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自由英作文に必要な3つのスキルと、減点されない秘訣

2019年04月22日 | 英作文

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受験英語を学ぶうえで、英作文が重要だということはきっとあなたも知っていることだろう。

「英作文」が入試の科目となっている国公立大学や難関私立大学も少なくない。

しかし、英作文が苦手だという受験生は非常に多い。あなたもその一人ではないだろうか?

英作文には、和文英訳自由英作文の2種類がある。

和文英訳・・・日本文を英文に翻訳すること
自由英作文・・・与えられた課題やテーマのもと、英文で説明したり意見を書いたり、という課題。難易度は高く、和文英訳より自由英作文の方が苦手だという人は多い。

今日ここでは、特に難しいとされる自由英作文の勉強法を紹介していこう。

自由英作文について

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もともと文章を書くのが苦手な人にとっては、文章を、それも英語で書く、というのは頭が痛いことだろう。

しかし、これが出来れば文法力の著しい向上も見込めるし、何より英作文自体が大きな得点源となってくれるのだ。

自由英作文は基本的に減点形式となっている。

スペルミス内容の一貫性がない物が、大きく減点対象となる。

難しい単語や文章でなくとも問題はない。

つまり、簡単な英単語しか使っていないとしても、文章が稚拙だとしても、正しいスペルと起承転結がしっかりしていれば減点の対象にはならないということだ。

自由英作文を書くうえで必要とされるスキルは大きく分けて3つある。

  • 最低限の文法力
  • 知識と創造力
  • 全体の構成力

ここでは必須と言えるこの3つのスキル別に説明していこう。

自由英作文に必要なスキル「最低限の文法力」

このスキルが必要だということは、あなたも大体イメージ出来るのではないだろうか。

あるテーマや課題が与えられ、それを英文で表現しなくてはならない。

一文書くだけでも文法をかなり意識するのではないだろうか。

時制は間違っていないだろうか?この文章で意味が通じるだろうか?疑問文は動詞が原形になっているだろうか?など、たった一文を書くだけでかなりの労力を使う。

文章自体が難しい必要性はないが、最低限の文法力は必要と言える。

自由英作文に必要なスキル「知識と創造力」

与えられた課題やテーマからどんな文章を書くか、という知識と創造力が必要となってくる。

例えば「環境汚染」がテーマだったら、どんなイメージが沸くだろうか?

環境汚染に関する知識や、あなたの主張を英語で文章に表せるだろうか?

自由英作文では、ある程度の知識や、英作するうえでの創造力が必須と言える。

これが備わっていないと、何も書けないからだ。

自由英作文に必要なスキル「全体の構成力」

どんな順序で説明していくかという全体の構成力も、自由英作文では必要となってくる。

表現したいことがあっても、順序を間違えてしまうと、何を伝えたいのか分からないごちゃごちゃした文章になってしまう。

内容の一貫性がないものは大きく減点となるため、「構成力」は大きなポイントと言える。

効果的な勉強法

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テーマに沿って英作することが課題だから対策のしようがない、と思っていないだろうか?

「何」を書くかは、入試本番のテーマや課題を見るまでは決まらないだろう。

しかし、「どんなふうに」書くかは前もって対策することが出来る。

ここでは、自由英作文対策に効果的な勉強法を紹介していこう。

例文暗記

自分で一から筋道を立てて、一から文章を書いていくということは非常に効率が悪い

そこで、自由英作文向けの例文を暗記することから始めよう。

例文暗記とは言っても、ただやみくもに例文を丸暗記するのではなく、応用の効く例文を覚えておくことがポイントだ。

例えばこんな例題があったとする。

Tomatoes include Vitamin E which control aging.

(=トマトには老化を抑制するビタミンEが含まれています)

英作のテーマが「健康」だった場合、この文章はこのまま使うことが出来るだろう。

しかしテーマが「環境汚染」だった場合、この文章ではテーマに基づいていない為、このままでは使えない。

しかし、単語を変えることだけで(「○○には、○○という○○が含まれている」というように、)繰り返し使える文章に生まれ変わることが出来る。

あなたには、そういった「単語を変えるだけで応用が利く例文」を沢山覚えてもらいたい。

高得点を狙うためにも、例文暗記することは自由英作文の必須の対策と言える。

但し、例文暗記をする際、10や20の例文では素材不足となる。

少ない素材の中からやりくりするよりも、50や100の例文を覚えておき、実際に自由英作文を書く時に単語を少し変えれば応用が利くという状況になっていれば、自分で一から考える時間が短縮できる分、はるかにラクになるだろう。

例文暗記をする際は、常に「この単語を変えたらこんなテーマにも使えそうだ」と、リサーチのアンテナを張り巡らせてほしい。

ベースとなる文章を覚え、それを応用することが確実であり堅実だと言える。

過去問の模範解答を覚えることが点数アップの近道

自由英作文において最も手っ取り早い勉強法は、過去問の模範解答を覚えることだ。

模範解答には、英作文に使える言い回しや、文章の構成、また話の展開の仕方など、自由英作文に必要な要素がすべて詰め込まれている

志望大学の過去問集があれば、出題傾向などのサンプルを採ることも出来る

積極的に、過去問の模範解答から点数を稼ぐ秘訣を得よう。

テンプレートを作っておく

書き方のテンプレートがあると、書く内容に時間を使えるようになる。

ここでは役立つ書き出し文を紹介するので、参考にしながら自分なりのテンプレートを作ってみよう。

与えられたテーマに対して、まずは自分の意見や主張を述べると良い。I think that ~ (私は○○だと思う)I believe that ~ (私は○○だと信じている)
I agree with ~ (私は○○に賛成だ)
I disagree with ~ (私は○○に反対だ)など
次は自分の主張に対する理由や具体例を挙げていく。
書き出しの主張に対する理由や根拠を挙げることで文章構成を確立していこう。
For example, (例えば)
The reason why I don’t agree with ~ (反対する理由は)
In addition to ~(これに加え)
On the other hand, (一方では)など
最後は、まとめの部分だ。
ここでは総合的な意見を述べることが好ましい。
That is why,  又は Therefore, (それ故)
In conclusion, (結論として)など

これらはあくまで書き出し文の一例に過ぎないが、話の流れを変えたい時に便利だと言える。

あなたもぜひ自分なりのテンプレートを用意し、内容を考え書く時間をしっかり確保出来るようにしておこう。

実際に練習してみる

自由英作文は文字数に指定がある。

「○○というテーマのもと、○○字程度でまとめなさい」という具合だ。

この際、指定文字数の±10文字以内に抑えるようにしよう。

構成をするときは起承転結を意識して、「主張→理由や根拠→まとめ」という流れを作っていけるようにする。

内容は、一貫性のないものは減点対象となるため、自分の主張や考え方を具体的にサポートする理由が必要となってくる。

最初のうちはペンが進まないだろうが、書き始めなければいつまで経っても慣れない。

まずは短文から、単語の羅列でも良いから書き始めてみよう。

少しずつでも良いから「書くことに慣れる」ことが大切だ。

添削してもらう

自由英作文には正確な答えがない。

実際に入試同様、自由英作文を書いてみてもそれがどのくらいの点数をとれるのか分からないのが悩むところだろう。

自由英作文だけは、独学ではどうしようもないのだ。

そこで、添削してもらうことが大きなターニングポイントとなる。

客観的に見てもらい、意味は通じるか、文法はおかしくないか、文章に支離滅裂なところはないか、主張は理解出来るか、などを添削してもらおう。

但しこの時、英語が出来ない人に見てもらっても何の意味もない。

英語の先生や塾の講師に添削してもらうようにしよう。

参考書から学ぶ

参考書の解答例に書いてある文章を読み、それを見ずに似た英文を再現してみることも有効な勉強法だ。

自由英作文対策の参考書は沢山あるが、私は特に「ドラゴン・イングリッシュ」をおすすめする。

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※以下、amazonから引用

内容紹介
東大合格者がもっとも信頼を寄せるカリスマ英語講師による、大ベストセラーの受験参考書!
「英作文の鬼」との異名を持つ竹岡先生の代表作『ドラゴン・イングリッシュ基本英文100』。
2005年の発売以来、版を重ね、わずか3年で16万部を超える大ベストセラーとなった。
竹岡先生曰く、英作文問題のポイントは以下の3つ。
1.時制に関する知識を問うものなのか
2.文脈を踏まえた内容が書けるかどうかを 問うものなのか
3.論理的な文が書けるかどうかを問うものなのか

本書はこれらのポイントに即時対応できるよう、
●英作文に必要な技法を100文に凝縮している。
●時制と論理に重点を置いている。
●英語として不自然なものは一切排除。 日本人が無理なく書ける表現を満載している。
付録のCDを活用すれば、耳からの学習、リスニング対策も万全。
本書は、受験生のみならず、英語を勉強するすべての人に有意義な1冊である。
ドラゴンシリーズ第2弾『ドラゴン・イングリッシュ必修英単語1000』と合わせて学習すれば、さらに本当の実力がアップすること間違いなし! 竹岡メソッドで、この夏、英語に打ち勝て!!

著者からのコメント
今回縁がありましてドラゴンイングリッシュ基本例文100文を出版する運びとなりました。
100文という限られた英文の中で最大限の効果を発揮できるように最大限工夫しました。
幸い、英作文の本をすでに世に送り出している関係で、100文は「本当に使えるものの凝縮」になり、随分いいものが出来たと自負しております。
また、英作文の本で、あらかじめ付属CDがあるものもはじめてかと思いますが、暗記には抜群の効果を発揮すると思います。是非ためして見てください。

ドラゴン・イングリッシュは初心者向けではないと言えるが、自由英作文対策をするには、これが最も適した参考書だと私は思う。

ドラゴン・イングリッシュをおすすめする理由は以下の通りだ。

【メリット①】
100文に絞られているため受験生が取り組みやすい。
終わりが見えずだらだら勉強をするよりも、多すぎず少なすぎない100文にまとまっているため、これだけはしっかりやろうとモチベーションが持続する。
自由英作文に適した例文で作られているため、例文暗記にはもってこいの一冊と言える。

【メリット②】
受験生がよく間違える部分の解説が詳しく書かれている。
この解説を読むことで、表現や考え方を理解することが出来る。
間違えやすい部分も分かるため、この一冊で自由英作文はしっかり対策出来る。

【メリット③】
CDがついてくる。
目で見て、耳で聞いて、声に出して読む。
CDを聴くことで、単語やイディオム、文法やより多くの語彙の習得など、英作に必要な文章だけでなく、例文暗記にも適した一冊と言える。

参考書選びに悩んでいるなら、ぜひドラゴン・イングリッシュを活用してみてほしい。

まとめ

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いかがだっただろうか?

「自由」英作文とは言え、実際は文字数の規定や、与えられたテーマに沿う内容になっていないと減点など、ただ好きなように書けば良いわけではない。

しかし裏を返せば、指定された部分を順序立てておさえることが出来れば、大きな得点源となるのだ。

ここでは色々と勉強法も述べたが、一番大切なことは「とにかく書き始める」ことではないだろうか?

やらなければ何も始まらないし、何も上達しない。

例文暗記ももちろん大切だが、それを使いこなせるようになってほしいと思う。

受験生にとって、受験対策は自由英作文だけではない。

だからこそ、効率の良い勉強法に絞りしっかりと対策していこう。

やればやった分だけ報われるのが受験勉強だ。

努力すれば必ず結果はついてくる。

しっかり土台作りをし、着実に自由英作文が書けるようになってほしいと願う。

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