2016慶應義塾大学経済学部解答速報&入試総評
2016年07月13日 | 解答速報
2016年の慶應義塾大学経済学部の解答速報と入試総評に関してだ。
慶應の看板学部にして、私立文系最難関の一つである慶應経済の問題は今年はどのような出題であったのだろうか。
この記事にしてしっかり確認していってもらいたい。
慶應経済の入試問題の特徴
慶應経済は、
A方式…英語200点、数学150点、小論文70点
B方式…英語200点、歴史150点、小論文70点
の2つの方式にわかれる。
それぞれの方式の情報は以下の通りだ。
- A方式
年度入試 | 試験科目 | 配点 | 平均点 | 合格最低点 |
---|---|---|---|---|
2015 | 英語 | 200 | 251.2 | 254 |
数学 | 150 | |||
小論文 | 70 | |||
合計 | 420 |
- B方式
2015 | 英語 | 200 | 259.1 | 271 |
---|---|---|---|---|
地理歴史 | 150 | |||
小論文 | 70 | |||
合計 | 420 |
さてこの平均点だが、第一段階を突破した人の中での平均点となってることに注意だ。
どういうことかと言うと、慶應経済はA方式だと英語90点、数学70点の合計160点分、B方式だと英語の90点が先に採点が行われ、その得点が一定以上を満たさないと、他の部分の採点が行われない仕組みとなっているということだ。
いわゆる足切り。
そのため、ここで表示されている平均点というのは、第一段階を突破した人の平均点ということとなる。
2016慶應経済解答速報
では2016年の慶應義塾大学経済学部の解答を公開しよう。
英語
- I〜Ⅲ(長文)
※Ⅰの9は4のSomeではなく、2のFewであるという声多数。
- Ⅳ(和文英訳)
数学
公開が遅くなりました。以下が解答となります。
第1問
第2問
第3問
第4問
第5問
第6問
小論文
2016慶應経済入試総評
では今年の問題の難易度などをここで確認していこう。
英語
2012年からは今の形式に統一されており、今年も前半が長文読解、後半が和文英訳、自由英作文という構成は変わらない。
長文の大問数は3題でここの計90点分が第一段階選抜に使われる。
今年の長文のテーマは同性愛に関する話題で、近年何かと取り上げられる題材ではあるが、受験生にはいささか刺激的であったかもしれない。
2016年の長文パートに関しては、Ⅰが標準、Ⅱがやや易、Ⅲが標準といったところか。
Ⅳの和文英訳は今年は3問と減少。
日本語特有のくだけた会話文をどのように変換し、簡単な英語で書くことができるかが問われているのは、問題文の注意事項を読めば明らかだ。
Ⅴの自由英作文は例年通り、長文読解と関連したテーマで、2つのうち1つを選択し、引用を交えながら書いていくもの。
引用が必要とされること、解答欄の大きさを考えれば、150words以上は書いておきたいところだ。(それでも解答欄が大きすぎる感はある)
総じて2016年の英語は例年並みの難易度。
本年は数学が難しかったと思われるため、英語の出来がそのまま合否に直結するかもしれない。
数学
今年も形式に大きな変化はなし。
Ⅰ〜Ⅲはマーク式の問題で第一段階選抜、すなわち足切りの対象となる問題で計70点分。
Ⅰは三角関数の問題。
一問一問はさほど難しくはないが、今年はここで失敗した人がかなり多い印象。標準。
Ⅱは数列と漸化式の問題。
誘導に上手く乗れるかが焦点となるが、計算が煩雑なので後半を見切った人が多いか。やや難。
Ⅲはデータ分析でびっくりした人が多かっただろう。
しかしこの大問は極めて平易。さくっと完答したい。ここが完答できると第一段階突破に大きく近づくだろう。
そしてⅣ〜Ⅵは記述の問題。
Ⅳは対数の問題。得点に大きな差が開いたように感じる。標準。
Ⅴは図形とベクトルの問題。
一問一問は難しくないが、量が多いために迅速な計算力が必要。
またあまり図形のイメージを浮かべるのに苦労した人も多いだろう。標準。
Ⅵは積分。記述の問題の中ではこの設問が一番とりやすいか。しっかり確保したい。やや易。
異常に簡単だった2012,2013年から一転して2014年からは数学に関しては難化傾向が続いている。
これに関しては今年大幅に定員が減少したことや代々木ゼミナールの慶大プレの数学の難易度などからも、数学が難しくなることを推測し、準備することはできないことではない。
総じて今年は昨年比でやや難。
一問一問に難問が含まれるわけではないが、全体を考えた時に制限時間に対して分量が非常に多く、迅速な計算力と設問の難易度を見極める目が重要となったセットであった。
小論文
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