【2025年最新】大阪大学で数学不要の学部を徹底解説!阪大で数学なしでも合格できる方法
2025年05月28日 | 未分類

国公立大学への進学を目指している受験生の多くが「数学が苦手だから国公立は諦めるしかない」と考えてしまうことがある。しかし、実は旧帝国大学である大阪大学でも、2次試験で数学を使わずに合格できる学部が存在するのである。
本記事では、大阪大学で数学を使わない選択肢がある学部について、配点の詳細から入試戦略まで詳しく解説していく。数学が苦手で国公立受験を躊躇している受験生にとって、新たな選択肢となる情報を提供したい。

難関国公立に行きたくても数学が苦手な人も多いと思います。その人は必読です。
動画でも丁寧に解説しています!
大阪大学で数学不要の学部は2つある
大阪大学の文系学部は文学部、人間科学部、外国語学部、法学部、経済学部の5つが設置されているが、この中で2次試験において数学を使わない選択が可能なのは以下の2学部である。
- 文学部
- 外国語学部
この2つの学部では、2次試験において数学の代わりに地理歴史科目を選択することができる。つまり、数学が苦手な受験生でも旧帝国大学である大阪大学への合格を目指すことが可能なのである。
ただし、共通テストでは両学部とも数学が必要となるため、完全に数学を回避できるわけではない点に注意が必要である。
文学部の入試科目と配点詳細
まずは阪大の文学部の配点を確認しよう。
共通テストの配点
文学部の共通テスト配点は総合点250点で構成されている。内訳は以下の通りである。
- 国語:50点
- 地理歴史・公民:50点(2科目受験の場合は高得点1科目を採用)
- 数学:50点(数学Ⅰ・数学Aと数学Ⅱ・数学B・数学Cの2科目)
- 理科:50点(理科基礎2科目または理科1科目)
- 外国語:50点(英語リスニングを含む)
この配点を見ると、数学は250点中50点を占めており、全体の20%に相当する。決して軽視できない割合ではあるが、他の科目でカバーすることも十分可能な範囲である。
2次試験の配点
文学部の2次試験配点は総合点400点で、以下のような構成となっている。
- 国語:200点
- 外国語:100点
- 地理歴史または数学:100点
この「地理歴史または数学」の選択が、数学を使わない受験を可能にする重要なポイントである。受験生は自分の得意科目を選択することができ、地理歴史を選択した場合は世界史、日本史、地理のいずれかから1科目を選ぶことになる。
総合配点と数学の影響
文学部の総合配点は共通テスト250点+2次試験400点=650点となる。この中で数学が占める割合は、2次試験で地理歴史を選択した場合、共通テストの50点のみとなり、全体に占める割合は約7.7%である。
これは非常に小さな割合であり、数学が苦手な受験生でも他の科目で十分にカバーできる範囲と言える。実際に、文学部に合格した学生の中には数学が苦手で地理歴史を選択した受験生も多く存在する。
外国語学部の入試科目と配点詳細
続いて外国語学部の配点も確認していこう。
共通テストの配点
外国語学部の共通テスト配点は総合点150点と、文学部よりもかなり低く設定されている。内訳は以下の通りである。
- 国語:25点
- 地理歴史・公民:50点(2025年度から2科目選択必須)
- 数学:25点(数学Ⅰ・数学Aと数学Ⅱ・数学B・数学Cの2科目)
- 理科:25点(理科基礎2科目または理科1科目)
- 外国語:25点(英語リスニングを含む)
外国語学部の特徴は、共通テストの配点が非常に低いことである。数学は150点中25点で、全体に占める割合はわずか16.7%である。
2次試験の配点
外国語学部の2次試験配点は総合点500点で、以下のような構成となっている。
- 外国語:300点
- 国語:100点
- 地理歴史または数学:100点
外国語学部の最大の特徴は、2次試験において外国語の配点が300点と非常に高く設定されていることである。これは外国語学部の特性を反映した配点と言える。
地理歴史選択時の重要な注意点
外国語学部で地理歴史を選択する場合、重要な制限がある。それは世界史のみが選択可能ということである。文学部では世界史、日本史、地理から選択できるが、外国語学部では世界史一択となっている。
この理由として、外国語学部では入学後に世界史に関連する講義が多く開講されており、事前に世界史の知識を身につけておくことが学習上有利になるからである。一方で、日本史に関連する講義は比較的少ないため、入学前の準備としては世界史が重視されている。

ここは盲点に非常になりやすいので注意してください。
総合配点と数学の影響
外国語学部の総合配点は共通テスト150点+2次試験500点=650点となる。この中で数学が占める割合は、2次試験で世界史を選択した場合、共通テストの25点のみとなり、全体に占める割合はわずか3.8%である。
これは文学部よりもさらに小さな割合であり、数学の成績が合否に与える影響は極めて限定的である。
外国語学部在学生の中でも、約半数の学生が2次試験で数学を使わずに合格しているという実情もあるようだ。

動画でも触れていますが、2次で数学を使わずに実際に進学している人も相当数いるみたいですね。
他大学との比較:関西圏の選択肢
数学が苦手な受験生が大阪大学を検討する際、他の関西圏の国公立大学との比較も重要である。
京都大学
京都大学はすべての文系学部で2次試験に数学が必須となっている。特に京都大学の数学は難易度が高く、数学が苦手な受験生には厳しい選択となる。
神戸大学
神戸大学も基本的にすべての文系学部で2次試験に数学が必要である。神戸大学は特に数学を重視する傾向があり、配点も高く設定されている学部が多い。
大阪公立大学
大阪公立大学は大阪大学と同様に、多くの文系学部で2次試験において数学を使わない選択が可能である。ただし、共通テストでは数学が必要となる点は大阪大学と同じである。
大阪公立大学は大阪大学よりも入試難易度がやや下がるため、数学が苦手で国公立志望の受験生にとって有力な選択肢の一つと言える。

関西在住で数学が苦手て国公立に進学したいとなったら大阪公立大学と阪大の文学部、外国語学部あたりが候補になるのではないでしょうか?
また阪大の数学を実際に確認したい人はこちらの記事もあわせて読んでください。
数学苦手な受験生のための戦略
数学を2次で使わなくていいものの、共通テストでは数学を使わないといけない。ではどのように数学を学習すればいいだろうか。
共通テスト数学の対策法
2次試験で数学を使わない場合でも、共通テストでは数学が必要である。しかし、前述の通り全体に占める割合は小さいため、以下のような戦略で対応できる。
基礎固めに集中する 共通テスト数学では基礎的な問題が中心となるため、教科書レベルの内容をしっかりと理解することが重要である。難しい応用問題に時間を割くよりも、確実に解ける問題を増やすことに集中すべきである。
時間配分を意識する 共通テスト数学は時間制限が厳しいため、解ける問題から確実に解いていく時間配分が重要である。すべての問題を完璧に解こうとせず、7割程度の得点を目標に設定するのが現実的である。

共通テストの数学では無理をせずに手堅く解ける問題だけを解くというのがいいですね。大問の真ん中くらいまでは平易ですので、そこまではきっちり得点できるようにしましょう。
以下に数学のおすすめの教材を載せておきます。
得意科目での得点アップ戦略
数学の配点が小さい分、他の科目での得点アップが合格への近道となる。
国語の強化 両学部とも国語の配点が高いため、現代文、古文、漢文すべてにおいて高得点を目指すことが重要である。特に記述問題が多いため、論理的な文章作成能力を身につける必要がある。

阪大の2次の現代文は結構難しいです。記述対策は以下の教材を活用していただきたいですね!動画で解説しています!
英語の徹底対策 外国語学部では英語の配点が300点と非常に高く設定されているため、英語で高得点を取ることが合格への最重要ポイントとなる。文学部でも英語の配点は100点と決して軽視できない。
地理歴史科目の選択と対策 文学部では世界史、日本史、地理から選択可能だが、外国語学部では世界史のみとなる。外国語学部志望者は早めに世界史の学習を開始し、深い理解を目指すべきである。
入学後の学習環境
文学部の特徴
大阪大学文学部は人文学科の1学科制をとっており、入学後に専攻を決定するシステムとなっている。哲学、史学、文学、芸術学など幅広い分野から選択できるため、自分の興味に応じて専門性を深めることができる。
また、少人数制のゼミナールが充実しており、教授との距離が近い環境で学習を進めることができる。研究志向の強い学生にとって理想的な環境が整っている。
外国語学部の特徴
大阪大学外国語学部は25の専攻語が設置されており、世界最高水準の外国語教育を受けることができる。単に語学を学ぶだけでなく、その言語圏の文化、歴史、政治、経済なども含めて総合的に学習する。
入学前に世界史を学習しておくことで、各地域の歴史的背景を理解した上で語学学習に取り組むことができ、より深い学習効果を得ることができる。
合格のための年間学習計画
あくまでも参考にすぎないが、年間の学習計画を載せておいた。
高校2年生まで
基礎力の徹底 英語と国語の基礎力を徹底的に身につける期間である。特に英語は語彙力と文法知識の蓄積が重要であり、毎日継続的な学習が必要である。
数学の最低限対策 共通テスト対応のための基礎的な数学力を身につける。難しい問題は後回しにして、教科書レベルの問題を確実に解けるようにする。

この時期にとにかく英語、古典の基礎知識を身に付けたいです。また歴史も科目が決まっていれば学校の進みにあわせて知識を入れていきましょう。
高校3年生前半
志望学部の決定 文学部と外国語学部のどちらを志望するかを決定し、それに応じた学習計画を立てる。外国語学部志望の場合は世界史の学習を本格化させる。
共通テストレベルの攻略
英語は単語文法の知識が習得できたら簡単な長文から順番にこなし、その後共通テスト演習を行っていきたい。古文も同様である。
歴史は学校の進みが遅い場合には先取りをするのも一つの手である。早い段階で通史学習を一通り完了させてしまいたい。
現代文は共通テストや昔のセンター試験の過去問を題材に丁寧に演習していこう。傍線部の問題に対してどのようにアプローチすればいいかを確認しよう。
高校3年生後半
実戦演習の徹底
共通テスト演習でどの科目も7〜8割程度取れるようになったら2次対策に移る。
英語はポレポレなどの教材で英文解釈の能力を引き上げる。その後長文のレベルを上げて演習していこう。

ポレポレは昔からある教材ですが、未だにこの教材が英文解釈では一番おすすめです。以下の記事をご確認ください!
現代文は動画でも解説した「読解の基礎講義」に取り組みたい。これをやればあとは過去問で大丈夫だ。
社会はこれまでの知識を復習していきながら、論述の対策を行おう。
一通りやるべき教材が終わった科目から。過去問演習を通じて実戦力を養う。時間配分や答案作成能力の向上に重点を置く。
共通テスト対策 12月以降は共通テスト対策に集中し、各科目で安定した得点を取れるようにする。
よくある質問と回答
最後によくある質問についても触れておこう。
Q1: 数学を全く勉強しなくても合格できますか?
A1: 共通テストで数学が必要なため、完全に勉強しないのは不可能である。ただし、基礎的な内容に絞って効率的に学習すれば、十分に対応可能である。
Q2: 文学部と外国語学部、どちらが入りやすいですか?
A2: 倍率や偏差値から見ると大きな差はないが、外国語学部の方が共通テストの配点が低いため、2次試験の結果によって合否が決まりやすい。得意科目の配点が高い学部を選ぶことが重要である。
Q3: 世界史が苦手でも外国語学部は受験できますか?
A3: 外国語学部では2次試験で世界史または数学の選択となるため、両方が苦手な場合は厳しい。ただし、世界史は暗記中心の科目なので、集中的に学習すれば短期間でも成績向上が期待できるだろう。
また外国語学部にこだわっているわけでなければ文学部にしたり、また第一志望を大阪公立大学にするのもありだろう。
まとめ:数学が苦手でも大阪大学は目指せる
大阪大学の文学部と外国語学部では、2次試験において数学を使わない選択が可能であり、数学が苦手な受験生でも十分に合格を目指すことができる。特に外国語学部では、共通テストにおける数学の配点が全体のわずか3.8%と極めて小さく、数学の成績が合否に与える影響は限定的である。
重要なのは、数学の配点が小さい分、他の科目での高得点を確実に取ることである。英語と国語の記述力向上、そして地理歴史科目(特に外国語学部志望者は世界史)の徹底的な学習が合格への鍵となる。
国公立大学への進学を諦める前に、まずは大阪大学の文学部・外国語学部という選択肢を検討してみてはいかがだろうか。数学が苦手という理由だけで旧帝国大学への道を断念するのは、あまりにももったいないことである。
適切な戦略と継続的な努力により、数学が苦手な受験生でも大阪大学合格は十分に現実的な目標となるのである。

いかがだったでしょうか?
数学が苦手でも諦めないでくださいね。
慶早進学塾では無料受験相談を実施しています。勉強に悩んでいることありましたらこの機会にぜひ活用してみてください!
慶早進学塾の無料受験相談
- 勉強しているけれど、なかなか結果がでない
- 勉強したいけれど、何からやればいいか分からない
- 近くに良い塾や予備校がない
- 近くに頼れる先生がいない
そんな悩みを抱えている人はいませんか?
各校舎(大阪校、岐阜校、大垣校)かテレビ電話にて、無料で受験・勉強相談を実施しています。
無料相談では
以下の悩みを解決できます
1.勉強法
何を勉強すればいいかで悩むことがなくなります。
2. 勉強量
勉強へのモチベーションが上がるため、勉強量が増えます。
3.専用のカリキュラム
志望校対策で必要な対策をあなただけのカリキュラムで行うことができます。
もしあなたが勉強の悩みを解決したいなら、ぜひ以下のボタンからお問い合わせください。