【徹底比較】早慶とMARCHの難易度差はどのくらいある?
2021年06月08日 | MARCH
関東の私立大学では早慶やMARCH、関西の私立大学では関関同立など近しい偏差値、難易度帯によって様々な大学群が存在する。
その中でも多くの人が気になるのが早慶とMARCHの間にはどのくらいの差があるのかという話題なのではないだろうか。
恐らくほとんどの人が早慶の方が難しいという認識を持っているが、MARCHとの間にはどのくらい差があるのかは実際に自分で受験してみないとなかなか実感できない。
今回は早慶やMARCHなどの関東の私立大学を中心に受験する人に向け、これら二つの大学群の間にどのくらいの差があるのかに関してお伝えしよう。
この記事を読めば、早慶とMARCHの差がどのくらいあるのかを理解できると思う!
実際に受験を考えている人は確認してもらって、受験校決めに役立ててほしいところ!
早慶の偏差値
まず始めに早稲田大学と慶應義塾大学の偏差値を見てみよう。
早稲田大学の偏差値
学部 | 偏差値 |
政治経済学部 | 70.0 |
法学部 | 67.5 |
教育学部 | 62.5~67.5 |
商学部 | 70.0 |
社会学部 | 70.0 |
国際教養学部 | 67.5 |
文化構想学部 | 67.5 |
文学部 | 67.5 |
基幹理工学部 | 65.0~67.5 |
創造理工学部 | 62.5~65.0 |
先進理工学部 | 65.0~67.5 |
人間科学部 | 62.5~67.5 |
スポーツ科学部 | 65.0 |
慶應義塾大学の偏差値
学部 | 偏差値 |
文学部 | 65.0 |
経済学部 | 67.5 |
法学部 | 67.5~70.0 |
商学部 | 65.0~67.0 |
医学部 | 72.5 |
理工学部 | 65.0 |
総合政策学部 | 70.0 |
環境情報学部 | 72.5 |
看護医療学部 | 60.0 |
薬学部 | 62.0~65.0 |
MARCHの偏差値
続いてはMARCHに属する大学の偏差値だ。
明治大学の偏差値
学部 | 偏差値 |
法学部 | 60.0~62.5 |
商学部 | 62.5~65.0 |
政治経済学部 | 62.5~65.0 |
文学部 | 60.0~65.0 |
経営学部 | 62.0~65.0 |
情報コミュニケーション学部 | 62.5~65.0 |
国際日本学部 | 62.5 |
理工学部 | 57.5~62.5 |
農学部 | 60.0~62.5 |
総合理数学部 | 57.5~62.5 |
青山学院大学の偏差値
学部 | 偏差値 |
文学部 | 60.0~67.5 |
教育人間科学部 | 62.5 |
経済学部 | 62.5 |
法学部 | 62.5~65.0 |
経営学部 | 62.5~65.0 |
国際政治経済学部 | 62.5~65.0 |
総合文化政策学部 | 62.5~65.0 |
理工学部 | 55.0~60.0 |
社会情報学部 | 60.0~62.5 |
地球社会共生学部 | 62.5 |
コミュニティ人間科学部 | 60.0 |
立教大学の偏差値
学部 | 偏差値 |
文学部 | 57.5~62.5 |
異文化コミュニケーション学部 | 65.0 |
経済学部 | 60.0~62.5 |
経営学部 | 65.0 |
理学部 | 57.5 |
社会学部 | 62.5~65.0 |
法学部 | 60.0 |
観光学部 | 57.5~60.0 |
コミュニティ福祉学部 | 55.0~57.5 |
現代心理学部 | 57.5~62.5 |
中央大学の偏差値
学部 | 偏差値 |
法学部 | 57.5~65.0 |
経済学部 | 60.0~62.5 |
商学部 | 57.5~60.0 |
理工学部 | 55.0~60.0 |
文学部 | 57.5~60.0 |
総合政策学部 | 60.0~62.5 |
国際経営学部 | 60.0~62.5 |
国際情報学部 | 60.0~62.5 |
法政大学の偏差値
学部 | 偏差値 |
法学部 | 60~62.5 |
文学部 | 57.5~65.0 |
経済学部 | 57.5~62.5 |
社会学部 | 57.5~62.5 |
経営学部 | 60.0~65.0 |
国際文化学部 | 62.5 |
人間環境学部 | 60.0 |
現代福祉学部 | 55.0~60.0 |
キャリアデザイン学部 | 60.0~62.5 |
グローバル教養学部 | 62.5~65.0 |
スポーツ健康学部 | 57.5~62.5 |
情報科学部 | 55.0~57.5 |
デザイン工学部 | 55.0~62.5 |
理工学部 | 55.0~60.0 |
生命科学部 | 55.0~57.5 |
早慶とMARCHの偏差値差
上の偏差値表を見てもらえれば明らかな通り、早慶とMARCHではやはり5前後くらいの偏差値差が存在する。偏差値が5も変わると、かなり大きな難易度差に繋がるのではないだろうか?
同じような趣旨で、MARCHと関関同立の差も比較しているので、興味がある人はそちらもご確認ください!
早慶とMARCHの難易度差
それでは、偏差値という観点以外から早慶とMARCHの難易度を比較していく。順番に見ていこう。
問題の難度の差
色んな学部があるため全てが同じというわけでは決してないのだが、やはり早慶とMARCHの間では具体的な出題レベルの差が大きくあると感じる。
具体的に言えば、MARCHは教科書レベル、共通テストで9割程度得点できるレベルまで各科目仕上がっていれば、知識勝負で対処できるような学部が多い印象だ。
それに対して早慶は知識レベルに関してはもう一段階突っ込んだ対策をする必要があり、また、読解力や思考力といった面でより高度な力が求められるようになる。
そのため、暗記中心で勉強してきた人の多くはMARCHまでは受かるが早慶になると途端に対応できなくなるというパターンに落ち着きやすいと感じる。
早慶は暗記だけでは対応しきれない。ここを視野に入れてる人は正しい勉強のやり方を定着させて、正しく読解、思考する訓練をしていく必要があるね!
受験者層の差
実際に受験会場に足を運べばわかるのだが、早慶とMARCHでは明らかに受験者層が異なる。
例えば早慶の中でも看板学部と言われる学部、早稲田なら政治経済学部、慶應なら経済学部、法学部では、東大・京大、医学部勢(特に慶應経済ではその傾向が顕著)をはじめとする最上位層が併願で早慶を受験するという形になる。
そのため、受験会場の雰囲気が固いという印象を受けることが多い。
一方でMARCHはこれらの大学を第一志望にしている人や挑戦校として設定している人が大多数である。
そのため、MARCHの場合は基本的に最上位層が受験しなくなり受験会場の雰囲気は緩く、柔らかになる。
合格最低点を超えた人、あるいは得点が高い人から順番に受かっていく一種の競争である受験においては、受験者層の差は大きな要因だ。
共通テスト利用
共通テスト利用でも早慶とMARCHには大きな差が存在する。
まず、そもそも慶應義塾大学はどの学部も共通テスト利用が存在せず、共通テストだけで合格するというケースがまずない。
一方で、早稲田大学に関しては慶應とは異なり、共通テスト利用自体は存在する。
しかしながら、一部の学部を除いてほとんどが国公立の受験型で9割程度の得点率を叩き出さないと合格できないため、そのハードルは非常に高い。
これらと比較して、MARCHの場合は、これらの大学からランクを落とすと大体共通テスト利用があるのだが、そもそも基本的に三教科だけでどの大学も合否が決着するような仕組みがあるため、そこは非常に大きな差であると認識している。
もちろんMARCHの共通テスト利用も結構難しいのだが(特定の大学、学部に関しては三教科で9割程度の得点が必要)やはり共通テスト利用は早慶とMARCHでは考え方、仕組み、最終的に求めらられるものに大きな差がある。
そのため、ここ一つを見るだけでも早慶とMARCHには大きな差があると思っても良いと感じる。
英検など、英語の外部試験に関して
近年私立大学の入試では、英検やIELTSなど、英語の外部試験のスコアを取得しているかどうかが非常に重要になってきている。
例えば、立教大学の場合は英検で準一級を取得していたり、二級でもハイスコアが取れていれば共通テストなどで英語の得点が95%で換算されたり、全学部入試のタイミングでも英語で非常に有利な状況で受験することができる。
これはあくまでも立教大学の例ではあるが、他の大学でもそう言った制度がかなり充実している。
一方で、早慶の場合は少し異なる。
英検などの英語の外部試験に関して早稲田も文学部や文化構想学部、商学部などで導入してはいるものの、それらが取れていたからといってものすごくアドバンテージになるかと言われるとそうでもない。
大抵はあれば困らないが、なくても問題ないというくらいの状態になっている。
MARCHに関しては圧倒的なアドバンテージになる大学、学部が存在するが早慶に関しては現状すごくアドバンテージになるようなことは無いだろう。
ましてや慶應では使えない。言葉は悪いが、裏技的なことがあまり使えないのが早慶という印象だ。
逆にMARCHであれば英語がものすごくできて事前にそういったスコアが取れていればすごく全体として合格しやすくなるという特徴もある。ここは早慶とMARCHでは非常に大きな差となるだろう。
実際に関東の難関私大を受験する人を指導してきて
慶早進学塾は岐阜県と大阪に校舎があってさらにオンラインコースという全国どこに住んでいても指導が受けられるコースを設置しているが、塾の名前的に早慶やMARCHを受ける人の数が非常に多い。
その中で関東の難関私大を受験する人を指導してきて、MARCHと早慶に関しては大きな壁があるのは間違いないと感じている。
慶應のSFCを除きそれ以外の学部で、MARCH は全落ちしているけども早慶の本キャンの学部に合格したというケースはまずない。
MARCHまでは合格したものの早慶には届かなかったという例はどうしても出てくる。
MARCH全滅して早慶に入ったという例はやはりSFCや所沢キャンパスの人間科学部、スポーツ科学部であれば考えられるものの、それ以外では大きな差があるなという印象だ。
だからこそ早慶を第一志望にしていたり、早慶を視野に入れている人というのはそこを乗り越えていくことによってMARCHはかなり余裕を持った状態で受験できるようにしなければならないと思っている。
また、MARCHを目指して勉強をしているだけでは早慶には余程のことがない限り到達しないため、そこには非常に大きな壁があると思って取り組んでもらいたいと思う。
早慶とMARCHの難易度差まとめ
以上が早慶とMARCHの難易度差に関してであった。いかがだっただろうか?
これまで述べてきた通り、早慶とMARCHには皆さんが思っている以上の差がある。
色んなところからその差を見ることができるだろう。
もちろん各大学いい大学だ。MARCHを第一志望にしていれば早慶を視野に入れる必要は全くない。
しかし、関東の私立大学を受験するとなった場合、早慶をファーストチョイスにする人はすごく多いのもまた事実だ。
またその中でMARCHを併願校に入れる人はすごく多いと思うため、本当に早慶を合格したいと思うのであれば、MARCHレベルを到達させてからももう一つ壁を越えなければならない。
そのためにただ内容を暗記するだけの勉強ではなく、正しい勉強のやり方で内容を理解したり、思考力を養うような学習をしてほしいと思う。
また、慶早進学塾では無料受験相談を日頃から実施している。無料受験相談では個人に合わせて突っ込んだ勉強のアドバイスを送らせていただいている。
正しい勉強のやり方とは何なのかと疑問に思う人はぜひ無料相談を活用していただければ幸いだ。
早慶やMARCHを狙っている人はお気軽に無料相談でお問い合わせください。
また早稲田と慶應の差についても記事にしているので、そちらもご確認ください!
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