これで英文法は完璧!おすすめ文法参考書&問題集27選!
2015年07月23日 | 英文法
英語の学習において、参考書や問題集のクオリティは大きなウェイトを占める。
収録されている内容は言わずもがな、読みやすさを考慮したレイアウトや指導内容の一貫性など、あなたに最適な一冊を選ぶために考えるべき点は多い。
今回は数多ある参考書・問題集の中から、レベル・用途ごとに著名なものを比較した上で、筆者おすすめを紹介する。
中学生レベルの英文法の基礎を解説した参考書
こちらの記事 でも触れているが、高校英語が苦手な受験生は、過去のいずれかの段階で
分からなかったことを分からなかったまま放置した
がために、英語に苦手意識を持っているケースが多い。
そういう受験生には
『安河内の〈新〉英語をはじめからていねいに 1 入門編』
『安河内の〈新〉英語をはじめからていねいに 2(完成編)』
をお奨めしているが、
もしあなたが「はじてい」を読んでもいまひとつ英文法を理解できないのであれば、以下の参考書が助けになるだろう。
- 『Mr. Evine の中学英文法を修了するドリル』
英検3級/TOEICテスト350程度の英語初級者を対象とした参考書。
初学者向きの講義形式+会話調の文章
なので、英語に苦手意識のある受験生も抵抗なく入っていけるだろう。
大学受験のための中学英語の復習用としては、十分実用に耐えるレベルだ。
- 「Z会 中学英文法fine」
日常学習から入試対策まで使える
標準的な文法の参考書。
中学3年間で習う英文法を効率よく整理・学習することができる。
見やすいデザインにも気を配ってある点も評価が高い。
各レッスンのターゲット例文を収録したCDと文法問題の総まとめができる別冊問題集付き。
- 『くもんの中学英文法 中学1~3年 基礎から受験まで』
中学で習う英文法をきめ細かくステップに分けて解説した参考書。
1ステップ1ページで学習することができるようになっていたり、文法事項を羅列するのではなく、
英語の表現が豊かになってゆく流れにそってステップを配列する、
英語の表現が豊かになってゆく流れにそってステップを配列する、
という公文式らしい構成になっている点は公文経験者には有用だろう。
高校英語の基礎レベルの講義系参考書
英語をはじめから勉強したい、という受験生向きの講義形式の参考書。
英文法の基礎中の基礎からスタートするが、
入門編から完成編に向けて学習を進めていくうちに、
大学受験レベルへグイグイ引き上げられていく
のを感じることができるだろう。
参考書・問題集はどうしても作者ごとの傾向や解説のクセがあり、
中学レベルと高校レベルの方向性があまりかけ離れていると、それだけで混乱を招きかねない。
その点、中学文法から高校文法までを同じ作者、
しかも東進ハイスクールのカリスマ講師である安河内氏から継続的に学べる「英語をはじめからていねいに」のメリットは大きい。
- 『くもんの高校英文法 高校1~3年』
『くもんの中学英文法』の続編であり、
過去に『くもんの中学英文法』を使ったことがある受験生なら馴染みもあって使いやすいだろう。
文法事項を262のステップに細かく分類してあり、参考書でありながら辞書的に使える
点も優れている。
- 『一億人の英文法 すべての日本人に贈る「話すため」の英文法』
「英語を話すための文法書」という位置づけのため、
一通り英語を勉強した最難関大志望者が、英文法をさらに深く理解してイメージで考えるというレベルで使う
ものだ。
あなたがそのレベルに達しているなら、
『一億人の英文法 CDブック』と併せて勉強してみる
と良いだろう。
- 『もっとつながる英文法』
中学レベルの参考書である『東大生が書いた つながる英文法 1週間で中学英語総ざらい』の続編。
「いま何を勉強しているのか」「どこにつながる話なのか」
などの英文法の全体像を冒頭のマインドマップ1枚で示し、ぞれを地図のように使いながら解説していく、
という作者独自のメソッド
が売り。
コンセプトが視覚的で分かりやすいという評価がある一方、メソッドは本質的に英語と関係ないという評価もある。
大学受験対策の参考書というよりは、TOEIC等を受験する大人が中学・高校英語を再勉強するための本という印象が強い。
上記の通り、筆者がこのカテゴリでお奨めするのは
『安河内の〈新〉英語をはじめからていねいに 1(入門編)』
『安河内の〈新〉英語をはじめからていねいに 2(完成編)』
である。
(英語が苦手なあなたの切り札は「はじてい」だ!)
大学受験用の問題集
大学受験に必要な400題の英文法語法問題を収録した実用的な問題集。
後述の『Next Stage英文法・語法問題』の742問に対して、
入試で繰り返し問われる英文法・語法の頻出パターン問題400問を集中的に覚えることで、
英文法の基礎から標準レベルの問題をマスターできる。「なぜ、そうなるのか?」に答えるくわしい解説のほか、重要な文法知識や表現をまとめて掲載。
英文法・語法の要点を簡潔にまとめた「英文法・語法要点ハンドブック」付き。
- 『Next Stage 英文法・語法問題 入試英語頻出ポイント218の征服』
知名度の点では他よりも一歩抜きん出た、
おそらく最も受験生に人気があるであろう英文法問題集。
先の『英文法・語法問題ベスト400』の約2倍の収録問題数や、
体系的理解が可能なように情報の理解しやすさを追求した紙面構成など、
“大学入試英語のスーパー整理本”と評されるクオリティの高さも評価されている。
- 『UPGRADE 英文法・語法問題』
内容ではネクステ―ジとほぼ同じレベルの問題集。
過去15年間の入試問題を徹底分析し、頻度の高い項目や入試に必要な項目を精選するなどの工夫がなされている。
- 『富田の入試英文法 代々木ゼミ方式 Ver.1 解法の基礎』
「数式を解くかのように英語を分析する」
という、作者独特のアプローチで英語を解説する参考書。
問題の質と網羅性はやや偏った感があるが、
解説の詳しさは市販の文法参考書の中ではトップクラス
といっていい。
根本的な英語力と思考力を磨いてくれる一冊として評価は高いが、その分難易度も高い。
最難関レベルの文法問題対策としては有用だろう。
桐原書店から出版されていることから「桐原1000」の通称で呼ばれる。
早慶志望者などに人気の英文法・語法問題集。
「問題編」+「解答・解説編」の二分冊形式で、大学入試で問われる文法・語法上の必須項目が項目別に編集・収録されている。客観4択問題で各文法項目の必須事項が習得できるように構成されており、
通常問題だけでなく正誤指摘問題、整序問題を約200問収録
するなど、とにかくボリュームがある。
また、1000問を収録した問題集より解説書が分厚いことから分かるように、とにかく詳しく大量の解説がなされている。
難関大学受験者が文法語法知識をガッツリとインプットするのに最適の1冊といえるだろう。
筆者はまず『英文法・語法問題ベスト400』
(英文法・語法問題ベスト400であなたの英文法に革命を起こそう!)
を集中的に学習した上で、
難関大学受験へ向けて『桐原1000』
(最難関英語を得点源へ、「桐原1000」大解説!)
へ進むことを推奨している。
ランダム問題集
英文法に限った話ではないが、
多くの問題集は参考書との対応や分かりやすさのために項目ごとに分類されている。
そのため、数をこなしている間に項目で括って覚えてしまっていることがある。
しかし、当然のことだが試験問題にそんな規則性はない。
その対策のために試験同様に項目をバラバラに配したのがランダム問題集だ。
ただ、これらは
「大学受験用の問題集で学習したものが定着したかを確認したい人がやればよい」
という程度で、必ずやらなくてはならない類のものではない。
ここでは著名なものを数冊紹介するだけに留める。
- 『全解説実力判定英文法ファイナル問題集 (標準編)』
- 『全解説実力判定英文法ファイナル問題集 (難関大学編)』
難易度別、全10回のテスト形式。さまざまな出題形式でランダムに配列しているので、実戦的な演習が可能。
- 『即戦ゼミ3 大学入試英語頻出問題総演習 最新六訂版』
伝統的に人気のある問題集だが、解説はほぼないに等しいので注意してもらいたい。
- 『フラッシュ!速攻英文法1』
- 『フラッシュ!速攻英文法 2』
英文法をカードで覚える異色の文法問題集。
ランダム問題集というよりはカード式なので自分でシャッフルできるというほうが正しいだろう。
持ち運びができて暗記しやすいというメリットはある。
正誤・整序問題集
正誤問題・整序問題は全出題の中でも問題の難易度が高く、現実として満点を取るのは難しい。
自分の志望している大学でこういった問題がたくさん出題される場合は対策する必要があるが、
そうだとしてもあまり時間をつぎ込まないように注意したい。
過去問などから出題割合が低いと分かっている場合は、思い切ってやらなくても大丈夫だ。
その分の時間を別の勉強に回そう。
(また、先述したように「桐原1000」には正誤指摘問題、整序問題が約200問収録されている。
心配ならばそちらをやったほうがいいだろう。
その意味でも「桐原1000」を強くお奨めする
最難関英語を得点源へ、「桐原1000」大解説!)
- 『スーパー講義 英文法・語法正誤問題』
早慶、東大、MARCHなどの有名大学の問題を精選した正誤問題集。
ベーシックな知識・テクニックを身につけるA問題11題、
さまざまな出題形式で実力をワンランクアップさせるB問題24題、
応用力の養成と語法問題の総仕上げをねらうC問題16題の全部で51題を収録。
- 『英語整序問題速攻100題 1日20分5日間完成 (集中マスター)』
センター型・和文付き・特殊型(不要語あり・不足語あり)の3種類の形式を用いて、
暗記に頼らずに文法的に正しい英文を構築するという解法練習に取り組む一冊。
5日間の集中トレーニング形式なので、他の学習に一区切りついた追い込みの時期にやるのもいいかもしれない。
- 『英語整序問題200―短期で攻める』
志望校の整序問題の難易度が高いと分かっているなら、こちらのほうがいいだろう。
過去問を徹底的に分析し、例題・問題あわせて200題の問題を精選。
問題の答えだけではなく、どうやって解くのかという点にこだわって丁寧に解説されている。
発音・アクセント
英語を勉強する上では、発音・アクセントも間違いなく重要である。
しかし、
試験対策としての発音・アクセント問題については対策不要と考えていい。
というのは、普段から発音やアクセントに注意して英語を音読していれば、対策などしなくても点が取れるはずだからだ。
普段から発音とアクセントをどれだけ意識しているかが重要と考えるべきだろう。
あえて対策をするなら、あなたが気に入ったものをどれか1冊を学習すればよい。ここでも著名なものを羅列するだけに留める。
- 『国生のスーパー暗記帖 英語 発音&アクセント』
- 『短期で攻める最頻出問題 発音・アクセント300』
- 『短期攻略 センター英語 【発音・アクセント・文強勢】』
- 『頻度順 音でおぼえる発音・アクセント』
まとめ
大学受験のための参考書・問題集に本当にたくさんの種類がある。
今回は筆者の経験を踏まえてお奨めのものや、世間的に評価の高いものを紹介させてもらったが、
参考書・問題集を選ぶときの決め手は、あなたに合っているかどうかだ。
自分の目で吟味して、効果的に学習を進めて欲しい。
※ 筆者のお奨めの参考書・問題集については別記事で詳細に触れているので、こちらも参照のこと。
『安河内の〈新〉英語をはじめからていねいに 1(入門編)』
『英文法・語法問題ベスト400』
『全解説頻出英文法・語法問題1000』
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