2018年度慶應義塾大学商学部解答速報&入試総評
2018年01月07日 | 2018年度慶應義塾大学解答速報
2018年慶應義塾大学商学部の解答速報と入試総評に関するページだ。 慶應商学部を実際に受験した人、もしくは今後受験する予定の人はぜひ確認していただきたい。
慶應商の入試の特徴
慶商は、 A方式…英語200点、地歴公民100点、数学70点 B方式…英語200点、地歴公民150点、数学70点 の2つの方式にわかれる。 それぞれの方式の情報は以下の通りだ。
年度 入試 | 試験科目 | 配点 | 受験者 平均点 | A方式 合格最低点 | B方式 合格最低点 |
---|---|---|---|---|---|
’17 | 英語 | 200 | 123.33 | 249 | 317 |
地理歴史 | 100 | 66.89 | |||
数学 | 100 | 28.05 | |||
論文テスト | 100 | 70.44 | |||
合計 | 400 | – |
A方式、B方式ともに全体の半分を英語の得点が占めるだけに、英語でどれだけ得点できるかによってそれがそのまま合否に直結しそうである。 また2011年や2014年のように数学や論文テストなどが易化した場合、大きく合格最低点が上昇することもあり、これだけ得点できたら絶対に合格するとは必ずしも言えない面がある。 一昨年の2016年も比較的合格最低点が高かった年だと言えるだろう。 特にA方式の数学は難易度差が激しいので注意が必要だ。 またA方式の受験科目は英語、数学、地歴公民と他の私立大学では類を見ない受験科目となっており、この受験科目の影響で東大や一橋など難関国公立大学の併願者が非常に多くなることも大きな特徴である。
2018慶應商解答速報
では2018年の慶應義塾大学商学部の解答を公開しよう。 本年は英語と数学に関して、当日中に解答を公開するため、ぜひ今後の学習の指針にしていただきたい。
英語
数学
日本史
世界史
地理
論文テスト
2018慶應商入試総評
次に本年の慶應義塾大学商学部の入試の総評に関してだ。
英語
大問は7問。だが設問数が少し減った。
大問1は技術改革の変化についての長文読解となっている。空所補充や内容不一致問題などが出題された。熟語の知識を問う問題があった。本文の内容を読み解けばできる問題となっている。難易度は標準。
大問2はアメリカの職場の友人関係の変化についての長文読解となっている。大問1と同様、空所補充と内容一致問題になっている。空所補充は全て熟語を問う問題となっている。
難易度は標準。
大問3は循環型社会についての長文読解となっている。問題構成は大問1、2と同じ。
大問1~3は比較的難しい単語が少ないため、紛らわしい選択肢も少ないため、解きやすい問題となっている。難易度は標準。
大問4は空所補充問題となっている。英文中の7箇所の空所を補充する問題となっている。英文の内容と単語自体さほど難しくないため解くことができるだろう。難易度は標準。
大問5は文法、語法、語彙問題となっている。標準的な問題から難しい問題となっている。
難易度は標準。
大問6は空所補充問題となっている。英文中の5ヶ所の空所を選択肢の5つの動詞を適切な名詞に直して補充する。難易度は標準。
大問7も空所補充問題となっている。形式は大問5と同じ。必要に応じて、動詞を語形変化させる。難易度は標準。
全体的に難易度は例年通り。
数学
大問は3問と昨年より減ったが、分量が多いため、問題にかかる作業の量は例年どおりとなっている。
大問1は空間図形、数列、図形と方程式、平面ベクトルについての小問集合。空間図形は2つの球面についての問題、数列は等比数列の一般項、図形は2つの円の共通接戦となっている。平面ベクトルは垂直条件から座標を定め、面積比を判断する問題となっている。
難易度は標準。
大問2は微分法、対数関数、数列の問題。導関数の係数関係から漸化式の一般項を求める問題。一般項を求めた後の差を考える問題に対数を用いると解きやすい。難易度は標準。
大問3は確率、数列の問題となっている。銀行でお客が窓口での手続きにかかる時間と待ち時間についての確率を求める問題。リード文に従って穴埋めすれば、内容を把握できてなくても解ける。漸化式を立て、数学的帰納法により一般項を証明する。難易度はやや難しい。
全体的な難易度は例年通り。
日本史
大問数は3問。
小問数はすこし減った。
大問1は中世の日中関係について。大学入試で頻出な日中関係からの出題なので、取りこぼしはしたくない問題。異国警固番役が設けられたのは文永の役の前のため、答えを導くことが難しかった受験生もいるだろう。難易度はやや易。
大問2は江戸時代についての問題。近世の基本的知識を問う問題。定火消と日光社参はすこし難しいが、リード文から語群を検討すると導くことができる。リード文の67宿から東海道ではないと判断したい。難易度はやや易。
大問3は近現代の農業についての問題。昭和戦前から平成までの農業政策のリード文から、
経済についての問題が出された。1980年代の知識が問われた。難易度はやや易。
全体的な難易度はやや易化している。
世界史
大問数は3問。
分量は増加した。
大問1は東アジアを中心とした文字について。文字に関する勉強をした受験生にとっては高得点を取れる問題。難易度はやや易。
大問2は16世紀以降の東南アジアについて。列強の東南アジアの植民地化に関する問題。
TACやAECは難しい。難易度は難しい。
大問3は1968年前後の問題となっている。ダライ・ラマが選択肢に13世と14世があり、とまどうだろう。キューバ危機や冷戦などの世界の激動に関する問題。比較的標準レベルなのでとけて欲しい。難易度は標準。
全体的に難易度は例年通り。
論文テスト
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