【私文最高峰】早稲田大学法学部一般選抜の傾向を熟知し合格する方法
2022年06月01日 | 早稲田大学
あなたは早稲田大学法学部の受験を考えている人だろうか?
早稲田大学の中で看板学部といえば政治経済学部だと言われているが、その次に難しい学部はどこか?と言われれば間違いなく法学部だろう。
早稲田に行きたい人、また将来法曹関係の仕事に就きたい人も早稲田大学法学部を狙いたいと思っている人は多いのではないだろうか?
今回の記事では、早稲田大学法学部の一般選抜について説明する。
早稲田大学法学部は、早稲田大学の中でも難易度がトップレベルに高い学部だ。
この狭き門を突破するために押さえておくべきポイントや、必要な対策について解説していく。
本記事の対策をしっかり読んで、合格確率をアップさせてほしい。
早稲田法学部は早慶の中でも最高峰の一つになります。慶應法学部と併願する人も多いでしょう。ぜひこの記事と一緒にこちらの、慶應法学部、早稲田法学部、どちらが難しいかを議論した動画もご確認ください。
慶早進学塾の早稲田大学法学部合格実績
過去に早稲田大学法学部の合格者は2名出ている。一人は一般入試、もう一人は共通テスト利用入試で合格を勝ち取っている。
どちらの生徒も非常に学力が高い生徒であった。合格体験記の動画あるので、どのレベルまで到達させないといけないのかを知る良いきっかけにしてもらいたい。
早稲田法学部の入試制度
早稲田大学法学部の入試方式は3つある。指定校推薦、一般選抜、総合型選抜の一種である新思考型入試だ。
ここでは特に一般選抜について重点的に確認していく。
早稲田法学部一般選抜について
ではその3つの入試方式の中でも一般選抜について確認していこう。
科目と配点
一般選抜にはさらに個別方式と共通テスト利用方式の2種類の方式がある。個別方式は、早稲田大学法学部の個別試験を受ける方法、共通テスト利用方式は共通テストの得点のみで選抜を行う方法だ。
まずは共通テスト利用方式について説明する。
一般的に共通テスト利用方式には2種類ある。共通テストの得点のみを用いて合格判定を出す方式と、共通テストの得点の一部を利用して個別入試も併せて行う方式だ。早稲田大学法学部で実施される共通テスト利用方式は前者、共通テストの得点のみで合否を判定する単独方式となっている。
共通テスト利用方式における科目数は5〜6教科の6〜7科目で、800点満点だ。国語と数学ⅠA、外国語、理科は必須科目である。
得点の換算は行われず、共通テストの得点がそのまま使用される。すなわち、国語と英語は200点満点、それ以外の科目は100点満点だ。ただし、外国語で英語を選択した場合、リスニングがあるときにはリーディングとリスニングの得点が1対1の比率で合計200点として扱われる。
共通テスト利用で早稲法の合格狙いたかったら年にもよりますが、800点満点で9割以上欲しいですね。とりわけリスニングの比重が昔よりも上がっているので注意が必要です。
一方、個別方式の科目数は3教科、150点満点となっている。配点は、国語が50点、外国語が60点、選択科目が40点だ。選択科目は、世界史B、日本史B、政治経済、数学の中から1科目を選択する。
ただし、数学の個別試験はなく、数学を選択した場合には共通テストの得点が用いられる。共通テストの数学ⅠA・ⅡBの得点(200点満点)は、40点に換算される。つまり、個別方式の選択科目を数学にすると実質、共通テスト利用方式となる。
国公立第一志望の人で数学が得意で、共通テストで高得点だった人のみが使う方式ですね。通常の人はあまり関係ないかな?と思います。
難易度
早稲田大学法学部は、偏差値70であり、慶應義塾大学法学部、経済学部、早稲田大学政治経済学部と並んで、早慶文系学部の最高峰の一つとなる。
特に英語の出題が特徴的で、ここで得点取れない人が続出するだろうから、万全の対策を施したい。
合格最低点
共通テスト利用方式の合格最低点は年にもよるが90%前後、個別方式の場合は60%となっている。
個別方式の場合、全科目で得点調整が行われるため、素点は「合格最低点+1割」、つまり7割程度を取らないと合格できない。
早稲田では、全ての科目で得点調整がある場合と特定の科目でのみそれがある場合があり、学部によって異なるため、これについては必ず自分で確認しておこう。
素点で合否が決まらないことが早稲田大学の怖い部分です。平均点との兼ね合いで決まるので、前科目平均点を下回らないこと、その中で1,2科目大きく平均点を上回る科目を作ることが大事です。それが英語であればなお良いですね。
定員と倍率
近年の法学部の募集人数と倍率は以下のようになっている。
倍率(倍) | 募集人数(人) | |
2019年 | 6.3 | 450 |
2020年 | 5.3 | 450 |
2021年 | 5.1 | 450 |
ちなみに、募集人数の450人の内、個別方式では350人、共通テスト利用方式では100人を定員としている。
早稲田大学の人気のある学部では、倍率が10倍を超えることも珍しくない。
法学部の倍率は、早稲田大学の他学部と比較すると低いことは確かだ。法学部は他学部と比べて難易度が高く、併願する人が少ないことが倍率の低さに繋がっているのだろう。
ただし、倍率が低いからと言って合格するのは容易ということではない。
早稲田法学部の共通テスト利用方式について
共通テスト利用方式では5〜6教科の6〜7科目、800点満点で選抜が行われる。合格最低点は90%前後となっている。
共通テスト利用方式の選抜方法は、国公立大学を受験する人にとって有利な内容である。なぜなら、共通テスト利用方式の入試方法は、国公立大学の入試方法といくつか似ている点があるからだ。
第一に、共通テスト利用方式では、共通テストの得点が換算されることなく、そのままの得点が使われる。これは、国公立大学の入試に近い形式だ。
さらに、英語のリーディングとリスニングの得点が1対1で換算されるという点もまた大きな特徴の一つだ。
私大の入試では、リーディングとリスニングの得点が3対1や4対1に換算されることもある。早稲田大学法学部のように1対1で換算されるという大学は珍しい。
よって、国公立大学を第1志望としていて、滑り止めとして早稲田大学法学部を受験する人には非常に有利だと言える。共通テスト利用方式は、国公立大学を受験する人のために用意されていると思って良い。
さらに注目すべきは、共通テスト利用方式の募集人数が100人であることだ。これは、早稲田大学の学部の中で最も多い人数である。
このことから、早稲田大学法学部は、共通テストで高得点が取れるオールマイティな能力を持った学生を求めているという背景が読み取れる。様々な教科を苦手なくしっかりと学習できている人に入学してほしいということだ。
センター試験から共通テストに変わり、リスニングの比重が大きくなったのは、多くの受験生にはきついですよね。やはり共通テスト利用はあくまでも東大、京大など国公立第一志望の人のためのものだと思います。
早稲田法学部の一般選抜の特徴
それではここからは早稲田大学法学部の一般選抜の特徴について解説していこう。
英国が高難易度!
早稲田大学法学部はトップレベルの学部である。入試科目のどの科目も、早稲田大学の他の学部より1段階レベルが高いという印象だ。
小手先のスキルだけでは通用しない。基礎的な能力が高く、かつ日々の学習が確実に身に付いていないと、高得点を出すのは難しい。
早稲田大学法学部で学びたいのなら、受験生の内にある程度の実力を身に付ける必要がある。そうでなければ、授業にも付いて行けず、入学後に苦労するだろう。入試さえクリアすれば良いという意識ではなく、入試を通じて入学後に実際やっていける能力があるかどうかを判断するという気持ちで受けると良いだろう。
比較的社会は平易で高得点取りやすいが、英国は早稲田の中でもかなり難しい部類である。全ての科目についてしっかりと学習を積んで挑む必要がある。
記述、論述が多い
どの科目にも共通している特徴は、記述や論述が多いということだ。
私大の文系の入試では、マーク式の解答方式が多い傾向がある。早稲田大学の他学部、慶応大学等の難関大学の入試でもマーク方式が一般的だ。
ところが、早稲田大学法学部の入試は記述、論述が多い。
例えば、英語では、イラストから読み取れることを自分の言葉で作文にまとめていくという英作文が出題される。国語では、本文の内容を要約しながら自分の意見を書いていくという記述問題が出る。日本史では、用語を漢字で記述することを求められる。世界史でも論述問題が出題されている。
どの科目でも記述、論述の形式の問題からは逃れられない。
選択肢の文章が長い
特に、英語と国語の入試問題では、選択肢の文章が長いという特徴がある。
例えば、英語では「本文の内容と一致しないものを4つ選べ」という内容把握問題が毎年必ず出題されているが、その選択肢の文章が長く、苦戦しがちだ。本文を読み、選択肢の文章も読む時間を考えると、読むスピードを早めなければ間に合わない。選択肢の文章を読む時間も考えた上で、時間配分をして解いていかないといけない。
国語でも、内容把握の問題の選択肢の文章が長い。選択肢1つ当たりの文章が3行程度ある。選択肢の文章を読むだけで時間が掛かってしまうため、これもまた時間配分を考えておく必要がある。
文章の長さに対応するには、読解力、速読力を身に付けていくしかない。
全体として長い文章を読ませ、さらに正しく表現することができるかどうかというのを早稲田法学部は聞いてきます。それ相応の対策が必要不可欠ですね。
早稲田法学部一般選抜の対策
それでは早稲田大学法学部で合格点を取るにはどのような対策をしたらいいのだろうか。各科目言及しているので、確認してもらいたい。
英語:正誤問題の解き方が鍵
英語の入試において最大のポイントは、正誤問題への対策だ。
正誤問題は、「本文の内容を読んで、10個の選択肢の中から本文と一致しないものを4つ選べ」という形式で出題される。これが非常に難しい。しっかりと対策を積んでいないとなかなか得点が取れない。
1〜10の選択肢の順序が、本文の流れに沿っていないというのが厄介だ。選択肢の内容の正誤を判断する上で根拠となる本文中の内容が、選択肢の順序通りには出てこないのである。例えば、1つ目の選択肢の正誤を確かめるには、本文の終盤の内容を読まなければいけなかったり、2つ目の選択肢よりも3つ目の選択肢に関する内容の方が先に述べられていたりということが発生し得る。
本文の流れ通りに選択肢が順番に並んでいれば、文章と選択肢の内容を交互に読んで解答を出すことができる。しかしこの場合には、その戦略が取れない。
かと言って、1つの選択肢について、本文のどこに書いてあったのか、どこから根拠を拾えば良いのか迷って探していたら、時間が掛かりタイムアップになってしまう。
対策としては、本文を読む前に選択肢の内容に1度目を通してその内容を覚えておくと良い。
10個ある選択肢の長い文章を覚えるのは大変だ。大変だが、頑張ればなんとかできるレベルのことだ。できなければ早稲田大学の入試は突破できない。
「選択肢を覚えた後で本文を読み解いていく」という方法を過去問で演習を積みながら身に付けていってほしい。時間の掛かる学習だが、しっかりと修得する必要がある。
早稲田大学の国際教養学部の英語の入試も同じような形式だ。法学部と国際教養学部、2つの学部の過去問を活用すると良い。
ちなみに、イラストを読み取って文章を書くという英作文の問題も出題される。過去問を見ると分かる通り、毎年同じような内容の問題であるため、過去問を見ておけば対応できるだろう。
早稲田大学法学部を狙う人であれば、英作文のスキルは既に身に付いているはずだ。英検準1級を取得済みの人や国公立大学と併願している人は特にそうだろう。その場合は、英作文の対策としてやるべきことはほとんどない。
一方で、英作文の対策がまだできていない人は、英作文の型や書き方を学ぶ必要がある。英作文の対策には時間が掛かると考えておこう。
国語:要約する癖をつけること
国語の入試問題は、古文と漢文、評論が2題の大問4つという典型的な形式だ。クセのない形式ではあるが、かなり難しい内容となっている。
総じて難しい内容ではあるが、大半の問題は基礎力、国語力の延長で解くことができる。着実に学習を積んでいけばその先に合格があると思ってほしい。
まずは、古文・漢文から解説していく。
設問の内容は、私大の入試でよく聞かれるような一般的なものばかりだ。しかし、古文では主語が省かれていることが多く、内容を読み解くのが難しい。漢文は古文と比べると、分かりやすい。
古文・漢文とも文法や基礎力が大切だ。基礎からの積み上げをしっかりと行ってほしい。
次に現代文だ。
現代文の特徴は、選択肢の文章が長いことだ。選択肢の内容も判断が難しいものが多い。
特に、評論文の記述問題に対しては、特化的な対策を行い、演習を積んでおく必要がある。評論文の記述問題では、大問の最後で「本文内容を要約し、自分の考えを述べる問題」が出題されている。
この設問で、最も重要なのは上手く要約することだ。
「自分の考えを述べる」ということに対しては、少し練習すればできるようになるため、時間は掛からない。本文全体を要約するためには、しっかりと練習することが必要だ。長文問題を解いた後に、要約を書いて添削してみるという学習を、日頃から習慣付けてやっておくと良い。
また、「現代キーワード読解」という参考書を使って、比較的短い文章を要約してみることをおすすめする。この参考書には、本文の下に要約文が載っているため、自分が書いた要約文と比較して添削することができる。要約の練習にも活用できる参考書になっている。
世界史:出来事を「なぜ?」で掘り下げよう
文系生徒にとっては、地理・歴史は高得点を取れる安心感がある科目だ。しかし、早稲田大学法学部の世界史では、記述形式の厄介な問題が出題される。
また、世界史が日本史より難しいという珍しいパターンだ。一般的な入試では、世界史と日本史を比べると、日本史の方が深掘りした難しい問題が出題される傾向にある。
世界史の入試の最大の難点は、論述問題だ。毎年、最後の大問で論述問題が出ている。「250~300字以内で、与えられる4つのキーワードを使い、特定の時代背景や出来事の流れを論述しなさい」という内容の問題だ。
世界史の勉強を普通にしているだけでは解けない問題であるため、特化的な対策が必要になる。
単純に用語と時代の流れを暗記するだけという学習をしても、論述問題は解けるようにならない。
世界史は出来事のストーリーである。「こういうことがあったから次にこうなった」というように、出来事とその理由が必ず連なっている。出来事のストーリーをきちんと理解して学習しているかどうかが大きな差を生む。
問題集や教科書で読んで覚えるだけでなく、「なぜ?」を繰り返すことで、特定の出来事の背景やその前後の繋がりを自分でアウトプットしていく必要がある。毎回の学習の中で繰り返すことで論述問題も解けるようになっていく。
論述問題に対しては、自分で内容を掘り下げ、アウトプットするという習慣を付けないと解けるようにならない。早い段階から、普段の学習から取り入れることをおすすめする。
日本史:用語は漢字で書けるように
早稲田大学法学部を狙っている人で、選択科目を世界史か日本史で迷っている人がいたら、日本史を選ぶことをおすすめする。世界史の場合、論述問題のレベルが高く、対策が難しい。日本史の方が対策しやすいだろう。
設問の形式は一般的なものだ。大問1つに対して、文章もしくは史料が示され、正誤問題を主として問題が構成されている。正誤問題の内容は、「選択肢の中から正しいもの/間違っているものを2つ選べ」という形式のものが多い。
問題の難易度は、他学部に比べても高い。
年代知識に関する問題が毎年2〜3問は出題されている。年代知識も問われるというのは、かなりレベルが高い。
解答方法は記述式だ。日本史の用語は難しい漢字が多く、覚えるのには労力が掛かる学習が必要だ。入試では特に難しい漢字の用語を書かされるだろう。難しい漢字が書けないと点が取れないというのは、なかなかハードだ。
学習の戦略としては、早めに日本史の学習を終わらせ、最後に漢字を極めていくのが良いだろう。漢字を覚えるための学習時間を残しておけるよう、計画的に学習してほしい。
総じて
英国の難易度が高く、社会の難易度が抑えめというのが全体の印象である。
このレベルを受験するにあたって、社会で大きく失点するのはまず回避しないといけない。確実に高得点、8割以上の得点を確保できるようになろう。
その上で、英国となってくるが、どちらも硬派な文章をどれだけたくさん読んできたのかという部分が大切になってくる。
早い段階で基礎学力を備え、多く過去問演習や類題の演習をしていく中で、英語であれば速読と内容把握、国語であれば、抽象度の高い文章の理解と長い選択肢の吟味の方法を習得し、どちらも7割以上確保できるようにしよう。
早稲田法学部一般選抜の科目別対策
より詳しく各科目の対策について言及している。必ずセットで確認するようにしてもらいたい。
英語
国語
世界史
日本史
早稲田法学部一般選抜の併願校対策
早稲田大学法学部を受験する人は他の大学を併願する人も多いのではないだろうか?正しい併願方法についても確認しておこう。
国公立志望
早稲田大学法学部の入試は、国公立大学の入試と非常に相性が良い。旧帝大の中でもトップレベルの東京大学、京都大学、大阪大学を狙っている人が併願するパターンが多い。
国公立大学の入試となぜ相性が良いのか。ポイントは2つある。
1つは国公立大学を志望する人は記述式に慣れているということだ。
早稲田大学法学部の入試の特徴は、記述、論述問題が多いことだ。対して、国公立大学の入試も記述、論述で書かせる問題が主流になっている。記述、論述問題の対策がどちらでも生かされる。
早稲田大学法学部の特化的な対策は最小限に、国公立大学の対策に集中できる。
2つ目のポイントは、早稲田大学法学部の入試には共通テスト単独方式があるという点だ。
共通テスト利用方式には、単独と併用の2種類があり、併用方式だと、共通テストを受けた後に大学に行って個別試験を受けなければいけない。単独方式であれば、共通テストで高得点、すなわち合格ラインの85%を取ることができれば、出願するだけで合格できる。労力を掛けずに法学部の合格を勝ち取ることができ、国公立大学の対策に専念できる。
共通テストで85%以上の得点を狙うことができる人は必ず、早稲田大学法学部の共通テスト利用方式を併願で出しておくことをおすすめする。
ちなみに、個別方式と共通テスト利用方式は併願できるため、早稲田大学法学部を狙いたい人は両方に出願しておくのが一般的だ。
早稲田大学法学部を併願で受験する人は、東京大学や京都大学を狙っている人ばかりだ。単独で狙っている人は、レベルが高い集団が落ちてくることを覚悟して臨むことだ。
東大、京大、一橋など、最難関国公立を狙う人で、共通テスト9割付近あるのであれば早稲田大学は共通テスト利用で抑えてしまいたいですよね。そしたら私大一般は最小限にして、本格的に国公立の2次対策に専念することができるわけですし。
私立文系志望
私立大学の文系を志望する人は、同じようなレベルのところを狙うのが良い。
早稲田大学法学部を受験する人の多くは、慶應義塾大学法学部を併願する。
慶應義塾大学法学部の方が難易度は高いと感じているが、相性の良し悪しはあるだろう。法学部を狙う人は、早稲田大学と慶応大学を併願で出しておくと良いだろう。
慶法を併願する人のために、慶法の一般入試で合格する方法も記事でまとめてあります。以下からご確認ください。
上智大学やMARCHの法学部も併願で出すのが一般的だ。
入試の流れとしては、2月の前半のMARCHの全学部統一試験で試験に慣れつつ、その後にMARCHの法学部の個別試験を受けて、最後に早稲田大学法学部に臨むことになる。試験に慣れつつ、ラスボスに挑んでいくという流れになる。
注意してほしいのは、慶應大学の法学部と文学部は試験日程がかぶっているため、どちらかしか出願できないことだ。慶應大学文学部は国公立の試験と同じように記述、論述問題ばかりだ。早稲田大学法学部とも記述、論述問題が多いという点では似ている。併願したいという気持ちは分かるが、どちらかしか受けられない。
この日程、結構困りますよね。早稲法ではなく、慶文を選ぶ人も結構多いです。
早稲田志望
早稲田大学法学部は早稲田大学の中でもレベルが高いため、難易度で考えるならばどの学部でも併願が可能だ。
まず、英語に興味がある人なら国際教養学部との併願もおすすめだ。法学部と国際教養学部は英語の入試の内容が似ていて、併願がしやすい。
ただし、安易に併願しないようにしてほしい。国際教養学部で学んでいる学生は、英語が話せるレベルで学習したいという人だ。授業の9割を英語で受けることになる。英語に興味がある人でないと入学してから苦労するだろう。
また、文学部や文化構想学部も併願可能だ。どちらの学部の入試も特化的な対策は少なく、問題が簡単で点が取りやすい。高得点勝負のため合格のハードルは高いが、併願するには問題ない。
その他、商学部や社会学部、教育学部、人間科学部も併願できる。法学部を狙う人であれば、どの学部を受けても問題ない。
政治経済学部だけは、共通テストが絡みますので、国公立志望など共通テストを使う人、また国語を現古漢で受ける人という形で制限されますから、この点は気をつけたいですね。
早稲田法学部一般選抜まとめ
おそらくどこよりも早稲田大学法学部の対策方法について解説してきた。いかがだっただろうか?
英語、国語、日本史、世界史でさらに内容をお伝えするために、個別に記事も用意してある。それらの記事も隅々まで確認するようにしてもらいたい。
早稲田大学法学部はトップレベルの難しい学部だ。
入試問題の難易度は高く、小手先の技術では通用しない。基礎から応用までしっかりと学習し、積み重ねてきた人でないと合格できない狭き門だ。
早い段階から勉強して対策している人だけが視野に入れて狙うことができる。早くから学習を始めている人でないと目指すことはできない。
今回の記事で解説した内容をしっかり読んで対策をし、日々の学習に励んでほしい。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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