8割の受験生に合格英熟語300をおすすめする4つの理由
2015年07月16日 | 英熟語
英語は、とにかく覚えることが多い。
単語や熟語、文法などやることはたくさんある。
そのなかでも、あなたは何に力を入れているだろうか?
多分、単語や文法を一生懸命覚えていると思う。
だが、熟語に対してはどうだろうか。
多くの人が単語や文法に力を入れすぎてしまい熟語に割く時間があまりないのではないか。
実際、熟語をあまりやらない人は非常に多い。
熟語がわからないと、長文が読めなかったり、時間がかかる、さらに穴埋め問題が解けないなど大きな障害が生じる。
平易な表現ならまだしも、英熟語は暗記しなければ意味がわからないものが多くある。大学受験においては存在感が薄いが、欠かさずに勉強せねばならない内容の一つなのだ。
だが、英熟語は参考書の数が少ない上、学校の授業でもさほど時間が割かれない。
そのため勉強の方針に悩んでしまうケースが少なくない。
そこで、熟語を効率よく早く覚えたいというあなたにおすすめするのが「合格英熟語300」である。
この熟語集をおすすめするのは4つの理由がある。
それは、
- センター試験、中堅大学レベルであれば熟語は300語で十分
- 非常に覚えやすい
- 数が少ないので何度も反復できる
- 応用力が身に付く
である。
これから、それら1つ1つの理由について説明する。
センター試験、中堅大学レベルであれば熟語は300語で十分
英単語について考えてみると、センター試験レベルでは6,000~8,000語程度の語彙が要求されるという。
難関大学ではそれが10,000や12,000といった値になる。
では、次に熟語の数。
センター試験や中堅大学レベルの受験に必要な熟語はいくつだと想像するか。
500、1000いや1500・・・
多分このくらいを考えた方が多いことだろう。
ここで、答えを発表しよう。
なんと、たったの300程度なのだ。
たった300語だけ覚えればよい。
少々脱線するが、この300という数は大学受験で必要な古文単語の数と概ね等しい。
つまり、数のみについて言えば古文単語程度の労力でマスターできるのだ。
300個?案外少ないなぁ。
多くの人がこんなリアクションをすると思う。
もっと多くのボキャブラリーを要すると考えるのは自然なことだ。
実際、1000語や1500語収録した熟語帳が発売されている。
ただ、これらの熟語帳は大抵は東大や早慶などの難関大学を視野に入れて作られている。
一方でセンター試験や中堅大学、もしくはMARCH辺りを目指す人にとっては、ややこういった熟語帳はオーバーワーク気味なのである。
つまりこんなに多くの熟語を覚えても、実際には試験にあまりでないものが多くを占めているということだ。
マイナーで覚えにくい熟語に労力をかけるのは、大学受験においては賢い方法とは言えない。
試験に出るかわからない熟語を覚えるのははっきり言って時間の無駄であるし、何よりそんなに余裕のある受験生が多いとは言えないだろう。実際せっかく大好きなテレビ番組やゲームを我慢して勉強しても試験に出なかったら涙が出てくるのではなかろうか。
せっかく勉強するなら、自分が受験する試験に出やすいものから学習したいというのは、なにも英熟語に限った話ではない。そこで、良く出る熟語に的を絞って熟語を覚えれば、今よりもあなたの好きなことを我慢しなくても英語の得点が上がる。
この熟語帳には試験に良く出る熟語しか収録されていないという最大の利点があるのだ。
確かに合格英熟語300は優れた熟語帳だが、難関大対策としては不足している感が否めない。
この熟語帳を短期間で仕上げた後、解体英熟語をやるか、初めから解体英熟語を使用して熟語対策をするのが良いだろう。
以下の記事で解体英熟語について確認してほしい。
非常に覚えやすい
英熟語は、前置詞のイメージをつかむことが重要である。
この熟語帳には、収録されている300の熟語全てに対して
- 効率の良い覚え方
- 試験で何が問われるのか
- 点を取るポイントがわかる120字解説
- 問題を解くセンスが身に付く演習例文
が書かれている。
多くの熟語帳には、熟語の意味と例文だけしか書いていない。シンプルと言えば聞こえは良いが、これは暗記しにくいという側面がある。
単に「これを覚えなさい」と言われても、覚え方のコツがつかめないからだ。
そしてこの構成は、シンプルであると同時に退屈しやすい。
参考書を広げて、一面に意味と例文しか載っていなかったとしたら、あなたはどう思うだろうか。
もちろん、退屈な本を読む力も捨てたものではないが、単語や熟語は集中して効率良く覚えるのが優先だ。
退屈しない構成になっているか否かは、参考書の良し悪しの一端を確実に担っている。
しかしこの熟語帳には覚え方や解説、何が問われるのかがわかりやすく書いてあるので、1つ1つの熟語の意味が頭の中に残りやすい。
そのため、非常に覚えやすいつくりになっている。
また、「見出し→意味→例文」といった単調な構成ではないため、集中力も持続する。
数が少ないので何度も反復できる
暗記をするには何度も反復することが大切である。
人間は、反復すればするほどその情報を頭の中に残すことができる。
例えば、あなたは好きな歌を歌詞カードを見ないで歌えると思う。
前奏が流れてきたら自然と口から歌詞が出てくるだろう。
それは、あなたが何度もその歌を聴いて歌詞が頭の中に定着したからである。
このように、たくさん反復すれば情報が頭の中に残る。
それのみならず、短い時間ですんなりとアウトプットできるようになるのだ。
無理やり頭に詰め込んだ状態と、すんなり引き出せる状態では、試験での点の取りやすさが段違いである。
しかし、暗記事項があまりに多い場合、その状態まで持っていくのは大変なことだ。
たとえば英単語は、大学受験レベルだと何千個というレベルで覚えなければならない。
いうまでもなく、たった数週間・数ヶ月で片付けられるものではない。
だが、英熟語ではそれが可能だ。
300という数はあなたがこれまで聞いてきた熟語の数に比べると非常に少なく感じるだろう。
1日50語ずつ読み進めていけば、6日1周できる量である。
そのため、たくさん反復ができる。
そして、数が少ないので早く覚えられ効果をすぐに実感できる。
頑張って頭にインプットした状態を目指す生徒が多いが、それは好ましい状態ではない。
あくまで、短時間でつっかかることなくアウトプットできることこそが、真に「覚えた」ということなのだ。
目標は3秒以内に意味が言えてその熟語のイメージが頭の中でできるようになることである。
英熟語の勉強は軽視されがちだが、受験英語で合格点を確保するという目的を達成するには、欠かすことのできない大切な過程の一つだ。
以下の記事で英熟語の勉強方法を詳細に説明してあるので、必ず確認するようにしてほしい。
応用力が身につく
この熟語帳に収録されている300は基礎的なものである。
他の熟語参考書と比較すると数が少ないため、「これだけで大丈夫なのかな」と不安を覚える受験生もいるに違いない。
確かに、この300語の中だけで知識が閉じているとしたら、少々不足があるのは事実だ。
センター試験や中堅校入試で登場する熟語の全てがこの「合格英熟語300」に収録されているわけではない。
だが、この熟語帳をちゃんと勉強しきった人であれば、その心配をする必要はない。
合格英熟語300では、熟語は形ごとに分けられて紹介されている。
隣り合った熟語は形や意味が似通っているものばかりだ。
覚えていく中で熟語の構成や考え方がわかってくるのである。
実際の試験では、この本に登場しない熟語に出会うことが必ずある。
だが、この熟語帳をしっかりやってあれば応用ができるはずだ。
もちろん、300とその応用のみでカバーできる熟語に限度があるのも事実。
問題集や模試をやって300では足りないと感じたら難関大学受験用の「解体英熟語」をやればよい。
先に「合格英熟語300」を習得済みであれば、英熟語の基礎ができているためスムーズに暗記ができると思う。
「解体英熟語」については上に挙げた記事で詳説している。
5. 合格英熟語300を用いた勉強法
ここまで、「合格英熟語300」の長所を幾つか述べてきた。
次は、それらを生かした勉強法を説明していく。
まずは読み通す
最初の1周は、いきなり効率的な学習をしようと考える必要はない。
知識が不十分な段階では、効率化を図るよりもどういう熟語があるのか把握するのが先決だ。
深いことは意識せずに、普段英単語を覚える時同様に前から順に熟語を見ていこう。
見たことのある熟語、そうでない熟語、いろいろあるに違いない。
だが、1周目の目的はあくまで「熟語に慣れる・熟語を把握する」ことなので、未知の熟語を必死に覚える必要はない。
暗記の作業は、この後丁寧に進めていく。
熟語同士の共通点に着目し、それをメモする
1周目でザーッと読み通したら、2周目は違う作業に入る。
合格英熟語300では、似た形のものが連続して載っていると説明した。
それを生かして、熟語の形と意味の関係を分析するのだ。
たとえば、
- make little of ~ :〜を軽視する
- make use of ~ :〜を利用する
という2つの熟語は、形が非常に似通っている。
具体的には、いずれもmakeという動詞、ofという前置詞を用いている。
日本語訳から推測すると、ここでのmakeは「〜という意味を持たせる」という意味であると考えられる。
またofは動作の対象を表しており、別の前置詞で言い換えるとonやaboutあたりである。
このように熟語同士の関係性を整理しておけば、一つ一つを独立した知識として暗記せずに済む。
また、その理論を応用して未知の熟語の意味を推測することができるのだ。
たとえば、上の2つの熟語をマスターした状態で試験に臨み、
- make much of ~
という新しい熟語を目にしたとする。
見たこともない熟語の意味を推測するのは一見難しいが、上の考え方を応用すれば楽勝だ。
すなわち、makeは「〜という意味を持たせる」といった意味で、そこにmuch(=たくさん)が入っているのだから、上の熟語からの類推で
- make much of ~ :〜を重視する
という意味だと理解できるのだ。
いきなり全ての熟語を暗記する前に、このように熟語の共通点を元に知識を整理することから始めよう。
自分の頭の中に、上述のような論理を形成できるか否かがカギだ。
一度自分でそれを築いておけば、あとは未知の語にも十分対応可能だ。
論理を元に、最低限暗記しなければならない熟語をチェックする
上のような「論理」に着目すれば、合格英熟語に載っている熟語の全てを真面目に暗記する必要はないことが分かる。
重要な共通点を発見できれば、必要なメモリの量を削減できるのだ。
そこで、3周目はその論理を元に、絶対に覚えなければならない熟語をピックアップしていこう。
選ぶべきなのは「これさえ覚えておけば、その周辺の熟語は推測可能だ」と断言できる熟語である。
該当する語のところにチェックマークを入れて置いてもよいし、ルーズリーフのような別紙に書いてまとめるのもOK。
真っ先に暗記しなければならない熟語を選び出し、勉強方針を明確にするのがこのステップの意義だ。
選んだ単語を暗記する
暗記すべき熟語を自分の手で選び抜いたら、今度はそれを暗記しよう。
こればかりは真面目に行うほかない。
家、学校、電車の中…
空いている時間を見つけ、そこで知識を固めていくのだ。
ただし、単語・熟語の学習は反復が命だ。
一度覚えての時間の経過とともに忘れてしまうためである。
毎日少しずつ進めていくのではなく、何度も反復して徐々に確かなものにしていくイメージだ。
そこまで数は多くないだろうから、数週間あれば作業は終了する。
熟語の総チェック
暗記すべき語の学習が終了したら、いよいよ知識の総チェックに入る。
合格英熟語に載っている熟語全てについて、意味を言えるかテストするのだ。
意味のところを隠して、数秒以内に意味を言えるかどうか、というのを判断基準にすると良い。
ただ黙読するのみならず、喋る(=アウトプットする)ことで理解度を正確に把握できるのだ。
300個についてその作業をし、覚えていなかった・意味を言えなかった熟語をピックアップしよう。
これは、ノートやルーズリーフ、暗記カードにまとめるのをお勧めする。
知識の穴を埋めていく
意味を正しく言えなかった熟語を、最後に学習していこう。
上で述べたように、覚えきれなかった熟語を別紙にまとめて、それを読んで勉強するのだ。
もともと300語しかないのでさほど苦痛ではない。
少し我慢して、短期間のうちに穴を埋めてしまおう。
紙に載っている熟語を全て覚えきれたら、理屈上は英熟語300の内容をマスターしたことになる。
ここまでくればセンター・中堅校レベルの入試で困ることはない。
とは言え、時間が経てば知識はどうしても劣化してしまう。
定期的に300語を一気にテストするなど、自分の知識のメンテナンスを欠かさないように。
覚える過程、覚えた後。
その両方が、単語や熟語の暗記では重要なのだ。
まとめ
「合格英熟語300」をやればあなたは、効率よく素早く入試に最も必要な英熟語を覚えることができる。
しかも、非常にわかりやすいつくりになっているのでこれらの熟語が頭に残りやすい。
そして、応用力も身に付く。
優秀な参考書であるため、5章で述べたような正しい手順を踏めば着実に成果は上がる。
合格英熟語300をマスターし、センター試験や中堅大学の入試を攻略していこう。
難関大学を目指している人には解体英熟語を使用する事をお勧めする。
以下の記事を必ず確認するようにしてほしい。
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