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早稲田大学と慶應義塾大学ならどっち?人気や難易度の徹底比較

2021年05月24日 | 慶應義塾大学

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早稲田大学と慶應義塾大学は、早慶という言葉で一括りにされる。

結局のところどちらがいいのか、どういう人がどちらに向いているのか、どちらの方がレベルが高いのか、どちらが人気なのか、このようなことがよく議論される。

私は自身が慶應出身なので圧倒的に慶應を贔屓にしているが、一方弟は当初から第一志望を早稲田大学とし、慶應は受験していないので、早稲田に対する愛校心をすごく持っているなと感じる。

兄弟で、上が慶應下が早稲田ということで慶早進学塾という名前で学習塾を運営しているなかで、早稲田と慶應それぞれに良さがあり、それらを踏まえたときにどちらがどうなのかという部分ははっきりさせたいと思い、この記事を執筆した。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

兄の僕と早稲田卒の弟と一緒にYouTubeやってます!よかったら見てくださいね!

早稲田と慶應の学部別の偏差値比較

学部早稲田大学慶應義塾大学
文学部67.565.0
商学部70.065.5~67.0
法学部67.567.5~70.0
経済学部67.5
教育学部62.5~67.5
政治経済学部70.0
国際教養学部67.5
文化構想学部67.5~70.0
社会科学部70.0
理工学部65.0(基幹・先進) 62.5~65.0(創造)
人間科学部62.5~67.565.0
スポーツ科学部62.5
総合政策学部70.0
環境情報学部70.0
看護医療学部60.0
薬学部62.5~65.0
医学部72.5

このように、学部にもよるのだが、偏差値だけでいうと気持ち早稲田の方が上だということが分かる

その理由としては、早稲田は一般入試だけでなく、指定校推薦や特色化選抜(昔のAO入試)といった(内部進学者は早稲田と慶應どちらにも存在するが)入試のかたちがあり、一般入試の枠を減らしているからである。

比較的慶應の方が一般入試の枠が広く、様々な人が入学してくる傾向にあるのがこの差である。

早稲田と慶應の実際の入試難易度の差

では、偏差値で見たら早稲田の方が気持ち偏差値が上と書かれることが多いが、実際の入試難易度の差はどうなのかといった点を見ていこう。

早稲田大学は学部間の難易度差が大きい

慶應の方が(SFCを除く)、入試の内容の差がそれほど大きくないという印象である。

一方早稲田は所沢キャンパスの人間科学部やスポーツ科学部のようにガクッと難易度が落ちるものがある

慶應でいうSFCは小論文が難しいため、それほど難易度が落ちない印象である。

また早稲田の本キャンの学部でも、近年改善傾向にあるが文化構想学部や教育学部あたりは入りやすい

このように、早稲田は学部間の難易度の差は慶應よりも大きい。
ただし、早稲田のこの構造は近年改善傾向にある。

昔の方が大きかったため、現時点でこの差をそれほど気にする必要性はない。

小論文によって慶應の入りやすさが変わる

慶應はほとんどの文系学部の入試で小論文がある。

自分がこの小論文がどれだけ得意なのかという部分で、慶應に対するとっつきやすさは大幅に変わってくると思う。

小論文ができるというのであれば、明らかに早稲田より慶應の方が入りやすい

入試科目的には国語が消えて小論文になるため、こういった人は小論文以外の残りの2教科を固めればよいため、そもそもやらなくてはならない科目が減る。

また、小論文でアドバンテージを取ることが切れば、それでほかの2教科分に余裕を持てる。

小論文という対策のしにくい科目があることにより、慶應の敷居が上がっているように感じる。

しかし、実際のところ小論文もしっかりと添削指導を重ねていくことができれば、十分合格点までもっていくことが可能である。

よって、早慶をどちらも狙っている人は、慶應の小論文の対策を正面からしていただきたい。

また、小論文対策に関しては、ぜひ慶早進学塾の小論文指導を受講していただきたいと思っている。

圧倒的な慶應の合格者排出の要因のひとつに、小論文をがっちりと固める指導があるため、ぜひ活用しただきたい。

国公立組は慶應の方が受かりやすい

例えば経済学部であれば、英数小論というかたちで、文系理系問わず数学受験をしやすくなっている。

商学部A方式は英数社会となっていて、科目的にはそれらを勉強している国公立志望の人たちにマッチしている。

また、文学部に関しては記述を多くさせる形式となっており、私大で暗記中心で勉強している人よりも、やはり国公立に向け暗記対策をしっかりやっている人の方が対応しやすいというところがある。

逆に国公立組は、各科目においてものすごく突っ込んだところまでやる必要はあまり無い。

そういった面でも(慶應法を除く)、早稲田の方が慶應よりも難しい知識や語彙まで問われることが多いので、慶應の方が国公立組の人は対応しやすいのではないかと思う。

一方で、早稲田を第1志望にしている人や私大に特化した勉強をしている人は、慶應の科目選択や小論文の読み・書きの文量の多さから、慶應は少しきついなと思う人はいると思う。

これまでどういう勉強をしてきたかで大きく感じ取り方が変わってくる。

自分の向いている形式をしっかり見極めてほしい。

早稲田大学が優れている部分

ひとことでいうと、大きい大学らしいというところだろう。順にみていこう。

学生数が多い

  • 慶応義塾大学…33,625人
  • 早稲田大学…52,078人

慶應よりも早稲田の方が圧倒的に学生数が多い。

学生数が多いということは、様々な人と触れ合う機会が当然多いと言える

多種多様な人がいる

学部の数も早稲田の方が多いため、多種多様な人がいる。

入試の形式が多様化しており、内部進学者や指定校推薦であったりAO入試系の入学者だったりと、かなり色んなかたちで入学している人が多い。

また、早稲田を第1志望として早稲田に入学してきた人も多い。

先ほど入試の話でも述べたように、慶應は国公立併願で入学してきた人が多い。早稲田は国公立型の勉強をしてきた人が受けやすい入試形式とは言えないため(もちろん国公立が不合格で早稲田に入学する人もいるわけだが)、慶應よりも早稲田専願で入学した人が多い。

よって、とびぬけた人やバラエティ豊かな人がそろっている印象である。

大学に入って世界観をぐっと広げたいという人は早稲田の方が向いているのではないだろうか。

地域性

どういうことかというと、早稲田はこれだけ昔から有名であり、キャンパスも大きくて広いため、高田馬場駅だったり、早稲田駅だったりとその一帯がすべてひとつの町早稲田を作っているというような一体感がある。

戸山キャンパスには戸山公園だったりとそのあたりも含め、町全体がキャンパスというようなイメージになっている。

その雰囲気はおそらく慶應では味わえないので、そこに惹かれて早稲田に入る人はすごく多い。

キャンパスの立地

慶應はキャンパスの立地があまりよくない

1,2年生がたいがい日吉キャンパス(SFCを除く)で、アクセスはそれほど悪くないが少し外れた場所にある。

その点早稲田は高田馬場で山手線がガッツリ通っているし、都心の方にあるといったところでキャンパスの立地は早稲田が強いのではないかと思う。

また、1~4年間キャンパスが変わらないということも特徴だろう。

慶應は文系学部は日吉から三田に変わる。

スポーツが強い

慶應では慶早戦といったりするが、早慶戦という言葉はよく聞くだろう。

この早慶戦では、だいたい早稲田が勝つ。

やはり規模が大きいのもあるが、スポーツに力を入れていたりだとか、スポーツに強い人材を集めていたりしているので、スポーツ面に関しては、早慶戦を代表として各方面で早稲田が上回っているといえるだろう。

実際私は慶應出身だが、スポーツに関していうと、やはり早稲田の方が格上感は当然あったし、早稲田の方が大きくて優れているのだなとは思う。

以上が早稲田の優れている部分だ。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

早稲田卒の弟は、早稲田の雰囲気が好きだということと、小論文の対策をしたくないということで、早稲田を選んでいた。早稲田を第一志望にする人、早稲田に憧れがある人はやはり多い!

慶應義塾大学が優れている部分

次に慶應の強いところは、全体をひとことで言うとクールなイメージがある。順にみていこう。

全体の平均値が高い

早稲田より慶應の方が学部間の差が少なく、平均値が高い

一般入試の割合が多く、例えば経済学部は指定校推薦やAO入試がない。

他学部ではあることはあるが、それらも国公立との併願の人が多い

結果として全体の平均値が非常に高くなる。

逆に言うと、この人すごい突き抜けてるなという人はあまり見受けられない。

早稲田はピンキリで、できる人はすごくできるが、どうした?というような人まで少なくない。

落ち着いた雰囲気

そもそもキャンパスが、SFCを除き1,2年生が日吉キャンパスで早稲田程広くないし、町全体がキャンパスを作っているといった雰囲気はあまりない。

また人数も早稲田ほど多くなく、落ち着いた雰囲気である

しかし落ち着いているといっても私立大学なので楽しい感じではある。

理系学部が充実している

理系だとどうしても東大や東工大を選ぶが、それでも早稲田よりは慶應を選ぶのではないかというようになってくると思う。

理工学部があり、看護学部もあり、それから薬学部もある。

またこれから東京歯科大学と合併し、歯学部もできるという点がある

慶應は理系学部は非常に充実している私立大学なのだ。

文系だったら早稲田も慶應もそれぞれ色んな学部があるが、理系学部は慶應の圧勝だなというところは実際あると思う。

そこをこれから売りにしていくのかなという印象である。

三田会の存在

町全体が早稲田を彩っているということもあり、早稲田も愛校心は強いのだが、慶應は三田会が非常に大きいだろう

慶應に入った人たちは、慶應に入った後輩たちをどんどん支えていくという文化が非常に強くダイレクトにそれを感じられるだろう。

よって、そういったOBとの関係を作っていきたい、愛校心がより強い方を選びたいという人は早稲田より慶應の方がいいのかなと思う。

就活に強い

上の三田会に関連して、就活が強い。

早稲田ももちろん就活に強いのだが、どこに行ってもやはり早稲田と慶應どちらが強いと言われたら、その他の条件がすべて同じなら慶應の方が強いと言えるだろう

やはり三田会の存在が大きということや、全体の平均値が高いといったところで、就活のような場面だと慶應を企業側は採用したがるだろう。

知り合いや生徒などからいろいろ話を聞くが、やはり慶應だという声が多い。

もちろん早稲田も強いのだが、就活で無双したいのであれば慶應に行くのが良いだろう。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

僕は国公立を第一志望にしていたので、やはり私立は早稲田より慶應の方が受けやすかった。また小論文が得意だったのも大きかったですね!

早慶の中でも入りやすい学部を知りたい人は多いですよね。そんな人は以下の記事も確認してみてください。

早稲田と慶應まとめ

以上が早稲田と慶應の人気や難易度の比較だった。いかがだっただろうか。

早慶はそれぞれにそれぞれの色があるため、片方専願のどちらに絞ろうかとか、どちらも受かった場合どちらに進学しようとか困る部分があるのであれば、ぜひこの記事を参考にしてもらいたい。

また、早稲田対策と慶應対策で、途中からやることが少し変わってくるので、どちらを目指すにしろ対策をしっかりして合格を勝ち取りたいというのであれば、ぜひ慶早進学塾の無料受験相談を活用していただければと思います。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

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