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世界史の点数を上げるのは授業か独学かどっち?徹底比較!

2017年01月02日 | 世界史

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受験生の皆さんは、世界史の勉強をする際に授業に沿って勉強すれば良いのか、独学で勉強した方が良いのか考えたことはないだろうか?

世界史の勉強は暗記分野が多い科目のため、授業を受けずとも独学で勉強してしまえば高得点を取れるようになると思ってしまいがちだ。

今回は、授業独学世界史の勉強を進めていくための勉強法や、それぞれのメリット・デメリットについて述べていくことにする。

第1章では授業について、第2章では独学について述べた後、第3章ではどちらの方が効率的に世界史の勉強を進めていくことができるかについてお伝えしていく。

これを読んで実践することで、皆さんの世界史の勉強が効率よく進み、徐々に点数が上がっていくことは間違いないのだ。

授業について

まずは、授業で世界史の勉強を進めていくことについて述べていく。 多くの受験生の皆さんは、学校の授業に合わせて世界史の勉強を進めていくことになるはずだ。

第1章で授業世界史の勉強を進めていくことについて理解を深め、効率的に世界史の点数を向上させていくための方法を確認し、実践していくと良い。

勉強法

授業に沿って世界史の勉強を進めていくことになると、学校の黒板で書かれたことを教科書とともに確認し、ノートを取りながら勉強していくというパターンがほとんどである。

中には先生があらかじめプリントをまとめていて、穴埋め形式でノートをとっていくという方法もある。

どちらにしても、授業に沿っていると教科書の内容に沿って勉強を進めていくことになる。

また、世界史のノートを取る際に、黒板に書いていることばかり書き写すことに集中してしまってはいけない。

先生の発言の中でも教科書に書いていないことや、よくテスト問題に出題されるものなど、大事な発言は必ずメモをとっておかなければならないのだ。

黒板に書くほとんどのことは、教科書を見ればわかることなので、後で友達にノートを見せてもらったりすれば対応できる。

せっかく世界史の先生の授業を目の前で聞いているのならば、ノートを取るばかりでなく先生の発言一つ一つに意識を集中して、世界史の内容を理解していくことが重要になってくるのだ。

多くの人はノートを取ることばかり考えてしまっているので、内容を頭の中にインプットするのに何が必要なのかをきちんと判断して、世界史授業を受けていく必要がある。

メリット

学校で世界史授業を受けていると時期ごとに行われるのが、定期テストである。

この定期テストは、世界史の内容を範囲ごとに復習していくためには非常に重要な過程である。 定期テストごとに世界史の勉強をしていると、受験直前になって復習する内容が少量で済むのだ。

もし、定期テストの内容を十分に勉強しておらずに過ごしてしまうと、せっかく学校で授業を受けていることのメリットが受けられず、また受験直前で世界史だけに多くの時間を持っていかれてしまうのである。

世界史の勉強だけに受験直前の貴重な時間を使ってしまうと、ほかのメイン科目にも時間を使うことができなくなり、非常に効率の悪い勉強になってしまう。 なので、学校の授業に沿って世界史の勉強を進めていく場合には、しっかりと定期テストを利用していくことが重要だ。

定期テストの度に範囲の復習をする習慣をつけておくと、自分がその範囲で何を分かっていなかったのかが浮き彫りになり、復習する箇所が明確になる。

闇雲に問題集などを解き進める前に、基礎的な内容を理解できているのかを定期テストの度に復習できるので非常に効率の良い勉強を進めていけるのだ。

デメリット

授業に沿って世界史の勉強を進めていると、世界史が苦手な人にとってはついていけなくなってしまう。

自分の苦手な分野を復習しようとしても、授業はコンスタントに進んでいってしまう。

定期テストにならないと授業の内容がストップしないので、それまでの内容を自分のペースで進めていけないことがデメリットである。 また、世界史が苦手な多くの人が歴史の流れについて理解しようとせずに暗記に頼ってしまっている。

世界史の内容を理解するためには、必ずといっていいほど歴史の流れについて理解しておかなくてはならない。

学校の授業では、定期テストで高得点取るための勉強になっているため、世界史の流れに関してはあまり意識されずに勉強を進めてしまっているのだ。

なので、学校の授業世界史の内容を理解していきつつ、歴史の流れがわからなくなったらその部分だけ自分で勉強していくようにすればうまくいくのである。 ここで、以下の記事を参考にしていただきたい。

■世界史の教科書には(特に世界史Bの教科書には)膨大な知識が詰まっています。したがって、授業では知識を教え込むことが中心になってきました。「現在と過去との対話」(E.H.カー)を授業で成り立たせるための工夫は、あまり視野に入ってこなかったと思います。むしろ、研究熱心な世界史の教員ほど、豊富な知識を一方的に教え込むことに情熱を傾けてきたのではないでしょうか。

■受験が世界史学習のおもなモチベーションになっている場合はなおさらです。知識を効率的に教え込むことが、授業の目的になってしまいます。いわゆる進学校では、教科書をほとんど使わず、プリントの空欄にひたすら語句を書かせていくような授業も行われています。教科書をほとんど使わないのは、不遜なことのように思われるのですが。

■進学校に限らず、プリントによる授業が主流になっていると思われます。残念ながら、授業内容の充実のためというより、進度を速めるためのプリント使用という面が強いようです。授業プリントの中味にも問題があります。市販のサブノートのようなプリントが多く、生徒のためというより、授業者自身の知識整理プリントになっている場合があります。一方で非常に詳しい授業プリントも見かけますが、この場合は授業者の研究ノートのようになってしまいます。

■プリントによる授業を一概に否定するわけではありません。教科書をかなり使う場合もあるでしょうし、授業の進め方はそれぞれ工夫されているとは思います。しかし、進度を速めるためのプリント使用は、どうしても弊害をともないます。生徒たちは空欄に語句を埋めていくという学習を続けることになります。その結果、ほとんどの生徒は、空欄の重要語句の暗記という学習スタイルに傾斜していかざるをえません。そうなると、生徒たちは教科書の太字の部分だけを見るようになり、文章を読んで理解しようとはしなくなります。教員も生徒も、世界史を学ぶ喜びからは遠ざかっていきます。

■「過去との対話なんて高校の授業では無理」と考える教員が多いと思います。私もそう割り切ったほうがどんなにラクだったことでしょう。私は教科書・資料集を使った板書という授業スタイルをとってきましたが、教え込みと「過去との対話」の間で悩み続け、試行錯誤を繰り返してきました。

出典:世界史の授業の現状

このように、授業のデメリットについて述べられた記事を見るとよく分かる。

暗記分野が多い世界史の勉強は、学ぼうと言う志が必要になってくる。

なので、授業についていくだけでは世界史嫌いを克服することはできず、自分で勉強を進めなければならないと言う意味でも授業についていくだけではダメなのだ。

独学について

第2章では、世界史独学で勉強していくことについて述べていく。

世界史の勉強は暗記中心なので、やろうと思えば独学で勉強ができてしまうのだ。

世界史の勉強を独学で勉強することのメリット・デメリットについてしっかり理解し、授業で勉強するか独学で勉強するかを考えていく必要がある。

勉強法

世界史独学で勉強しようと思えば、自分で参考書を買ったり問題集を解いていれば誰だって自分のペースで勉強を進めていくことができる。

世界史で最も重要な要素は、歴史の流れを知った上で単語などを暗記していくことなので、独学であれば最初に大きな歴史の枠組みを理解した後で知識のインプットをすることが可能である。

世界史が苦手で歴史の流れを理解できていない人は、まずは世界史漫画を読んで流れを理解する方法が効果的だ。

漫画と言われても勉強だと思わない人もいるだろうが、世界史の流れを理解するという面では絵がついている漫画から情報を得ることはとても重要なのだ。

どうしても教科書だけでは活字メインとなっているため、世界史が苦手な人は情報を頭の中で整理することが困難となってしまい、いつまでたっても苦手克服ができないのである。

なので、独学世界史の勉強を進めていく場合には、世界史漫画で歴史の流れを理解し、教科書や参考書などで細かい部分の流れを理解してから一問一答のような問題を解き進めていくことが重要だ。

独学だと自分のペースで勉強を進めていけるため、他の科目との兼ね合いも考えながら時間配分をしていくことができる。

メリット

先ほども少し述べたが、世界史の勉強を独学で進めていくことの最も大きいメリットが、自分のペースで勉強を進めていけるということ。

世界史が苦手な人は、世界史漫画で大きな流れを掴み、教科書で細かい流れや単語を理解し、最後に問題を解き進めていく方法が効果的だ。

また、世界史が非常に得意で、学校の授業では物足りないと感じる人にとっても、独学世界史の勉強を進めていくことは効果的である。

学校の授業ではどうしても周りの人たちに合わせて勉強が進められるため、授業で習う内容が当たり前と思っている人にとっては十分な勉強ができなくなってしまう。

なので、独学世界史を勉強する人は、そういったメリットを考慮した上で勉強を進めていくと良い。

デメリット

独学でしかできないということは限られてくる。

しかし、授業に沿って世界史の勉強をしていれば、復習もしっかりと範囲ごとにでき、モチベーションも保ちやすいのだ。

授業が一通り終わった後に行われる定期テストを効果的に利用することによって、範囲ごとの復習ができ自分の理解できていない分野が分かるので、効率よく勉強を進められるのだ。

どうしても独学で参考書などを使って勉強していると、学校の授業と違った内容になった時に定期テスト対策などが怠ってしまうことになりかねない。

多くの人にとって世界史というのは副科目であり、国数英などのメイン科目の方に勉強時間を使っていかなければならない。

志望校で世界史の点数配分が大きい人や、世界史で勝負しようと考えている人は独学も織り交ぜて勉強しても良いが、ほとんどの人は授業の内容をきちんと理解していれば受験対策には十分となるのである。

どちらの方が良いのか

ここまで読んで、授業の方が良いのか独学の方が良いのか理解できてきたはずだ。

これらを踏まえて、自分がどちらのやり方で世界史を勉強していけば良いのかについて考える必要がある。

第3章では、どちらの勉強法の方が効率よく世界史の勉強を進めていくことができるのかについて述べていく。

これを読んで理解することで、自分がどちらのやり方で世界史の勉強をしていくべきかが分かるようになるのである。

基本的には授業で対策できる

結論から言うと、よっぽど授業がひどくない限りや、世界史が高校で開校されていない限りは、授業にそってしっかりと定期テスト勉強などで結果を出していけば入試で十分対策できるのである。

テストのたびに範囲ごとの内容を定期的に復習することで、受験までに戦略的に対策をすることができるので、受験に間に合わないといったトラブルも起こることがないのだ。

また、世界史の流れを掴むために漫画を読んだり、問題を解き足りないから問題集を買ったり、部分ごとに独学を取り入れるのは問題ない。

世界史の勉強全てを独学でやるのは、学校の先生がよっぽど頼りにならない場合などに限った場合のみである。

特別な理由がない限り独学の必要性はない

世界史授業で勉強することのデメリットのところでも少し述べたが、世界史が苦手な人や嫌いな人は、今まで通りに授業を受けているだけではダメなのだ。

自分で世界史漫画を読んだりして、世界史に対する抵抗をなくしていかなければならない。

そういう意味では、独学世界史を勉強することは大切だが、そのような状況でない限りは基本的には授業に沿って世界史を勉強し、定期テストを利用して効率よく復習していく方法が良いのである。

まとめ

いかがだっただろうか? 今回は世界史の勉強には授業独学どちらの方が効果的かについて述べてきた。

結論としては授業に沿って勉強した方が効率が良く、他のメイン科目にも勉強時間を避けるので授業で勉強を進めることを推奨する。

ただし、学校の世界史の先生があまりにもひどい場合や、世界史への苦手意識がありすぎてこのまま授業を受けていても変われないなど、特別な事情がある場合は独学をしても良いのである。

その辺のバランスを自分自身でよく考え、世界史の勉強に取り組んでいくと良い。

そして、この文章を読んだ皆さんの世界史の点数が向上してもらえれば幸いである。

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