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2017年度慶應義塾大学法学部解答速報&入試総評

2017年02月17日 | 2017年度慶應義塾大学解答速報

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このページは2017年の慶應義塾大学法学部の入試問題の解答速報と総評に関してだ。 2017年の慶法を受験した人、それから今後慶法を受験する予定の人はぜひここで本年の問題を確認していただき、今後の対策の参考にしてほしい。

慶應法学部の入試問題の特徴

ではまずは慶應法学部の入試問題の特徴を確認しておこう。 慶應の法学部は法学科と政治学科にわかれており、配点や平均点、合格最低点は以下の通りだ。

  • 法学科
年度 入試試験科目配点受験者平均点合格最低点
’16外国語(英語)200100.93242
地理歴史(日本史)10049.87
地理歴史(世界史)10054.85
論述力10047.92
合計400
’15外国語(英語)20099.8232
地理歴史(日本史)10046.7
地理歴史(世界史)10050.8
論述力10048.5
合計400
  • 政治学科
年度 入試試験科目配点受験者平均点合格最低点
’16外国語(英語)200106.00249
地理歴史(日本史)10054.06
地理歴史(世界史)10058.23
論述力10048.08
合計400
’15外国語(英語)200103.5238
地理歴史(日本史)10050.4
地理歴史(世界史)10053.5
論述力10048.5
合計400

このように毎年法学科よりも政治学科の方が合格最低点が高い傾向にある。 さてでは次に慶法の問題に関してだ。 全体的に慶應義塾大学は国公立併願者を意識してか、書かせるタイプの問題(例:小論文、慶應経済の英作文、歴史、慶應文の英語、)、や受験科目が特殊(例:小論文、慶商のA方式の受験科目)であると言える。 そのため全体的に国公立の併願者が多くなるのが特徴だ。 しかし慶應の法学部の試験問題はこの傾向とは大きく異なる。 いわゆる基礎知識をベースに書かせたり、考えさせたりする問題ではなく、むしろその逆で高度な知識を要するいわゆる私立大学文系の問題であるという印象を受ける。 どの科目も非常に高度な知識が要求され、また設問の形式も慶法特有のものが多いため、例え東大志望の人であっても気を抜ける試験ではないだろう。 事実、東大に合格した人の併願成功率は、経済や商など他の学部よりも、法学部の方が低い傾向がある。 ここの解答速報を参考に、今後の対策を十分に練る必要があるだろう。   さて2014年は最低点が200点前後と非常に難しかったが、ここ2年は難易度が落ち着き、法学部にしてはやや高得点の争いとなっていることに注意したい。 どのような傾向であっても着実に合格点を取り切る学力が必要である。

2017年慶應義塾大学法学部解答速報

では本年の慶應法学部の解答速報に関してだ。 確認してほしい。

英語

2017年度慶應義塾大学法学部 英語解答

日本史

2017年慶應義塾大学法学部 日本史解答速報

世界史

2017年慶應義塾大学法学部 世界史解答速報

小論文

 

2017年慶應義塾大学法学部入試総評

本年の問題がどうであったかここで講評をしておこう。

英語

前年度の問題よりも大問が一つ増え、Ⅳ→Ⅴの出題に変化した。 慶應義塾大学法学部では2013年度まではⅤまでの構成でⅠは発音・アクセント問題が出題されており、Ⅰが発音・アクセント、Ⅱは文法、Ⅲは会話、Ⅳは語彙、Ⅴは読解と、すべての範囲を網羅する以前の形式に戻った。   読解問題における語数が例年の1300wordsから1000words程度に減少したが、発音・アクセント問題の出現により、一概に負担が軽くなったとは言えない。 慶應義塾大学法学部の英語は制限時間が80分という厳しいものであり、今年も制限時間以内に解ききれなかった受験生は多いのではないだろうか。 難易度は昨年比は例年並み、全年比はやや易化。   上記から読み取れるように、慶大法学部の英語はすべての分野からバランスよく問題が出題される。 慶大の経済学部や文学部、SFCなどでは英文読解力と思考力に重きを置いた出題傾向にあるが、法学部では発音・アクセント、会話文、正誤判定などのすべての英語力が要求される。 さらにそのどれもが難易度が高く、間違いなく最高峰レベルの私大英語の一つといえるだろう。   また、社会問題についての出題が毎年されており、受験生であっても時事問題については常に把握しておく必要があるだろう。

日本史

 

世界史

 

小論文

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