい。具体的には、100点満点であれば70点以上、150点満点であれば105点以上、200点満点であれば140点以上が目標となる。

大問3つあるうち、2完が一つの目安と言えるのではないだろうか?問題を見た時に取り組みやすそうな問題から取り組むようにしよう。

経済学部を志望する場合は、数学の得点が特に重要である。B配点での合格を狙うなら、数学でより高得点が必要になってくるだろう。

外国語学部や文学部では数学と社会どちらがよいか

この選択は受験生の得意分野や学習状況によって異なるが、一般的には以下の観点から判断することを推奨する。

数学を選択すべき場合としては、計算が得意で基本的な解法パターンを習得している場合、時間をかけて継続的に学習できる場合、確実性を重視したい場合が挙げられる。

社会を選択すべき場合としては、暗記が得意で知識の定着が早い場合、文系科目全般に興味がある場合、数学に対する強い苦手意識がある場合が考えられる。

この二つの学部の場合は、私立大学の受験で、数学を使っているのか、歴史を使っているのかで判断するといいだろう。私大で使う科目の方が当然得意だろうし、またそちらの方が深くまで学習を進めていることだろう。

他の科目とのバランスはどうすべきか

大阪大学文系学部では、数学以外に英語と国語も重要な科目である。

英語については、長文読解力と英作文力の向上が重要である。大阪大学の英語は文章量が多く、速読力が要求される。日頃から多読を心がけ、語彙力と読解スピードの向上を図ろう。

国語は大阪大学文系学部において最も対策が困難な科目の一つである。特に現代文は抽象度が高く、安定した得点が困難である。古文・漢文の基礎知識を確実に身につけ、現代文では論理的思考力を鍛えることが重要である。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

共通テストもありますし、2次の英国も重要なので、数学ばかり勉強するというのはやめてください。特に英語を徹底的に勉強していただきたいですね。

模試での成績が伸び悩んでいる場合

模試の成績が思うように上がらない場合の対策についても触れておこう。

基礎の見直しから始めよう。模試で間違えた問題の原因を詳しく分析し、知識不足なのか計算ミスなのかを明確にする。知識不足であれば該当分野の復習を、計算ミスであれば演習量の増加を検討しよう。

時間配分の改善も重要である。制限時間内に全問題に取り組めているか、見直しの時間を確保できているかを確認しよう。

継続的な学習習慣の確立も成績向上には不可欠である。短期間での大幅な成績向上は困難であり、日々の着実な積み重ねが重要である。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

阪大数学対策に難しいことは不要です。そのため伸び悩んでいるのであればほぼ間違いなく基本事項や正しい数学的思考方法に課題があると言えます。

最終的な学習計画の立て方

あくまでも一例ですが、下記のスケジュール感を参考にしてもらえたらと思います。

年間スケジュールの例

高校2年生の段階では基礎固めに専念する。教科書レベルから章末問題レベルまでを確実に習得し、計算力の基礎を築く。

**高校3年生の春(4月〜6月)**は基礎の完成と応用への橋渡しの時期である。チャートの重要例題レベルまでを完璧にし、文系数学特有の問題にも慣れ親しむ。

**高校3年生の夏(7月〜8月)**は応用力強化の集中期間である。夏期講習や集中的な問題演習を通じて、実戦的な力を身につける。

**高校3年生の秋(9月〜11月)**は過去問演習と弱点補強の時期である。大阪大学の過去問を中心に、実際の試験形式に慣れる。

**高校3年生の冬(12月〜入試直前)**は総仕上げと調整の時期である。新規学習は控え、これまでの学習内容の定着と本番に向けた調整を行う。

月間・週間学習計画

月間計画では、各月の学習目標を明確に設定する。どの分野を重点的に学習するか、どのレベルまで到達するかを具体的に決めておく。

週間計画では、平日と休日の学習時間配分を決める。数学には継続性が重要であるため、毎日必ず数学に触れる時間を確保する。

日々の学習では、新規問題と復習のバランスを取る。新しい知識の習得と既習事項の定着を両立させることが重要である。

直前期の調整方法

入試直前期には大幅な学習内容の変更は避ける。これまでの学習で身につけた知識と技術の確認に専念しよう。

過去問の再演習は効果的である。一度解いた問題を再度解くことで、解法の定着度を確認できる。

計算練習の継続も重要である。直前期であっても計算力の維持・向上は継続すべきである。

体調管理精神的な準備も忘れてはならない。最高のパフォーマンスを発揮するためには、心身ともに万全の状態で試験に臨む必要がある。

阪大文系数学のまとめ

大阪大学文系数学の攻略には、その特徴を正しく理解した上での戦略的なアプローチが不可欠である。

最重要ポイントは、問題の難易度が比較的平易である一方で、高得点勝負となりやすいことである。この特徴を踏まえ、基礎力の徹底と計算精度の向上に重点を置いた学習が効果的である。

具体的な対策としては、教科書レベルから標準的な入試問題レベルまでの確実な習得、継続的な問題演習による応用力の向上、過去問演習による実戦感覚の養成が挙げられる。

学習教材については、チャート式やフォーカスゴールドなどの網羅系参考書での基礎固め、文系数学実践力向上編などでの応用力強化、過去問演習での総仕上げという段階的なアプローチが推奨される。

注意すべき点は、問題が平易であることに油断せず、計算ミスや時間配分の失敗を避けることである。また、他科目とのバランスを考慮した学習計画の立案も重要である。

大阪大学は関西圏を代表する名門大学であり、合格は決して容易ではない。しかし、文系数学に関しては適切な対策を行えば確実に高得点が期待できる科目である。本記事で紹介した対策方法を参考に、計画的かつ継続的な学習を進めることで、必ず合格を掴むことができるだろう。

受験生の皆さんの健闘を心より祈っている。大阪大学での充実した学生生活を実現するため、最後まで諦めずに努力を続けてほしい。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

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