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知らないと損!?日本史aと日本史bの違いを徹底解説

2019年04月22日 | 日本史

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日本史aと日本史b違いについて知っているだろうか?

日本史a日本史bでは範囲が違うだけではなく、世界史と同じように受験科目として使える大学や、勉強していく上での難易度にも違いがある。

世界史のように、aの方が近現代史を詳しくやらなければならないので、逆に難しくなるということはないのだ。

しかし、大学によっては日本史bでなければならない大学もある。

それらを理解していないまま選択してしまうと、自分の行きたい大学で使えなかったり取り返しのつかないことになってしまうので、この記事を読んで日本史a日本史b違いについて理解しておくべきである。

第1章では日本史a日本史b違いについて、

  • 範囲の広さ
  • センター試験の難易度

の2つについてお伝えしていく。 第2章と第3章では、それぞれの具体的な特徴と出題傾向について、

  • 日本史aについて
  • 日本史bについて

の2つについてお伝えしていく。

この記事を読んで日本史a日本史b違いについて理解することで、間違いなく皆さんの日本史選択のお役に立つのである。

日本史aと日本史bの違い


日本史には、日本史a日本史bの2種類の分野が存在する。

日本史の勉強をする前に、これらの違いについて理解しておく必要があるのだ。

そこで第1章では、範囲の広さとセンター試験での難易度について述べていくことにする。

それらについて詳しく述べていくので、参考にしていただきたい。

範囲の広さ

日本史aと日本史bでは、対象となる範囲が異なるのである。

高等学校での日本史については、他サイトに詳しくまとめられているので、そちらを引用させていただく。

まずは日本史aの範囲について見ていただきたい。

日本史A 近現代史を中心に学習する。

世界史必修・地理歴史2科目必修化に伴う生徒の負担軽減、従来の歴史教育では軽視されてきた近現代史の重点学習のためA科目が導入された。

2単位 学習内容は

(1) 歴史と生活

(2) 近代日本の形成と19世紀の世界

(3) 近代日本の歩みと国際関係

(4) 第二次世界大戦後の日本と世界

である。

普通科においては世界史Bを履修した生徒が必修条件を満たすために、この科目を履修することが多い。

また1学年または2学年でこの科目を履修して近現代史を学習し、2学年または3学年でB科目を履修して古代史~近代を詳細に学習するケースもある。

職業を専門とする専門学科や定時制・通信制においては多くがこの科目を履修する。

センター試験で出題される科目である。

受験する受験生は日本史Bに比べてはるかに少ない。

国公立大学(国立大学・公立大学)の多くで要求科目として指定されている。

私立大学において指定している大学は少ない。

国立大学二次試験(個別試験)・私立大学一般入試で試験科目としている大学はない。

出典:ウィキペディア 日本史(科目)

これを見てわかるように、日本史aでは近現代史が中心となっているのだ。

これに対して、日本史bの範囲について見ていただきたい。

日本史B 古代から現代における日本の歴史を通史で学ぶ。

学習内容は、

(1) 歴史の考察

(2) 原始・古代の社会・文化と東アジア

(3) 中世の社会・文化と東アジア

(4) 近世の社会・文化と国際関係

(5) 近代日本の形成とアジア

(6) 両世界大戦期の日本と世界

(7) 第二次世界大戦後の日本と世界

の内容を柱としている。

日本史ではあるが、世界とのつながりなど世界史的視点での考察、地図の活用などの地理的な学習を含むとしている。

政治史を中心として、文化史、経済史など多様な分野について学習を行う。

近年の教育課程では、単純な事象の暗記・知識の習得にとどまらず、歴史的思考力の育成や、史料の活用能力の育成にも重点が置かれている。

4単位。現場においては学習量が多いため、6コマから9コマ程度を使って授業が行われる。

普通科においては地理歴史の選択科目としてほとんどの学校で開講されている。

文系を中心に選択する生徒が多い。

職業を専門とする学科では商業科を中心に近年選択できるようにする学校が増えている。

大学への進学が増えているためである。

センター試験の出題科目である。ほとんどの国公立大学で、日本史Bを含む地理歴史B科目と公民の「政治・経済、倫理」の中から1科目ないし2科目選択して受験することになる。

二次試験においては、一部の文系学部において選択科目の一つとなっている。

私立大学においては文系学部で選択科目として出題される。

出典:ウィキペディア 日本史B

このように、日本史bでは古代史から中心に勉強していくようになっているのだ。

これを見る限り、内容の多さで言えば日本史aの方が少ないのが事実である。

センター試験の難易度

先ほども述べたように、日本史aの方が勉強する内容量が少ない。

しかし、例年日本史bの方が日本史aよりも平均点が高いのである。

平成24年から平成26年の センター試験の平均点を比較してみるとわかる。

  • 平成24年は、日本史aが48.74点、日本史bが67.92点
  • 平成25年は、日本史aが41.64点、日本史bが62.13点
  • 平成26年は、日本史aが47.70点、日本史bが66.32点

であった。 これだけ見れば日本史bの方が簡単なように思えるが、受験生の数を比較して見ると、

  • 平成24年は、日本史aが3,302人、日本史bが157,372人
  • 平成25年は、日本史aが2,652人、日本史bが159,582人
  • 平成26年は、日本史aが2,612人、日本史bが153,204人

であった。

平均点だけを見ると日本史bの方が簡単だと思えてしまうが、日本史aの受験人数はかなり少ないのでデータにばらつきが生じてしまう。

なので、どちらの方が簡単かははっきりと述べることはできないが、それでも日本史bの方が圧倒的に平均点が高い。

日本史aについて

第1章で日本史a日本史b違いについて述べたので、第2章と第3章では、それぞれの特徴と出題傾向について述べていく。

まずは第2章で、日本史aの特徴と出題傾向について理解していく。

得点差を理解する

日本史aでは、受験生にとって得点差が大きくなる問題が存在している。

それは、正誤問題と整序問題の2つである。

正誤問題は、日本史aの分野においての文章が書かれていて、その文章が正しいか間違っているかを答えなければならない。

そのためには、文章があっているのかを判断するために、日本史の基礎部分を理解しておかなければ答えることができないのだ。

よくある間違った勉強法として、基礎部分を理解していないにもかかわらず、問題集や過去問で正誤問題を解き進めて行ってしまっているというものがある。

しかし、基礎部分を理解できていないのに、いきなり問題を解いていては非常に効率が悪いのだ。

まずは日本史aの流れを掴み、単語の意味や出来事の流れを理解しておかなければならない。

それらが理解できるようになってから、一問一答などで演習していくと内容が理解できるのだ。

また、見たことのない問題を解くことになったとしても、基礎が理解できていれば多くの問題に対応することができる。

なので、歴史の流れを掴んでから問題演習に取り組まなければならないのである。

これは整序問題についても同じことが言える。

歴史の流れを理解していれば、前後関係がわかっているので、整序問題でもしっかりと得点につなげることが可能になるのだ。

得点差の大きいこの二つの問題に対応するためには、歴史の流れを掴み、単語や出来事の意味を理解してから問題演習に取り組むという順序が大切なのである。

イメージが大切

日本史aの文章では、具体的な単語をあえて書かないで出題してくる傾向がある。

出題者が書いた文章を読んで、それがどの年代を示しているのか、何の出来事を示しているのかを正確にイメージして問題に向き合わなければならないのである。

例えば、以下の文章が出題されたとする。

「織田信長は16世紀後半、東海地方に拠点をもつ戦国大名を尾張国で滅ぼした」

引用:Toshin.com

この文章では具体的な単語は使わず、抽象的な単語が並べられて作られているのがわかる。

16世紀後半から1560年頃をイメージし、尾張国で滅ぼしたの部分で桶狭間の戦いをイメージしなければならない。

この作業ができるようにならなければ、日本史aの問題から正しい答えを導くことができないのである。

そのためには、ただ単語や人物名を丸暗記するのではなく、言葉の裏に隠された意味を理解しながら勉強をしていかなければならない。

その勉強法こそが、日本史aの問題に正しく解答するために最も必要なことなのである。

教科書や資料集を活用する

先ほども述べたように、日本史aでは教科書の内容を丸暗記しているだけでは意味がないのである。

言葉の意味をきちんと理解するためには、教科書を読んでいるだけでは理解できないこともある。

そういう時には、資料集を使って内容を深く理解していく必要があるのだ。

日本史の資料集には、絵や写真などが細かく掲載されていて、教科書だけでは理解できない内容があるので非常に役に立つ参考書なのである。

なので、教科書と資料集をうまく活用することで、入試問題にも対応できるくらい理解力をつけて、他の受験生よりも高い点数を取ることが重要なのだ。

 日本史bについて

第2章で日本史aの特徴と出題傾向について述べた。

第3章では、日本史bの具体的な特徴と出題傾向について述べていく。

これを読んで、日本史bについても理解を深めて行ってほしい。

たくさん覚えてたくさん解く


日本史bの勉強では、通史をしっかり理解しておく必要がある。

基本的には日本史aと同じように、内容をインプットして演習でアウトプットしていかなければならないのだ。

まずは教科書や資料集を駆使して、多くの情報を理解しながら覚えていくことが重要である。

日本史bでよく出題される選択問題では、内容をきちんと理解しておかないと正解することができないのである。

なので、多くの情報をインプットすることは重要だが、丸暗記になってしまわないように気をつける必要があるのだ。

通史の内容は範囲が広いので、学校の授業などで内容を理解し、定期テストなどでしっかりと復習していかなければならない。

この作業を怠ることなく続けることで、受験直前になっても焦ることなく国数英といったメイン科目の勉強に集中することが可能になるのである。

丸暗記にならないようにする


日本史bは範囲が広いため、暗記しようとするとつい丸暗記に頼ってしまうことがある。

しかし、入試問題などを見てもわかるように、教科書の内容を丸暗記しているだけでは少しひねった問題になった時に答えられなくなってしまうのだ。

なので、日本史bの勉強をする際には、丸暗記にならないように考えながら覚える習慣をつけることが大切だ。

その人物がどのように歴史と結びついているのか、出来事がどのような経緯で起こったのかを理解する習慣をつけておくことで、ほとんどの入試問題でも難なく解答することができる。

日本史というと暗記科目のように思われてしまいがちであるが、このように考えながら覚えることで忘れにくくなると同時に、難しい問題でも対応できるようになるので一石二鳥である。

復習をしっかりする

定期テストや模試などを解いて、そのままにして復習しない人がたまにいるが、これは非常にもったいないことなのだ。

日本史bの勉強は範囲が広いため、自分が理解していないところを徐々に減らしていかなければ、いつまでたっても勉強が終わらなくなってしまうのだ。

テストや模試のたびに間違えた問題を復習して理解しておくことで、改めて勉強する手間も省けて効率が上がるのである。

問題集を解いて答え合わせをする際にも、解説だけで理解できなければ自分で資料集や参考書を使って復習するようにしていかなければならないのだ。

このように手間をかけて勉強することで、受験までの長期的な時間で見ると非常に効率が良い勉強となり、より短時間で内容を網羅することができるのである。

まとめ

いかがだっただろうか? 今回は「実はあんまり知らなかった?日本史aと日本史bの違い」についてお伝えした。

日本史は内容量が多いため覚えることが多くなってしまう科目だが、それぞれの違いをしっかりと理解しておくことで効果的な勉強をすることが可能となり、受験勉強全体として効率が良くなるのである。

また、今回は日本史a日本史b違いについて述べてきたが、結論としては日本史aを選択する方が望ましい。

しかし大学によっては日本史bしかダメだと言うことろも多いので、よく自分の志望大学の募集要項を読んで問題なければ日本史aを選んだ方が良い。

自分の志望校でひつようなのはどちらなのかを把握しておき、科目に応じて対策をしていくことが重要なのである。

選択する科目が決まったら、今回お伝えしたことを理解し、実践していくと良い。

そして、この記事を読んだ皆さんの日本史の点数が向上していただければ幸いである。

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