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慶應義塾大学商学部(慶商)一般入試の数学の傾向と対策

2020年07月16日 | 慶應義塾大学

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この記事は、慶應義塾大学商学部(慶商)の一般入試の数学についてである。

慶商には2つの受験方式がある。A方式、B方式で異なる点が、A方式は数学を選択すること、B方式は論文テストを選択するというところで違いがある。私立文系3教科型の勉強をしている人は論文テスト(B方式)一択になってくるが、数学を学習している人は数学にするか論文テストにするか、悩むことが多いだろう。

また、商学部の数学は難しいと感じている人も多いのではないだろうか。そういう感覚から、数学を勉強してきた人でもB方式で受験するといったことが実際あるが、実はA方式の数学に対しては秘策がある。

この記事を読むことで、慶商の数学に身構えていた姿勢があっという間になくなるだろう。

配点

慶應商学部において、数学はA方式のみの出題である。配点は

英語200点、数学100点、地歴100点(世界史・日本史・地理から一科目選択)

の合計400点満点であり、数学は1/4の100点を占める

形式

試験時間は70分である(経済学部は80分)。

大問数は4題であることが多いが、3問しか出題されない年もあったり、5問以上出題される年もあったりと、年によって多少前後する。しかし、年によって出題数の差はあるものの、基本的な形式は毎年さほど変わらない。基本的には全体の8割から9割がマーク型の問題となっており、一部だけ記述式の問題がある。
この記述問題は最後の大問であったり、とある大問の最後の小問が記述式だったりすることがある。ただし、マークでも記述でもそこまで大きく違うことはないため気にする必要はない。

他の科目も含めて確認する場合は以下のリンク先から確認してもらいたい。

特徴

制限時間に対する問題量が多い

経済学部も同じことが言えるが、商学部の方が問題量は結構エグいためよりシビアだ。慶應商学部の数学は70分という制限時間に対して問題量、計算量が非常に多いのが特徴である。年ごとに多少の差異はあるが、とにかく問題量が多い。

私が受験生だった時は、経済学部の数学については最後の1、2問はカットしたとしたいう感じだったが、商学部の数学については多くの問題に見切りをつけた。易化した年度はともかくとして、通常ならば全部の問題を解ききるのは非常に難しく厳しいため、大問による難易度差の見極めや、得意不得意によって取捨選択をすることが非常に重要になってくる。

というのも、試験時間に対する問題量が多いため、確実に点が取れるところや、解くのにそれほど時間がかからないであろうところから優先して解くといったスタンスで臨まないと、完全に崩壊してしまう。このスタンスがないと「大問の1個にめちゃくちゃ時間使って完答しました!でもほかの大問は全滅しました!」といったような人が続出してしまう。

てきぱきと問題を処理していく能力が他の学部に比べて特に重要になってくる。

難易度がブレる

慶應商学部の数学は年によって難易度がかなり前後する。簡単な年は7〜8割が問題なく取れる年もあるが、年によって本当に難易度が前後するため、難しいときは、ほとんどの受験者が3〜4割程度しか取れない年も普通に出てくる。過去、3〜4割程度しか取れなかった生徒は慶早進学塾にも何人もいたが、それでも合格を勝ち取っている。

逆に、数学で他の受験者よりも高得点が取れ、そこでアドバンテージを得たといった受験生は全体でほぼいないのではないかといった印象である。

このように難易度がかなりぶれるため、特に難しい年ほど確実に取れる問題をしっかり見切った上で着実に得点を取っていくことが重要になる。また、比較的簡単な年でも計算量や問題量が多い場合がある。

慶商の数学はマーク型の一発で点が決まるような出題が多いので、解いたところが確実に合うようミスのないように解いていくことが重要になる。また、簡単な年は全完を狙うというよりは、得意な分野や解けそうな大問の完答を狙い、結果として複数の大問を完答できたといった状態が作り出せると良いだろう。

単純計算で得点が見込める設問は多い

難易度がぶれ問題は難しいというものの、実は最初の方の問題などは意外とサクッと計算するだけで答えが合う基礎的・標準的な問題が割と多い。そのため、まずはこのような問題からきっちり回収してあげることが重要になる。

また、特定の大問に固執して取れる問題が全く取れませんでした、という状況は避けたい。瞬時にここは取れる、と見抜く力や、実際に計算力を高めて問題を確実に処理できるように対策することが重要になる。

独自の出題

必ず毎年出題されるといったわけではないが、頻繁に長文で、現象をモデル化した題材が出題されることが多い。どういうことかというと、数学で勉強しているような問題ではなく、具体的な事例や何らかのテーマが設定されてそれを数学の知識を使って解明していくといった問題が出題される。これが商学部特有の出題であり、特筆すべきポイントと言える。直近だと、2018年の第3問などがこれにあたる。

これを見てあなたはどのように感じるだろうか?

正直見た瞬間に、「うわ、長いわ。嫌だな」とは思わないだろうか?私は思う。笑

このように、いわゆる数学の学習過程で見るような問題ではなく、言ってしまえば経済学部や商学部が大学で学ぶような内容を、実際の高校数学の範囲で解けるように出題しているといった印象である。

この系統の問題が出るか出ないかで、その年の平均点や合格点がかなり上下する。この独自の問題が皆あまり解けないため、平均点がブレるのであろう。

対策

センター、共通テストレベルは余裕で解けるようにする

経済学部と同様になるが、商学部は大半の問題がマーク型の問題になっているので、センターや共通テストレベルの問題がスムーズに解けるようになっていないと正直話にならない。そのため、センターや共通テストレベルの問題は余裕で解けるようにしておこう。

また、慶應経済の数学も、前半がマーク問題であり、経済と商を併願して受験する人も多いだろう。そのような人は、以下から慶経の数学についても確認しておいてもらいたい。

標準的な問題を丁寧に解く練習を積む

独自の出題があるとはいえ、他の大問は頻出のテーマ(数列、ベクトル、微積、確率など)が出題されることが多い。そのため、センターや共通テストレベルを超えた文系数学の頻出テーマを一通り学習しスムーズに解けるようにしておく必要がある

この対策をするのにオススメの参考書が「文系の数学実践力向上編」である。後ほど改めて紹介するが、この本は商学部を受験する人にとってはぴったりの参考書だと思う。ここを押さえておけば点の上澄みや安定感を増すことができるのではないだろうか。

過去問演習を通じて、問題の見極めをする

とにかく年によって難易度がブレる。ということは、事前にいろんな過去問を解いて、この出題が簡単なのか難しいのかを事前に見極められる力を持っておく必要がある。

また、問題を見たときに「この問題は簡単だ」「この問題は難しいから捨てよう」「ぱっと見は難しそうだけど、最初のほうは行けそう」というように見極める力は、過去問演習をしなければなかなか身につかない力なため、演習が非常に重要になる。特に「最初の方は行けそう」という感覚は慶商を受験する上で必要な感覚だ。

この力を養うために、過去問演習を制限時間をしっかり測ってきっちりやることが重要になる。いかにして自分の得点を最大化させるか、その練習を重ねることが商学部の数学対策において非常に大切だ。

また、商学部独自の問題である現象のモデル化した問題は、なかなか題材がないため、他の学部の問題演習や参考書を通じて学習するのはかなり困難になる(論文テストも同様のことが言える)。そのため、商学部の問題を過去まで遡って演習することで感覚をつかむことは非常に重要である。

東進の過去問データベースに登録すれば、かなり昔の問題まで遡って問題を確認できるためおすすめだ。実際に時間を計って過去問演習を重ねていき、商学部の問題量の感覚を身につけるようにしていこう。

また、現象のモデル化の問題をどのようにして攻略していけばいいかという感覚もつかんでおきたい。しかし、ここばかり対策するのはコスパが悪いため、そもそもどこまで突っ込んで勉強するのか、それも含め過去問演習で確認していこう。

数学依存は危険

商学部は数学の配点が非常に低い。数学は難しいのに400点中100点分、全体の1/4しか配点がない。しかも、A方式は合格最低点が低いことが多い。たまに290点程度(2011)まで上がることがあるが、基本的には低い。

この点を踏まえて、改めてなぜ「数学依存は危険」なのか。
例えば数学が得意で8割という高得点獲得をとったとする。これで他教科も点数が良ければ申し分ない。しかし、英語社会は全然できないが数学はすごく得意といった生徒はまず商学部には受からない。それはなぜか。以下の例を見るとわかりやすいだろう。

数学で80点取れたが英語が半分しか取れず、社会も60点しか取れなかった場合
英語100点、数学80点、社会60点⇨合計240点
となり、合計で240点しかいかない。

一方、数学は最低限のことしかできず全然点が取れなくて40点しか取れなかった人でも、英語150点、社会70点を取ることができれば
英語150点、数学40点、社会70点⇨合計260点
となり260点に乗せることができる。

社会についてはしっかりと勉強すれば70点よりもっと点数がとれる。これらを考慮すると、数学で80点を取るよりも、英社で7~8割取る方が重要だということがわかるだろう。また合格最低点が250~260程度な上に、慶應商学部は英語社会の出題が簡単である。

最低点との兼ね合いを考えると、英語社会をしっかり勉強した方が総合点も上がって合格しやすい。なので、数学ばかり勉強するような人はなかなか商学部に合格できないと言える。

とにかく英語社会をしっかり勉強しよう。そうすれば科目の特徴を考えたときに、英語社会の方が得点が安定しやすいため、一気に合格する可能性が上がる。

ここで追記しておきたいことがある。国公立受験を目指していて、一応数学も受験科目として勉強したが、本音を言えば苦手なためA方式とB方式で迷っている人も多いのではないか。

このような人は、何回か数学と論文テストを実際に両方解いてみて、論文テストで安定して点が取れるようであればB方式で構わないと思う。しかし、いくら数学が苦手とは言え、一通り数学を勉強してきた人ならば数学を使う方がよいと思う。

なぜなら、難易度がブレたり難しい年に当たったとしても、簡単な問題や少し計算したら点が取れるような問題はあるからだ。また、先ほども言った通り英社の方が圧倒的に重要であり、たとえ数学でビハインドをもらってしまったとしても、10~20点にしかならない。これらの点を踏まえると、数学を勉強しているのであればA方式で出願した方がいいと私は思う。

一方で経済学部の受験においては逆である。経済学部は商学部よりも数学の配点が高いことと、数学ができる人とできない人の差が顕著に表れる問題となっている。また、商学部の場合は数学と論文テストという比較だが、経済学部では社会と数学という比較になるため、数学が苦手な人が経済学部を受験する際は数学ではなく社会を使うB方式の方が良いだろう。ただ、向こう5年10年経ったらこのトレンドは変化するかもしれないが、現状はお伝えしたとおりである。

余談だが、過去に私の友人で数学25点でも実際に合格した人がいた。ここまで数学が悪いというのは考えものではあるが、逆に言うと、数学がその程度の得点でも合格できるだけ英語と社会の得点が良かったということである。

数学は爆死しないように簡単な問題をきっちりと取れるようにし、英語と社会でしっかりと高得点を取るべきである

おすすめ参考書

文系の数学実戦力向上編

先ほども紹介したが、非常におすすめである。センター・共通テストレベル後は、これを使って標準的な、頻出のテーマを扱う問題を演習することが非常に効果的である。

まとめ

以上が慶應商学部の数学の特徴と対策に関してであった。いかがだっただろうか?

ポイントをまとめると、

  • 独自の出題がある
  • 制限時間が短い
  • 難易度がぶれる
  • 他科目の方が重要

の4つがあげられる。特に難易度がブレやすいため、慌てずしっかりとできる問題とできない問題の見極めができるように対策をしておくことが重要になる。

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