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早稲田大学商学部(早稲商)の入試の変更点と対策

2020年08月28日 | 早稲田大学

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早稲田大学は2021年度入試から大きく傾向・形式が変わる。特に政治経済学部、スポーツ科学部、国際教養学部の3つの学部が大幅に変更することになる。他の学部は全く変更がないか、もしくは一部変更がある形になっている。

早稲田大学の商学部に関しては一部変更になっている。この記事では、具体的に何が変わるのか、早稲田の商学部全体としてどのような勉強をしていかなければならないか。また、どのような対策をしていかなければいけないかについて説明していく。

早稲田の商学部を第一志望にしている人や併願で受験予定の人はかなり多いはずなので、この記事をよく読んで万全の対策を施すようにして欲しい。

慶早進学塾の合格実績

早稲田大学商学部の過去の合格者をお伝えしておこう。

  • 2016年度…1名(センター利用入試)
  • 2017年度…1名(一般入試、数学受験)

このように過去に早稲商の合格者が複数名誕生している。センター利用入試(共通テスト利用入試)、一般入試共に合格者が出ている。

後述するが、早稲田商学部はセンター利用入試が廃止されるため、今回は一般入試について話していこう。

2020年以前の形式

まずはこれまでの試験形式について簡単に振り返ろう。

一般入試

3教科(200点満点)

【国語】国語総合・現代文B・古典B(60)
【外国語】コミュ英I・コミュ英II・コミュ英III・英語表現I・英語表現II(備考参照)(80)
《地歴》世B・日Bから選択(60)
《公民》政経(60)
《数学》数I・数A・数II・数B(備考参照)(60)
●選択→地歴・公民・数学から1

備考:数Bは「確率分布と統計的な推測」を除く。外はセ試の独・仏・中・韓の利用可

https://passnavi.evidus.com/search_univ/3190/ippan.html?department=030

国語と英語が必須で、プラス歴史・公民・数学のうち1科目選択の計3科目200点満点の試験だった。
募集人員は455名で、合格点は得点の標準化後の点数で125〜130点程度だった。

センター利用入試

4~5教科5~6科目(700点満点)

【国語】国語(200)
【数学】数IA(100)
【外国語】英・独・仏・中・韓から1[リスニングを課す](200[40])
《地歴》世B・日B・地理Bから選択(100)
《公民》現社・倫理・政経・「倫理・政経」から選択(100)
《数学》数IIB・簿記・情報から選択(100)
《理科》物基・化基・生基・地学基・物・化・生・地学から選択(100)
 ※理科は,「基礎2科目」または「発展1科目」から選択
●選択→地歴・公民・数学・理科から2(理科基礎は2科目で1科目とみなす)
(注)地歴・公民の選択について:地歴・公民からの選択は1科目まで(2科目選択不可)

https://passnavi.evidus.com/search_univ/3190/center.html?department=030

センター利用の場合英国に加え数学が必須となり、そこに加えて地歴・公民・数学・理科のうちいずれかから2科目選択。センター試験の得点のみで合否が判定される試験方式で、募集定員は80名だった。

2021年度以降の形式

センター利用入試の廃止

今年度からセンター試験は共通テストという名称に変わるが、早稲田の商学部に関しては共通テスト利用の入試方式はなくなる

一般入試の形式が増える

一般入試の受験方式が3方式になる。それぞれの試験方式について見ていこう。

地歴・公民型

英語:80点 / 国語:60点 /地歴・公民:60点

募集定員:355名

数学型

英語:60点※ /国語:60点 /数学:60点
※数学型の英語は素点80点に3/4をを乗じて60点とする。

募集定員:150名

英語4技能テスト利用型

英語:80点 / 国語:60点 /地歴・公民または数学:60点
英語4技能テスト:5点※

募集定員:30名
出願条件:英検準1級以上またはTOEFL-iBT72点以上

※加点方法は以下の表を参照。
なお、出願開始年月より2年遡った月の翌月初日(例:出願期間が2021年1月に開始する場合、2019年2月1日)以降に受験した試験の結果を有効とする。

いずれの試験方式においても、全教科について成績標準化による得点調整が行われる。

特徴

地歴型と数学型でわかれる

これまでは地歴か数学を選択してそれぞれ試験を行い、そこから科目間の不公平さをなくすために英語や国語も含め成績標準化による得点調整が行われ、その上で上から順に受かっていく形になっていた。

しかし、2021年度入試からは上述した通り、地歴型と数学型で完全に定員がしっかりと定められることになる。これはおそらく、これまで年により数学等の難易度によって受かっていく人数が受験科目によって変わっていたのだろう。

微妙に配点が異なる

地歴型は以前の一般入試と変わらないが、数学型は若干英語の配点が下がる(80点→60点)。このことによっておそらく数学の得意な人が多少入りやすくなるのではないだろうか。
微妙に配点が異なるという特徴があるが、そこまで気にしなくていい点だろう。

英国は平易

早稲商の英語と国語は、早慶の文系学部の中でもかなり平易な部類に入る。たまに国語が少し難しくなる年もあるが、あったとしても3〜4年に一度程度だ。基本的には簡単なので、英語国語できっちり8割以上点を取ることが、数学受験型でも地歴受験型でもかなり重要になってくる。

早稲田の商学部の英語国語で点が取れない状態だと、正直他の学部は厳しいんじゃないかと個人的には思っている。なぜなら、基礎的な標準的な内容が中心に出題されており、すごくオーソドックスでひねりもないからだ。早稲商に限らず早慶を目指している人は、早稲商の英語・国語はきっちり点が取れるようにしていこう。

数学は文系最高難度

文系で数学が難しい大学というと、東京大学や一橋大学、また近年だと慶應の経済学部など。このあたりが数学が文系の中では難しいと言われているが、これらを抑えて早稲田の商学部の数学は文系最高難度だと思う。
そのため、センターレベルができる程度で挑むと、冗談抜きで0点とか5点くらいしか取れないことが十分起こりうる。国公立二次試験や旧帝大レベルの国公立の二次試験の標準問題程度は最低限スムーズに解けるようにはしておくべきだろう。それくらい難しいのでしっかり勉強しておく必要があるだろう。

また、今年度から科目選択ではなく受験形式として地歴型があるので、国公立型の人で数学も社会も勉強しているが数学があまり得意じゃない人は、わざわざ数学型で受ける必要性はないと思う。数学が得意なのであればむしろ有利になるので数学型の受験でいいと思うが、数学がそんなに得意じゃないのなら無難に地歴型で受験した方がいいだろう。

数学の得点調整の恩恵がなくなる

これまでは地歴か数学の選択だったので、数学が毎年とても難しく平均点も20点程度しかなかった。そのため、半分以上取ることができたら、得点調整で一気に点が上がり地歴型の人をがっつり倒すことができる、という特徴がこれまでの早稲商の数学にはあった。

しかし、今年度から厳密に地歴型と数学型で定員が定められたということは、数学型の中で順番に合格不合格が決まるようになり、地歴型の人をなぎ倒すということはできなくなる。数学型で受験する人は英国も試験はあるが、純粋に数学が得意な人の中で勝ち上がっていかなければならなくなる

歴史も非常に難しい

数学の難しさに目が行きがちだが、早稲商は歴史も難しい。英国は簡単で、残り1科目が難しいというのが早稲商の特徴であり、数学ほどではないが歴史も難しい。

教科書やセンターレベルの知識は当然として、きめ細かい勉強が必要になってくる上に、一部論述問題も含まれていたりするため、適当な勉強だと太刀打ちできないという特徴がある。これは日本史も世界史も同様であるので、しっかり勉強しておかないとかなり厳しいのではないかと思う。

全科目得点を取るように

早稲田の商学部に限った話ではないが、早稲田の得点標準化という特徴を考えると、受験者平均を下回ってしまったらガクッと素点が下がってしまう。そのため、1科目でもそういう科目を作ってしまうと挽回するのがかなり大変になってしまう。そうならないためには、基本的には全教科平均を超えて素点が減らない、アドバンテージを作れるような状況にしておく必要がある。その上で、何か得意な科目で一気にリードするというのが望ましい。そのためにも、まずは苦手な科目を作らないようにしよう。

また、数学型であれば突っ込みすぎて計算ミスを多発してしまうと本当に致命傷に近い状態になってしまう。きっちり点を取れるところは取って、どの教科も平均点を超えるような点の取り方ができるように勉強を進めていく必要がある、ということは必ず把握しておこう。

また、試験科目の中でも英語はかなり簡単で、しかもその割に平均点が高くないことが早稲田の商学部の場合結構多い。受験者が大量にいて、国語と違い英語は勉強してないと本当に点の取れない科目なので、そういった要因で平均が下がりやすいのかもしれない。なので、数学型も地歴型も英語でがっつり稼ぐというのは個人的にはすごくオススメである。

早稲田商学部の各科目の攻略

早稲田大学商学部の各科目の対策の記事に関して、より詳しく知りたい方は以下から確認してください。

※記事公開後、リンク先が表示されます。表示されない場合は、もうしばらくお待ちください。

英語

数学

国語

世界史

日本史

併願校

早稲田大学の政治経済学部が一般入試での共通テストが必須になったことにより、早慶志望の人、特に3教科型で勉強している人が併願受験が非常に受けにくくなった。そんな中、早稲田の商学部の需要が上がってくるんじゃないかと思っている。

国公立型

国公立の人に関しては、そもそも数学型でいくのか地歴型でいくのか、慎重に判断すべきだ。なぜなら数学が純粋に難しいからだ。なので、数学型でいくのか地歴型でいくのかどちらでいくのかをはっきりさせた方がいいだろう。

その上で早稲田の商学部は併願しやすいと思っている。翌日に行われる早稲田の社会科学部や、あとは慶應の経済学部も併願にいいだろう。慶経は数学型でも地歴型でもどちらでもいけるし、商学部も国公立型の人であればA方式で問題なく受けられると思うのでかなり受けやすい。

私立文系(特に社会型)

2021年度からの変更で早稲田の政経は受けられなくなるが、普通に早稲田の商学部は問題なく受けられる。翌日の社会科学部も受けられるし、地歴型であれば早稲田の中では文学部や文化構想学部、法学部や人間科学部なども普通に受けられるかなと思うので、併願校は問題なく組み立てられるのではないかと思う。

私立理系

理系学部出身の経済商学部系を受ける人って割と多いと思う。早稲商の英語の配点が80点から60点に下がり、なおかつ今年度から数学型だけで定員が定められるので、個人的には理系の人が少し受けやすくなったという印象がある。

早稲田の政治経済学部が数学が必須になったので、確かに政経も理系の人が受けられるようになった。しかし、数学が得意だからといって恩恵を受けられるかといわれると、共通テストでしか数学が使われないのであまり恩恵がない。その中で早稲田の商学部は数学がとても難しいので、数学がかなり得意であればアドバンテージが取れる。また、英国が比較的平易であるので、基礎的な内容をしっかり勉強していれば足を引っ張らない状態を作ることができる。また、英語の配点が下がったことも考えると、政治経済学部以上に商学部の方がかなり受けやすくなったのではないかと思う。

まとめ

以上が、早稲田大学商学部の2021年度の入試の変更点と特徴や対策に関してだ。

地歴型と数学型に分かれることにより、割とどのタイプの人でも受験しやすいという特徴がある。英語と国語は比較的簡単だが、歴史も数学もかなり難しいため、学部の人気とともに受験者のレベルも上がり、実際の入試の難易度が高騰しやすいのではないかと予想できる。

そのため、早め早めに対策を行い是非合格を勝ち取ってほしい。

また、実際に早稲商に合格したい方は、慶早進学塾の無料相談や通塾を検討してもらうと良いと思う。合格可能性を飛躍的に向上させられればと思う。

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