慶應SFCか浪人。熱い想いをもって決死の単願受験。
2021年03月18日 | 合格体験記
慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス(以下SFC)の、総合政策学部と環境情報学部の2学部。
SFCといえば、ト⚪︎ンドル⚪︎奈さんや、水⚪︎ヒロさんなど数々の著名人や実業家を輩出している有名大学。
(著者は、SFCに進学した高校の同級生に、ト⚪︎ンドルさんと同じ授業を受けたことがあると自慢をされたことがあります笑)
最先端で自由であると称されることが多いSFCは学生からの人気も高く、一般入試の倍率は10倍をゆうに超える。
そんな2学部のみに浪人覚悟で出願し、実際に総合政策学部の合格を手にした現役生の伊藤くんの印象深いエピソードを述べていこうと思う。
入塾当初
伊藤くんが慶早進学塾にやってきてくれたのは2020年の9月。彼にとっては高校3年生の夏という大切な時期。
入塾前からSFCへの想いは固まっており、慶應義塾大学への合格実績について調べてるうちに慶早進学塾の存在を知ったということだった。
「SFCにしか進学するつもりないです。」
彼にとって何がそこまでSFCへの強いこだわりを生み出しているのか、尋ねてみるととても面白いエピソードを話してくれた。
「僕は花火を打ち上げようと思っていたんです。」
彼の口からは突拍子もないフレーズが飛び出してきた。
最初は、地元の友達と河川敷で、夏の夜に花火でもしたいのかな?と本気で思った。
しかし、彼の話を聞いてみると、そんな青春映画のワンシーンを思い起こさせるような淡い夏のエピソードではなかった。
コロナ禍で中止となってしまった地元の花火大会を、高校生の自分が主導となって関係各所に出向いていき、私的な花火大会を開催させることはできないか、というものであった。
活動自体は、行政まで巻き込んでいき、実現手前というところまできたが、開催リミットまでの残り期間を考慮すると断念せざるを得ない、という内容であった。
その活動を通じて出会った人たちからの刺激を受けて、たくさんのことを聞いたり、調べたりしてSFCの存在を知り、そこを目指すに至ったのだ。
入塾時の成績
彼は慶早進学塾に入る前には、ある塾の自習室のみを使用して、勉強を進めていた。
まだ本格的な受験勉強は開始していなかったが、全統模試では英語の偏差値は60前後ほど、学校の内申点は4.0ほどであった。
もちろん悪くはないのだが、まだまだこれからという成績であった。
SFCを目指すにあたり、受験する科目は「英語」と「小論文」に決定した。
伊藤くん元々理系ではあったが、数学よりも英語のほうが得意であったことから、この受験方式を選んだ。
英語については、学校で配布されていた『システム英単語』を進めてはいたが、また1から徹底的につめきっていくところから慶早進学塾での勉強がスタートした。
入塾してから(10月から12月)
冒頭でも述べたように、彼は花火を打ち上げるという自主活動を進めていた。
その活動を基にしたAO入試での策も考えたが、内申点と出願までの残り期間を考えると一般入試の道を選ぶ以外に選択肢はなかった。これまでのエピソードからも分かる通り、彼は常に信念をもっている。
自分の進むべき道はここだ!という軸をもって行動していることが分かる。ただ、彼は自分の信念を遂行する強い意志がありながらも、非常に柔軟で素直だった。
彼が現役、かつ半年間の勉強で志望校に合格することができたもっとも大きな要因の1つがこのメンタリティだと断言できる。
そのメンタリティを体現したエピソードがある。
彼は、入塾してから『システム英単語』という英単語帳を1からスタートしていったのだが、受験直前までそのシステム英単語を卒業することはなかった。
1ヶ月、2ヶ月で8〜9割方覚えることはできていた。
しかし、そこで完成とするのではなく、次のステップとして、見出しとなっている単語だけではなく、細かく記載されている派生語や類語まで全て覚えるように指導していたのだ。
一度大方仕上げてしまった教材は、「自分はもうこれは大丈夫だろう」と次にうつってしまうことは少なくない。
ただ、ことシステム英単語については、その認識では甘いということを我々はわかっていたのでそのような指導をしたが、彼はそれを受け入れ、達成できるように最善を尽くした。
また、小論文についても、入塾以降すぐに添削による指導をスタートした。
小論文は非常に出来がよく、添削を繰り返すたびに、良いものを解答することができるようになっていった。
小論文の出来が直接合否に関わるSFCだからこそ、とても良い傾向であった。
停滞期(12月から1月)
英語・小論文ともに、順調に勉強が進んでいるように見える彼だが、
(「好奇心が旺盛で、我が道を貫くスタイルであるが非常に柔軟で素直」というところでスーパー人間に聞こえますね笑
この記事を執筆した後に、本人からうまい飯でも御馳走してもらおう。笑)
受験勉強は順風満帆に行くわけではなく、大きな壁にぶち当たることとなる。
それが過去問である。
英語では単語・熟語・英文解釈・長文の教材を完了してから、12月から過去問の演習を開始した。
そこで、2018年度の過去問から解き始めたのが、その後の6年間分ほど6割前後から抜け出せないという大きな課題に直面する。
解いても解いても点数が伸びていかないという停滞状態を打破することができたのも、彼の素直さと圧倒的な勉強量によるものだった。
伸び悩みの原因は、わからない単語や読めない文章があると、そこで理解が止まってしまい、解答にたどり着けないからであった。その改善のために、システム英単語の細部に至るまでのやり込みが活きてくるのであった。
それが前に述べた、彼の素直さを体現したエピソードである。一つ一つの派生語まで本当に丁寧に覚えていったのだ。
これにより語彙力の向上は容易に実現できた。
また、語彙力などの知識面にこだわるだけでなく、英語の長文の構造であったり、各段落の大意をつかむためにはどのように読まないといけないのか、という直接の指導も繰り返していった。
それらの指導内容を、理解し実現していけたのかということは、これまでの彼の素直さと吸収力を考えれば、いうまでもないだろう。
直前期
語彙力を根本から強化していくという基礎固めと、過去問を解くごとの復習、また長文の読み方・問題の解き方の指導を繰り返していくと、過去問の正答率はぐんぐんと伸びていった。
この頃には、過去問は70%を下回るということはなくなり、年度によっては80%を超えるくらいにまで伸ばしていけることができた。
彼の小論文の出来も考えると、英語でこれだけとることができれば、十分な成績である。
そして、実際の本番を迎えることになる。
最初の話に戻るが、彼が出願しているのは、慶應義塾大学、総合政策学部と環境情報学部の2学部。
たったの2学部のみである。
2月17日と18日。
この2日間にこれまでの頑張りを集約しないといけないのだ。
大学受験というのは、高校受験とは違い、複数校・複数学部受験するのが鉄則。今年は10校以上、出願している生徒もいたほどだ。どれだけプレッシャーのかかる試験になるだろうか。想像するだけで、心臓をキューっと握られた想いがする。
しかし、彼はそこまで気負うことなく、とても良い精神状態で、試験を終えることができる。
「いつも通りやれることができました。」
試験終了後に送ってくれたメッセージである。
彼にとって、これほどの信頼できる言葉はないだろう。
親御さんのサポート
彼の受験を振り返ると、親御さんのサポートが非常に大きく関係している。
2学部のみ受験、一発勝負という非常にプレッシャーがかかる中、
「全く緊張せずに、練習通りやれました」
と、思えることは決して簡単なことではない。
彼が、そのような精神状態で受験を迎えることができたのは、親御さんが彼の挑戦を100%受け入れて、サポートしてくれていたからだ。
「どうしても行きたいところなんだから、今年は来年の練習のつもりで受けておいで」
親御さんが、試験前に彼にかけた言葉。
今年がダメだったとしても、来年までがんばれたら大丈夫。そう思えることで、試験当日は目の前の問題のみに集中することができただろう。
最後に
慶應義塾大学総合政策学部に現役合格した、伊藤颯吾くんの合格体験秘話いかがだったでしょうか。
自分の目標のために、精一杯頑張る姿はいつみても素晴らしいものがありますね。
慶早進学塾では、彼のように自分の目標を達成したという熱い想いをもった生徒の手助けをしていきたいと思っております。受験について少しでも不安なこと、お悩みがあれば、ぜひお問い合わせをお願いいたします!
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