知っておくべきセンター試験日にちと受験生必須の8ステップ
2016年09月11日 | センター試験
いよいよ夏も終わり、受験シーズン本番に突入した。
受験生のあなたにとって、この夏の受験勉強はいかがだっただろうか?
どんなに勉強をしていても、試験が終わるまでは自信がなかったり、気持ちに余裕が持てなかったりするだろう。
しかし、一生懸命真面目に取り組んできたあなたなら、きっと大丈夫だ。
落ち着いて、今まで頑張ってきた努力の結晶を、当日の答案用紙に全てぶつけてきてほしい。
しかし、せっかく準備万端でも、出願期間を過ぎてしまったら元も子もない。
今日は、気になるセンター試験の日にちについて詳しく話していこうと思う。
全ての大学受験生へ
あなたは、どの大学を受験するのか、もう決めただろうか?
受験方法は大学によって色々ある。一般入試、推薦入試、AO入試…
しかし、国公立を目指す人にとって、避けて通れない道がある。
それがセンター試験だ。
もちろん、私立大を希望している人にとっても、センター試験にはメリットがある。
次章で説明していこう。
センター試験とは?
大学入試=センター試験だと思っている人も多いのではないだろうか?
半分正解で半分不正解だ。
詳しく説明していこう。
大学入試センター試験(通称:センター試験)とは、大学入試センターが実施する試験であり、全国で一斉に実施される。
毎年何十万人も受験する、日本最大規模の試験である。
以下は大学入試センターが説明しているセンター試験の仕組みと役割だ。
大学入試センター試験の役割と仕組み
大学入試センター試験は、この試験に参加する国立、公立、私大の各大学が大学入試センターと協力して同一の期日に同一の試験問題により、共同して実施します。●大学入試センターの役割
・試験問題の作成、印刷、輸送
・受験案内、実施マニュアルなどの作成
・出願の受付、試験場の指定、受験票の交付
・答案の採点、集計
・試験成績などの各大学への提供
・試験成績の本人通知●参加大学の役割
・ 大学入試センター試験の利用教科・科目及び各大学ごとの学力検査などの予告
・試験場の設定、試験監督者などの選出
・志願者への受験案内の配付
・試験の実施、答案の整理・返送、試験成績の請求
・試験問題作成に携わる者の派遣
・試験問題の保管・管理
以下ではこれを詳しく説明する。
国公立大を一般受験する人にとっては、センター試験は必須だ。
というのは、これが一次試験扱いとなる。
ここで、大学側が決めたレベルの得点を出せれば、二次試験に進めることになる。
二次試験とは、大学ごとに行う独自の試験だ。
大抵の国公立大は、センター試験の点数と、二次試験の点数で合否を判定する。
センター試験についてよくある質問がある。
それは、「私立大しか受けないから、センター試験は受けなくても良いか?」という質問だ。
確かに私立大は、国公立大と違い、センター試験を必ず受けなくてはいけないものではない。
一般入試(その大学独自の試験)と推薦入試がほとんどだからだ。
しかし、センター利用入試を導入している私立大は少なくない。
センター試験の結果だけで合否が決まる、「センター単独利用入試」や、センター試験と一般試験の得点を合わせて判定する、「センター併用入試」というものがある。
なお、これらのセンター利用入試は、事前に申し込まなければいくらセンター試験で高得点を取れても意味がなくなってしまうので要注意だ。
私立大志望者がセンター試験を受ける最大のメリットは、センター試験を受けることで、同じ大学を受験出来る回数が増える。
つまり、合格するチャンスが増えるということだ。
学部が違えば同じ大学を受けられるのはあなたも知っていることだろう。
例えば、
- 早稲田大学 法学部
- 早稲田大学 政治経済学部
- 早稲田大学 教育学部
といったように。
二つ目のメリットは、わざわざ全ての私大に足を運ぶ必要がなくなることだ。
(これは、センター試験のみで合格すれば、の話だが…)一般入試で複数の大学に足を運んだり試験を受けたり…とても時間がかかる。
センター試験のみで合格出来れば、大幅な時間を費やさずに済むだろう。
三つ目のメリットは、一般入試と比べ、受験費用が安いことだ。
受験はとてもお金のかかるイベントだ。
受験する大学が多ければ多いほど、払う金額は大きくなる。特に、私立大の一般入試は、センター試験の約2倍だ。
センター試験のみで合格出来ればそれに越したことはないだろう。
私立大志望だから、という理由だけでセンター試験を受けないのなら、一度ストップし、センター試験には、私立大にもメリットがある、ということを覚えていてほしい。
気になる日にち
さて、センター試験の概要は理解できただろうか?
次はセンター試験の日にちだ。
試験前にはやらなくてはいけないこともある。
そのデッドラインも踏まえて確認してほしい。
具体的な日程は以下の通りだ。
※「独立行政法人 大学入試センター」より引用
受験案内の配付・・・・・・・・平成28年9月1日(木)から
検定料の納付・・・・・・・・・平成28年9月1日(木)から10月7日(金)まで
受験上の配慮申請・・・・・・・平成28年8月1日(月)から10月7日(金)(消印有効)まで
出願期間・・・・・・・・・・・平成28年9月27日(火)から10月7日(金)(消印有効)まで
本試験・・・・・・・・・・・・平成29年1月14日(土),15日(日)
追試験・・・・・・・・・・・・平成29年1月21日(土),22日(日)
平均点等の最終発表・・・・・・平成29年2月2日(木)予定
成績通知書の送付・・・・・・・平成29年4月16日(日)以降
まず、最初にやらなくてはいけないこと。それは受験案内を取り寄せることだ。
9月1日から既に始まっている。
この受験案内には、願書や振込用紙など必要書類が一緒に入っているため、必ず準備する必要がある。
その後、検定料を払い込み、願書提出となる。
また、病気や怪我、障害などにより、受験の際に何か配慮が必要な場合は、「受験上の配慮申請」が別途必要になる。
対象者は前もって大学入試センターへ相談しよう。
センター試験前に必要なもの
- 出願書類
- 検定料
- 高校卒業(見込み)証明書
準備はOK?センター試験の流れについて
いよいよここで、センター試験の具体的な流れについて説明していこうと思う。
センター試験が大学受験の全てではないが、侮らないで全力で挑んでほしい。
出願準備~本試験
出願準備からセンター試験、そして志望大学独自の試験…
大学に入るためには、様々な手続きをしなければならない。
入学するための順序を8ステップで紹介しよう。
① 受験案内取り寄せ
センター試験に参加する全国の大学の窓口にて配布。
または、パソコンやスマホからのインターネット申し込みや電話での申し込みで郵送可。
在学中の学校からも取り寄せ出来るため、学校側へ問い合わせよう。
② センター試験検定料の払い込み
ATMからの振り込みは不可。払い込み用紙裏面に書かれている取り扱い銀行か、もしくはゆうちょ銀行への支払いのみ。
③ 大学入試センターへ出願
あなたが今高校生なら、学校側がまとめて大学入試センターへ出願してくれる。あなたは願書を高校へ提出するだけで良い。
但し、学校側が設けた期日はしっかり守ろう。
④ センター試験
いよいよ本番だ。今まで頑張ってきたこと全てを解答用紙にぶつけてほしい。
⑤ 翌日、自己採点
翌日、新聞にセンター試験の解答が載るので自己採点しよう。
問題用紙に回答を書くのを忘れないように。
自己採点は、志望大学を最終決定するのに必要になる。
⑥ 志望大学への出願
自己採点で志望大学が決定したら、大学側に願書を提出。
国公立は全て同じ日に、私立大は学校によって試験日が異なるので確認しよう。
⑦ 志望大学の入試(二次試験 前期・後期)
いよいよ最後の試験だ。
第一志望校に入学できるよう、準備と体調管理は入念に。
⑧ 合格発表!
おめでとう!晴れてあなたも大学生だ。
以上が大まかな流れだ。
受験する大学や学部によって選択する科目が変わったり、何教科受けるかにもよって検定料も変わったりしてくる。
それについては次回詳しく話していこうと思う。
試験当日、不測の事態に備えて…
試験当日、あなたに是非持って行ってもらいたいものがある。
以下に持ち物リストを作るので、是非役に立てて欲しい。
- 受験票、写真(コピーを2部とっておき、1部は自分、もう1部は家族に渡しておこう)
- 受験案内
- 愛用の参考書
- HBの鉛筆 複数本(削る時間が勿体ないので、最低5~6本は持っていこう)
- 鉛筆削り(電動不可)
- 新品のプラスチック消しゴム 2~3個
- ボールペン、メモ用紙
- 時計(秒針含む音の出るものや電卓機能がついているものは不可)
- 目薬、胃腸薬、マスク、ばんそうこうなど
- お弁当(当日は混むので買うのは止めた方が良い)
- 水筒(温かいお茶が良いが、利尿作用があるため、温かい麦茶かほうじ茶がおすすめ)
- ちょっとしたお菓子
- 防寒具、カイロ
- 替えの靴下(雪や雨で足先が冷えると集中力が欠けるため)
- 脱ぎ着しやすい上着
- ハンカチ、ティッシュ、タオル(無地のものにしよう)
- 上履き、靴を入れるビニール袋(会場にもよるので確認しておこう)
- (コンタクトをしている人は)眼鏡
- お守り
- 現金(公共の交通機関がマヒした時に、タクシーに乗る事を考慮した金額)
荷物は少し多いかもしれないが、持って来れば良かった…と後悔するくらいなら、不測の事態に備えて色々と準備して行った方が良い。
余談だが、知り合いがセンター試験当日、試験中に鼻血を出してしまった。
ティッシュやタオルなどを持参しなかったらしく、もちろん試験中なので試験監督を含め、誰も助けてはくれない。
仕方なく、問題用紙で鼻血を拭いたそうだ。
当日は、普段だったら起こらないような事が起きることがある。
あとになれば笑い話かもしれないが、もしそれが当日自分に起こることだったらどうだろう?
いつ、何が起こるか分からないためにも、準備はしっかりしていくことをおすすめする。
そして、出来ることなら会場の場所の下見もしてほしい。
道に迷わないこともそうだが、家から会場まで、実際にどのくらい時間がかかるのか、事前に分かっていれば焦ることもないだろう。
少しでも不安な要素になるものは、事前に解決しておくことが重要だ。
試験のあとは
まずはセンター試験、本当にお疲れ様。
今まで努力を重ねてきたあなたなら、きっと良い結果が出ることだろう。
このあと、国公立大の二次試験(その大学独自の試験)に進む人や、私立大の試験に臨む人は、その日程を確認してほしい。
国公立大は、前期・後期がある。そして、前期・後期ともに一括で申し込まなければならない。
(※一部の公立大では、中期があるところもある)
つまり、前期がダメだったから後期はどこにしよう?ということは出来ないのだ。
前期・後期ともに同じ大学を希望するも良し、前期がダメだった時のために後期は少しランクを落とすことも良し。
それは受験生あなたが選ぶことができる。
ここで注意しなくてはならないのは、前期日程で合格し入学手続きをすると、中期・後期の入試では合格対象から外れることになる。
そのため、第一志望校は前期日程で受験することが大きなポイントだ。
私立大は、志望大学の入試日さえ被らなければ、何校でも受験することが出来る。
あらかじめ日程をよく確認し、志望校の入試日が被ってしまう場合は、よく考え、選択してほしい。
まとめ
いかがだっただろうか?
一口にセンター試験と言っても、様々な手続きがあるため、そしてその手続きひとつひとつに期限が設けられているため、きちんと知っておかないと取り返しのつかないことになる。
センター試験のあともやることはたくさんある。
日々の生活のなかで、勉強以外にもやることが沢山あるあなた達にとって、受験シーズンは本当に大変な時期だと思う。
そして試験本番は、誰の力も借りられない。正真正銘、あなた一人で戦わなければならない。
しかし、周りの協力がいつもそばにあることを忘れないでほしい。
この経験は、あなたにとって忘れられない経験になるだろう。
受験とは、必ずしも孤独な戦いではないことを覚えていておいてほしい。
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