慶早進学塾

浪人するべきかで悩んでいる現役生に伝えたいこと

2021年01月24日 | 浪人生活

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大学受験を目指している高校生は一度は浪人について考えたことはないだろうか?

あまり高校の時は勉強できなかったり、また勉強をしていたとしても、なかなか志望校とのギャップが埋まらずに、浪人が見えてしまう人はきっと多いだろう。

果たして本当にそのまま浪人していいのだろうか?

浪人を考え始めたら、この記事を読み、本当に自分は浪人すべきなのかを一度考えてみてほしい。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

実際、浪人はきついからね。(経験談)

現役生が浪人を考えた時に陥る3つの事

現役生が浪人を考えた時に陥る事だが、そもそもその現役受験がまだ終わってないタイミングで浪人を考え始めてしまうということはあまり好ましくないと考えている。

その理由について順番に確認していこう。

1.浪人覚悟

『浪人覚悟』という言葉がよくあるが、この言葉は浪人覚悟という逃げである。

この言葉をよく現役生から毎年毎年聞くが、すごくかっこいい表現だと思わないだろうか。

しかし浪人覚悟という言葉は逃げの言葉でしかないと思っている。

『自分はもう浪人覚悟でめちゃくちゃ頑張ります』のような退路を断っているように聞こえるかもしれないが、浪人が許されている状況で覚悟とはどういうことだろうか

これが ”現役でしか大学に行く気がない。だから今死ぬ気でやっている”などそういったことだったらものすごく覚悟が決まっているので、それは逃げではないだろう。

結局、浪人覚悟という言葉を使う人というのは本当に今、目の前のやらなきゃいけないことをやれてなかったりする。

現役生が浪人を考え始めた時にその勉強から逃げてしまうっていうところが一番大きい勉強から逃げてしまってどこが一番大きいなっていうところなので、そこがきちとできてるかを確認してほしい。

2.浪人すればいいと思い勉強してる

これは最悪だ。秋・冬くらいに浪人するということがちらついてくると本格的に勉強しなくなってしまう。

“自分は無理だ” “間に合わないから次もう一年あるし今はいいや” のような感じになる人が実際に毎年多い。しかし、その姿勢で次の1年結局乗り越えなきゃいけないのは自分だ。

その姿勢の人が次の一年で果たして本当に目の色変えて勉強するか?と言われた多分しないだろう。

なので浪人すればいいと思って、その勉強しないことする人が浪人してうまくいくというのは基本的にないだろう。これも気をつけてほしいポイントである。

3.浪人すれば成績が上がると思い込んでいる。

現実から目を背けるタイプの人という感じだ。

背ける人というのは、その次のその未来の自分がこう何とかしてくれるだろうみたいに思って、“1年も時間があればどこまでもこう成績をあげられる” ということを考えてしまう。

しかし現実には自分自身が勉強と向き合い、実際に勉強することで初めて成績を伸ばすことができる。

そこの見込みが甘いから浪人してから苦労することになる。

まとめ

いずれにしてもこの3点は、今やらないといけない事柄だろう。浪人を考えたとしても今あなたは受験生なのだから、勉強すべき立場である。

目の前のことから逃げている、もしくは、この先の見通しが甘い人は、浪人して成功させるには、そのスタンスから見直さないといけないというところは間違いなくあるはずだ。

なので浪人がちらついてきている人は本当に今は勉強に専念してやれているかどうかを意識するようにしてほしい。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

志望校に合格するには、どこかで覚悟を決めて勉強に専念しないといけないこと。どうせ後からやらないといけなくなるのなら、今やってしまいたいよね。

現役生が浪人を考えた時に確認すべき4つの事

その次に現役生が浪人を考える時に確認すべきことがいくつかあるので確認していこう。

1.現役時に勉強に専念できていたか

これは先ほども言ってた通り、現役時に勉強に専念できていたかどうかだ。

今まで慶早進学塾を運営してきて色々な浪人生を見てきたが、浪人してしっかりと成績上げて上手くいってる人というのは、そもそも現役でもそれなりに勉強頑張っている人ばかりだ

ただ、現役時にすごく勉強を頑張ってたけれども、“時間がどうしても足りなくて間に合わなかった”というパターンの人や、“良い指導者に巡りあえなくて情報を持っていなかった”、“正しい勉強のやり方を知らずにここまで来てしまった”というような人がいる。

勉強のやり方を知らなくて結果が出なかった人は、それを知らないと成績には繋がらないので、そのようなところで修正しないといけないことは多い。

一方で、いずれにせよ浪人して上手くいく人は現役時にしっかりと自分と向き合うということをやってきた人達が多いのは間違いない。

逆に全然やってなくて逃げるように浪人生活に突入しましたと言う人がうまくいくケースは、かなり確率が低い印象だ。

なぜなら同じ人間がもう1回同じ土俵で勝負しないといけないからだ。実際に自分が浪人を考える時に現役時に勉強に専念できていたかどうかは確認した方がいい。

勉強から逃げてたし、勉強が苦痛だったなということであれば『これをもう1年、本当に自分やれるか』を問いかけ、やれる自信がないと思ったら現役で進学してしまった方がいい。

それは間違いでもなく、負けでもなんでもない。自分のキャパシティや向き不向きも当然ある中で、自分がこの分野でやれないな思ったらそこで勝負する必要は必ずしもあるわけではない。

自分はこの道じゃないと思って別の道に切り替えたり、次のステージに切り替えるのはすごく勇気ある決断だと思うし、良い判断だろう。

ただ、やってもないのに次にやったら大丈夫だろうという甘い見込みでスタートするのは異なるだろう。このポイントを考えてほしい。

2.覚悟はあるか

1年間というのはすごく長い時間だ。浪人生活の一年間の勉強はすごく頑張ってる人からしたらあっという間だが、なんだかんだ1年というスパンは結構長いところで、最初はいいかもしれないが夏秋ぐらいになるとすごく苦しくなってくる。

そこを何があってもそこを乗り越えるんだという強い覚悟を持てるかどうかはすごく重要である。そこはあなたにしか分からないポイントで、その覚悟をちゃんと自分の中で持つことができるのかどうかということが考えていただきたいポイントになる。

3.親の同意を得ているのか

ここはとても重要だ。浪人するとなったらものすごく親に負担がかかる。それは経済的な理由というところを考えたら、年間で約100万円以上間違いなくかかる。

大手の予備校に通う場合でもそれぐらいかかってくるし、またその親の精神的な負担、苦痛というのもすごい負荷をかけてしまうところになるので、そういうこと考えた時に親の同意を得られた上で家庭内で足並みを揃えられているかどうかといた所がすごく重要ポイントになってくる。

浪人するのであれば家族の足並みを揃えた上で浪人生活をスタートさせて欲しいなと思う。

4.家庭内での条件を確認

浪人するとしても、家庭内で様々な条件がある。

具体的な条件を以下に示してある。その条件を家庭内で最初のうちに確認しておこう。

  • 次の一年はあるのか?ないのか?
  • 私立大学は可能なのか?
  • 大学のエリアはどうなのか?
  • 何校受験することができるのか?

また保護者の方の目線から言うならば、ここの条件を先に明らかにしておいてほしいと思っている。これは非常に重要なポイントだ。

親が絶対に守らないといけないルールを明確にし、そこを家族で守ろうとすると、子供もその条件は家庭内で絶対に守らないといけないルールなんだというところが分かってくる。次第に

子供はそこのルールを守るように動かなかきゃいけないとなってきて、自立に進んでいくのだ。

浪人というのは1年間社会から外れると言うことを意味する。つまり、そこのルールがしっかり定まってないとズルズルといってしまって、結局社会に復帰できないとなるのが一番の避けたいポイントだ。

だから家庭内でそういった条件を最初のうちにはっきりさせるということがものすごく重要だ

まとめ

僕自身、2年間浪人して本当にきつかった。特に二浪の時が本当にきつくて、時間をすごい膨大に感じたし、やはり勉強できなかった時間がすごくたくさんあった。今でも思い出したくないほどだ。

その中で、もっとこうしておかなきゃいけなかったなというように思うこともすごくある。しかしそのきつい浪人生活の中でも、本当に重要だと思ったことがこの内容である。

今をしっかり生きることができているのか

受験生であれば今、しっかり勉強することができているのかというところだ。どこかで勉強しないといけない時間がくる。またそれを避けていると、後から手痛いダメージを負うことにも繋がるわけだ。

受験が終わってない中で浪人すると考えたとしても、うまくいくために今からしっかり勉強する事を何よりも大切に日々を過ごしてほしい。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

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