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英語長文の読解、反復練習で急激な成長のためのコツとは?

2016年11月18日 | 英語

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入試問題の英語にとって、最もよく出題され、他の受験生との差も付き、重要度が最も高いのは、やはり長文読解だ。

センター試験の英語筆記の試験では、満点(200点)のうち、大体75%(145点分)が長文読解となっている。

また、ほとんどの私立大学や国公立大学でも長文読解が占める割合は7~8割である。

このように入試問題の英語の出来は長文読解に左右されるといっても過言ではない。

長文をどれだけ早く、正確に読むかつまり「どれだけ正確に速読できるか」で受験における勝敗は決まってくる。

しかし、長文読解が大切だからと言って、ただ長文を読んでいるだけでは、長文は早く、正確に読めるようにはならない。

長文を早く、正確に読めるようになるためにしなければいけないことがいくつか存在する。

ここからは、英語長文を早く、正確に読み、長文読解ができるようになるために必要な訓練、英語長文の速読練習法を紹介し、それを学んだうえで、どのように長文読解をしていくか、つまり長文読解をするコツというものを伝えていこう。

これを読んで、今まで苦手だった長文読解を正確に速読できるようになり、長文読解を得点源にしよう

英語長文を速く正確に読むために

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英語長文読解をスムーズに行うためには、英語長文を早く、正確に読まなければいけない。

英語長文を読むためには、次の力が必要になる。

  • 英単語力
  • 英文法力
  • 構文把握力

この3つの力をつけるためにするべきことを以下で説明していこう。

英単語力をつけるために

英単語はとにかく覚えるしかない

最低でも、英単語を見た瞬間に、意味が分かるようになることが大切だ。

英語長文を読んでいるときに、「この単語の意味何だったかな?」と考えていたら、英語長文をスムーズに読むことができない。

英語長文においては、文脈の中で、単語の意味を推測するということも可能ではあるが、時間もかかるうえ、正確に解釈できないときのほうが多い。

よって、単語を覚えておくことはとても大切なのだ。

以下で英単語の覚え方を紹介しようと思う。

参考にしてほしいが、人それぞれ覚え方は違うと思うので、自分に合った英単語の覚え方を見つけていってほしい。

 

英単語力をつけるためのトレーニング方法

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英単語の覚え方は、英単語帳をとにかく何回も見ることだ。

移動中の電車の中で、トイレの中で、学校の休み時間など、暇なときはいつでも見る。

勉強の合間の休憩時間でもよい。

勉強をしていると思わずに、日課として、暇なときの息抜きとして見てほしい。

そうしていれば、単語帳1冊などあっという間に覚えてしまうだろう。

英単語を見た瞬間に意味が分かるくらい、何回も繰り返し取り組んでほしい。

大体分かるようになったら、紙に書いてみてほしい。

ただし、ただ意味もなく書き続けて結局覚えられなかったというのは意味がないのでただたくさん書けばよいというものではない。

しっかり意味がおぼえられているかという確認程度で書いてみてほしい。

書くときに、発音しながらかけるとより良い。

目と耳と手、全てを駆使して、体自体に英語を覚えさせてほしい。

詳しい単語の覚え方は以下の記事により詳しく乗っている。

最強の単語帳「シス単」を使った偏差値を20上げる3ステップ学習法

英文法力をつけることの大切さ

長文読解において軽視されやすいのが、この英文法力である。

「単語の意味が分かれば、大体の長文の要旨は分かるから、英語長文を読むためには文法よりも単語をやったほうがいい」と思っている人も多いだろう。

もちろん英単語を覚えることも大切であるが、英文法を覚えることも英単語を覚えるのと同じくらい大切である。

英文法が分かっていると、英語長文中の意味の区切れが分かるようになる。

意味の区切れが分かるということは、英語長文をまとまりに分けて読むことができるということだ。

後に英語長文の読み方として紹介するが、英語長文はまとまりごとに分けてそのまとまりの意味を理解していくことが大切なのだ。

また英語の文法が分かれば、問題を解くにあたっても、とても役に立つ。

「和訳しなさい」という問題はもちろんだが、「この英文はどのようなことを意味しているのか」という問題においても、その英文を訳し、それを自分の言葉で少し翻訳するだけで、○をもらえるのだ。

だから、英文法力も英語長文を読むうえでとても大切なのだ。

 

英文法力をつけるためのトレーニング方法

英文法力をつけるためには、学校で使っている英文法の参考書など自分の合うと思う参考書をしっかり読み込んで、1冊の問題集を繰り返し解いていくことが大切である。

これをやっておけば、英語長文を読むことができるようになるだけなく、センター試験の大問2番の文法問題や、私大入試など頻出される文法問題にも十分対応できる

学校や予備校などでは、最初は文法をみっちり教えてくれると思うので、しっかり学習しておいてほしい。

文法のおすすめの参考書や問題集の選び方は以下の記事に示す。

これも合わせて読んで自分にあった問題集を是非一冊完璧にしてほしい

これで英文法は完璧!おすすめ文法参考書&問題集27選!

構文把握力とは何か、つけることの大切さ

構文把握力とは文法把握力と似ている。

以下の例文を用いて、構文把握力とは何か、紹介しよう。

I can not tell you how pleased I am that you came.

この例文を和訳できるか試してみてほしい。

多くの人は英文を和訳するときに、主語、動詞、目的語、補語などに分けて、英文を理解しようとするだろう。

この例文の構造は以下のようになっている。

I が主語can not tell が動詞
you が目的語①
how pleased I am that you came が目的語②

となっており、和訳は次のようになる。

「私はあなたにあなたが来ることがどんなにうれしいか伝えることができない」

つまり、構文把握力とは文を主語、動詞、目的語、補語などに分け、それらをまとまりとしてとらえる力のことだ。

英文を読むのが下手な人は、文を主語、動詞、目的語、補語などをまとまりとして捉えられず、1単語ずつ訳してしまう。

上記の例文を長文を読むのがうまい人は長文を読んでいる中でどのように解釈しているか、長文を読むのが下手な人はどのように解釈しているのか、を紹介しよう。

上手い人↓

「I can not tell you で私はあなたにいうことができない、how pleased I am that you came は目的語でどんなにうれしいか、私は、あなたがくることが」

下手な人↓

「Iは私で、can not はできない、tell 言うことが、you あなたに、how pleased どのくらいうれしいか、I am 私は、that you came あなたが来ること」

うまい人は1文の中でまとまりを作って訳しているため、頭に意味が入ってきやすいが、下手な人は単語ごとに分けてしまうので、自分で英文を訳していても、途中で何をしているのか分からなくなってしまうのだ。

だから、単語の意味が分かったとしても文の意味は分からなくなってしまうのだ。

構文把握力をつけることができれば、難しい長文になった時にも、一つ一つの文の意味を把握しやすくなるし、そうなることで長文全体の意味をつかむことができるようになる。

構文把握力をつけるためのトレーニング方法

構文把握力をつけるためにはとにかく解釈の難しい英文を読むのが一番早い

経験を積むということだ。

これも英文法力をつけるのと同じく、英文解釈の問題集を繰り返し解いていくのが良いと思う。

後にも説明するが、繰り返すことで早く、正確に読めるようになる。

ぜひ、同じ英語長文を繰り返し読んで、読んだ後すぐに解釈できるようになってほしい。

英語長文の読み方

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いよいよここから英語長文の読み方を説明していこう。

英語長文の読解において最も大切なことは早く、正確に読むこと、つまり、速読だ。

速読ができるようになるには英文をたくさん読んで、英文を読むことに慣れていくしかないが、速読がしやすくなる方法というものも存在する。

以下で紹介していこう。

この章をよんで速読を正確にできるようにしておこう。

速読をするために①

まず一つ目は、意味のまとまりごとにスラッシュを入れて読んでいくことだ

次の例文を用いて説明していこう。

Why do we dream? Nobody knows exactly, but recent research by scientists is providing some important clues. Researchers at the University of Chicago, for example, have been studying a kind of songbird called the zebra finch. Each of these birds has its own unique song. These songs are very important because they help the birds mark their own territory and attract partners. Young zebra finches first copy the songs of other birds, and then they add on new parts to make their own song slightly different. Now new evidence has shown that at least one part of this creative process may take place when the birds are dreaming. (2001年第1回英語検定試験・一次試験(リーディング)2級より)

この文をまずいつも通り読んでみてほしい。

英語長文を読むのが得意な人はすんなり読むことができただろうが、英語長文を読むのが苦手な人は苦戦したのではなかろうか。

なぜかというとこの英語長文は1文にいろいろな要素が付けされていて1文が長いのだ。

次に意味のまとまりごとにスラッシュを入れてみよう。

Why do we dream? / Nobody knows exactly, / but recent research by scientists / is providing / some important clues. / Researchers at the University of Chicago, / for example, / have been studying / a kind of songbird / called the zebra finch. / Each of these birds has / its own unique song. / These songs are / very important / because they help / the birds / mark their own territory / and attract partners. / Young zebra finches / first / copy / the songs of other birds, / and then / they add / on new parts / to make their own song slightly different. / Now new evidence has shown / that / at least / one part of this creative process / may take place / when the birds are dreaming.

私がこの長文を読むときはこのように分けて読んでいる。

スラッシュなど何も入れない状態より格段に読みやすくなったのではないだろうか。

まず、英語長文を速読できない人はこのように長文中でスラッシュを入れる練習をしてほしい。

しかし、「スラッシュを長文中に入れていたら、時間がかかってしまったり、スラッシュを入れるのに夢中になって、英語長文の意味が分からなくなってしまうだろう。」と思う人もいるだろう。

確かにそうである。

しかし、スラッシュを入れて読むのはあくまで練習の段階であって、このトレーニングを続ければ、いつの間にかスラッシュを入れなくても頭の中で意味のまとまりごとに区切ることができるようになるのである。

またスラッシュを入れることで、1文、1文を前から読むことができるようになる。

Researchers at the University of Chicago, / for example, / have been studying / a kind of songbird / called the zebra finch.

この文の和訳は、「シカゴ大学の研究者たちは、例えばzebra finch(キンカチョウの仲間)と呼ばれる鳴き鳥の1種を研究してきた。」である。

しかし、速読をするにあたってこのように解釈していたら、時間がかかってしまう。

なぜなら、意味の解釈をするにあたって、行ったり来たりしているからだ。

速読ができる人はこのように解釈している。

「研究者、シカゴの大学の、例、研究してきた、1種の鳴き鳥を、zebra finch と呼ばれる」

これでもこの文の意味は把握することができるだろう。

前からそのまま解釈することによって、早く読むことができるのだ。

ぜひ実践してみてほしい。

速読をするために②

2つ目は、文構造を把握するために()などを用いて修飾語などを強調させるというものだ。

上記の例文を参考にやっていこう。

Why do we dream? / Nobody knows exactly, / but recent research (by scientists) / is providing / some important clues. / Researchers (at the University of Chicago), / {for example}, / have been studying / a kind of songbird / (called the zebra finch). / Each of these birds has / its own unique song. / These songs are / very important / { because they help / the birds / mark (their own territory) / and (attract partners).} / Young zebra finches / first / copy / the songs of other birds, / {and then} / they add / on new parts / (to make their own song slightly different.) / Now new evidence has shown / that / at least / one part of this creative process / may take place / {when the birds are dreaming.}

上記では、名詞を修飾しているもの、並列関係になっているものに()、副詞、副詞節、接続語が含まれる副文などに{}をつけてみた。

スラッシュを入れるだけではなく、このような記号を入れてみても長文の構造が分かりやすくなるだろう

トレーニングの段階でこのようなことを意識してやっておけば、あとあとになって、これらのような記号を入れなくても速読ができるようになる。

ぜひしっかりやっていってほしい。

英語長文のトレーニング法

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英語長文の読み方は説明してきたが、何をやっていけばよいのか分からない人もいるだろう。

ここではどのように英語長文を読む力を鍛えていくべきか、つまり勉強法のようなものを紹介していこう。

英語長文の勉強の仕方

まずは自分のレベルにあった問題集を選ぼう。

大学の過去問などでもよい。

1日は必ず1つの長文は読むようにしていく。

問題が付いている場合は、問題を解き、終わったら答え合わせ、分からなかった単語、英文構造などを理解する。

ここまで終わったら、最も大切な復習に入る。

意味の区切れを理解して、音読を行おう。

この時に大切なことは、自分の読んでいる長文に対して疑問に思っている点がないことである。

つまり、完璧に長文の意味を理解していることが重要なのだ。

1日5回を4日間続けられれば上出来だ。

音読する意味というのは、長文を意味のまとまりに分けてはやく理解できるようにするためである。

以下のURLなども参考にしてほしい。

http://toyokeizai.net/articles/-/27928

音読をすれば、必ず速読ができるようになる。

ぜひ実践してほしい。

まとめ

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これまで速読をするために大切なこと、やらなければいけないことを説明してきた。

この記事を読んでくれた人は速読のコツなどは分かったと思うが、速読できるようにはなっていない。

英語は毎日の反復練習復習が本当に大切である。

毎日英語長文を読む習慣をぜひつけていってほしい。

また、英単語や英文法を勉強することは、英語長文の問題だけではなく、ほかの問題にも役に立つ。

ぜひ英語に毎日触れて、英語長文を読むことに慣れていき、早く正確に読めるようになってほしい。

英語は毎日続けていれば、ある日突然、急激に読めるようになる。

これを信じて頑張っていってほしい。

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