参考書徹底解説シリーズ 古文単語『古文単語315』
2016年07月27日 | 参考書・問題集徹底解析
誰しも、暗記をより簡単に、効率的にできたらなと思っているものだ。
それは、古文単語においても例外ではない。
いくら古い日本語とはいえ、だいぶ現代の日本語とかけ離れているために、誰しも古文単語を覚えるのには苦労する。
しかし、これが語源解説と一緒に大切な315語に絞って覚えるのであればどうだろうか?
語源解説と一緒に古文単語を暗記することによってより単語の深い理解を得ることができ、効率的に頭の中に単語が入りやすくなるのだ!
そんな夢のような単語帳が、覚えやすさを最優先し、語源解説を意識して作られ、最低限必要な315語にしぼってある『古文単語315』だ。
ここでは、『古文単語315』はなぜ、効率的に暗記できるのか、そのメリットとこれを使った最強の勉強法について紹介する。
是非この記事を読んで古文単語の語彙力を長期的な記憶として増やそう。
『古文単語315』をお勧めする3つの理由
まずは、ここでは『古文単語315』を筆者がおすすめする3つの理由について説明する。
是非この章を読んで『古文単語315』の効用を完璧に理解し、その学習方法を知ることでをさらに効果を高めよう。
幅広い学習が可能
『古文単語315』は、ほかのどの単語帳にはない大きな特徴がある。
それは、「古典」に関しての幅広い学習も単語にリンクさせながらできるということだ。
本書は古文単語だけではなく、様々な古文の知識を網羅している単語帳でもあるのです。
- 古文単語・・・315語
- 慣用句・・・40語
- 和歌のルール
上記のサイトの説明にも書かれているように古文単語はもちろんのこと、古文常識、和歌、古典文法について触れられていることに加え、古文単語の語源まで解説されているのだ。
つまり、この本一冊で、古文単語を覚えながら同時に古典知識も身に付けることができるということだ。
また、丸暗記は苦手で理屈で理解したいというような人にも、語源から覚えるということができる点でおすすめなのである。
幅広いレベルの単語が網羅されている
『古文単語315』は、基礎的な古文単語から掲載されているので、初めて古文を勉強する受験生でも取り組むことができる。
さらに、多くの受験生が受験するであろうセンター試験や、中堅大レベルの単語まで網羅している。
早慶・難関国公立受験志望者でも学校や塾の授業で出てきたことを少し書き足す程度で、受験に必要な単語を完全に網羅することができる。
単語帳を何冊も買わなくとも、この本一冊で基礎から応用までの単語力を手にすることができるということである。
暗記必須なのは315語だけ
後述するが、この本の中では単語がその使用頻度によってランク分けされている。その中で絶対に暗記すべきなのは古文単語315語のみである。
もちろん、それに派生して様々な古文常識や慣用句、古典文法なども記載されているが、「暗記は苦手」だという人や、「もう試験まで時間がない」という人は見出し語の315語だけを覚えればいいのだ。
時間に余裕のある人は、その315語にプラスして慣用句などを覚えればより充実した古文単語の語彙力を身に着けることが可能ということである。
『古文単語315』の使用法
上記の説明で『古文単語315』を使用して勉強をしていくメリットがわかっただろう。
次に、ここでは『古文単語315』を使った勉強法について説明する。
是非この章を読んで圧倒的な語彙力を自分のものにしよう。
まずは見出し語を覚える
この本は見出し語315語、慣用句40語、の計355語で基本的には構成されている。
そのほかに前述した情報や関連語209語が記載されているが、まずは見出し語を覚えていこう。
単語を覚える際には、見出し語の横に描かれているイラストを活用すると覚えやすいだろう。
例えば、「おどろく」という単語を覚えたいときには、「おどろく」の見出し語の横に描かれている、男の子が実際に驚いているイラストも一緒に覚えるとより記憶に定着しやすくなる。
もちろん、イラストが自分にとってはわかりにくかったり、別の単語と結びついてしまうときには、自分でイラストを描き加えたり、イラストを見ずに語源とともに覚える、というのも一つの手である。
どのような方法でもいいので自分に合った記憶方法で、まずは見出し語315語の暗記を最低でも3周は繰り返そう。3周で身につかなければ、4周、5周と増やし、とにかく315語覚えよう。
慣用句・関連語を覚える
前述したとおり、見出し語315語に加えて慣用句40語、関連語209語がこの本には記載されている。
315語の見出し語を覚えた後は、慣用句と関連語を覚えていこう。なお、慣用句はぜひとも全員に覚えていただきたいが、関連語に関しては二次試験で古文を受験する人だけでいいだろう。
センター古文は見出し語と慣用句を覚えておけば対応できるはずだ。
関連語は見出し語と違ってイラストがないため、覚えるのに苦労するかもしれない。そんな時は先ほどと同様、自分でイラストを描き加えたり、似たような意味、もしくは相反する意味の単語と同時に結びつけながら覚えるといいだろう。
慣用句は、見出し語と関連付けて載っているので、見出し語と同時に覚えることをお勧めしたい。
+α 和歌や古文知識を理解する
ここまで紹介した勉強法で、完璧な語彙力がついただろう。しかし、古典を勉強している人は気づいているかもしれないが、実際の古文は英語とは違って、単語だけでは攻略しきれないものである。
特に受験生のみんなが多く苦手とするのは、和歌であろう。特有の言い回しや隠喩など、なかなか一目では理解することの難しい和歌が多く試験では出題される。
しかし、この本には和歌に関する知識までもが載っているのだ。さらに、コラムのような形で古文知識までも記載されている。
効果的な勉強方法として和歌に関しては、基本的なルールを覚えれば一通りの問題には対応することができるようになるだろう。句切れの方法や韻の踏み方、和歌特有の表現などある程度の情報で大丈夫である。
もちろん、掛詞や枕詞についても暗記することができたなら、それはそれで絶大な力となる。しかし、大体のルールの理解と実践で和歌に対する苦手意識は払拭できるだろう。
ルールを理解した上で徹底的に問題を解くことで、是非とも和歌を苦手と思わないようになってほしい。
加えて、豆知識として古文知識を、単語暗記の息抜きに理解すればもういうことはない。
理系の人や二次で古文使わない、という人も気が向いたらやってみると新たな発見があって面白い。
まとめ
以上が『古文単語315』のお勧めするメリット3選とそれを用いた最も効率的な使用法である。
この『古文単語315』を正しく使用すれば、古文単語を非常に効率よく、315語という必要最低限の数に抑えて学習していけることあわかっただろう。
また、さらに余裕のある人はそこから派生させて、幅広い内容の古文の学習をこの一冊だけで進めていくことができる。
是非、『古文単語315』を用いて、いままで苦手だった古文単語を一気に完璧にしてしまおう!
また、この記事の下にお問合せフォームのリンクがあるので、わからないことがあれば是非質問しよう。
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