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早稲田大学スポーツ科学部の入試の変更点と対策

2020年09月27日 | 大学別対策法

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早稲田大学のスポーツ科学部を受験する人は必ずこの記事を確認していただきたい。

多くの大学で入試方式が変更になっているが、早稲田大学スポーツ科学部も2021年度から大幅に内容が変わることになった。

それによってこれまで行ってきた一般入試の対策(英語、国語、数学、小論文)ではなく、大幅に対策を変更する必要がある。

この記事では、どのような戦略で新しい方式の入試を受験したらいいのか説明していく。早稲田のスポ科を受験する多くの受験生はこの記事や動画を見て、万全の対策を施すようにして欲しい。

2020年以前の入試方式

まずは2020年までの受験方式を確認していこう。

センター利用

センター試験4教科4~5科目(500点満点)
【国語】国語(100)
【数学】数IA・数IIBから1(100)
【外国語】英[「筆記のみ」または「筆記+リスニング」の高得点を利用](200[40])
《地歴》世B・日B・地理Bから選択(100)
《公民》現社・倫理・政経・「倫理・政経」から選択(100)
《理科》物基・化基・生基・地学基・物・化・生・地学から選択(100)
 ※理科は,「基礎2科目」または「発展1科目」から選択
●選択→地歴・公民・理科から1(理科基礎は2科目で1科目とみなす)
個別学力試験個別…課さない

センター利用の最低点は90%〜91%であった。

センター併用

センター試験1教科1~2科目(75点満点)
《地歴》世B・日B・地理Bから選択(75)
《公民》現社・倫理・政経・「倫理・政経」から選択(75)
《理科》物基・化基・生基・地学基・物・化・生・地学から選択(75)
 ※理科は,「基礎2科目」または「発展1科目」から選択
●選択→地歴・公民・理科から1(理科基礎は2科目で1科目とみなす)
個別学力試験個別…コミュ英I・II・III・英表I・II(75点)、「国総・現代文B・古典B」または「数I・II・A・B(「確率分布と統計的な推測」を除く)」(75点)

各年度の合格最低点は2018年度は167点、2019年度は159点、2020年度は168点であった。(225点満点)

一般入試

個別学力試験2教科(183点満点)
【外国語】コミュ英I・コミュ英II・コミュ英III・英語表現I・英語表現II(75)
【小論文】(33)
《国語》国語総合・現代文B・古典B(75)
《数学》数I・数A・数II・数B(備考参照)(75)
●選択→国語・数学から1
備考数Bは「確率分布と統計的な推測」を除く。小論文は、小論文以外の2教科の得点の合計が基準点以上の場合のみ採点の対象とする。また、小論文の得点が基準点に満たない場合は不合格となる

合格最低点は2018年度が116,7点、2019年度が116点、2020年度123,5点であった。(183点満点)

2021年度以降の形式

一般入試の枠が廃止になり、受験方式が共通テスト利用と、共通テスト&一般受験の併用のみになった。

共通テストのみ方式

国語/配点100点

①数学Ⅰ・数学A /配点100点

英語/配点200点

次のうちから1科目を選択/配点100点
地歴・公民: ①世界史B ②日本史B ③地理B ④現代社会 ⑤倫理 ⑥政治・経済 ⑦倫理、政治・経済
理科: ①物理基礎 ②化学基礎 ③生物基礎 ④地学基礎から2科目 または①物理 ②化学 ③生物 ④地学から1科目

※ 共通テスト利用入試(共通テスト+競技歴方式)に比べ、対象科目が制限される。
※ 国語は、配点200点を100点に換算する。
※「選択科目」において、上記指定科目の範囲内で2科目以上受験している場合は、最高得点の科目の成績を大学側で自動的に抽出し、合否判定に利用する。※定員50名

共通テスト&小論文

大学入学共通テストで課す科目(2教科2科目/合計200点)

国語:国語 または 数学:数学Ⅰ・数学A /配点100点
外国語:英語/配点100点

※国語は、配点200点を100点に換算します。
※英語は、リーディング100点、リスニング100点の合計200点を100点に換算する。
※国語と数学を両方受験している場合は、得点の高い方の成績を大学側で自動的に抽出し、合否判定に利用する。

小論文(90分/50点)

※小論文の得点が基準点に満たない場合は、不合格となる。

※定員150名

(大学ホームページで確認して詳細に記入)

特徴

では具体的に早稲田スポ科の入試にはどのような特徴があるのだろうか?順番に確認していこう。

共通テストが受験必須

これまでは「センター利用入試」「センター併用入試」「一般入試」と3つの受験方式があり、センター試験を利用しなくても受験することができた。

ところが今年からは共通テストが必須になるため、私立大学ではあるものの共通テストを受けなければ必然的にスポ科を受験することができなくなる。そのため、共通テスト対策が必須になってくる。

共通テストが配点が非常に高い

共通テストの配点(共通テスト:小論文=200:50)が非常に大きく、共通テストで合格がほとんど決まると言っても過言ではない。

重要な科目で大きな失点をしたらその時点で合格の可能性がなくなるほど高いレベルであるため、共通テストの対策を重点的に行うべきである。

小論文に足切りが存在する

小論文の配点は先述した通りさほど高くないため、小論文で大きなアドバンテージを得ることは難しいだろう。

一方で、足切りがあるため小論文が圧倒的に苦手な人はそもそも合格することができないといった特徴がある。この足切りの点数に届かなかったら共通テストがどれほど高くても合格できない。そのため、小論文対策もそれなりにしておく必要があるだろう。

小論文は独特の出題

3年前から大幅に傾向が変わり、とても独創的な出題になっているため十分な対策が必要になっている。昔はスポーツ系の話題の出題だったがここ3年は傾向が変わりすごく独創的な出題だった。そのため、しっかりと対策を講じて欲しい。また、昔のようなスポーツに関連した形式に戻る可能性もあるのでそちらの形式の問題も演習するべきである。

対策

上述の特徴を考えた時に、スポ科対策は非常に慎重に行わないといけない。以下にその対策の方法を記しているので、順番に確認しよう。

必ず共通テストの対策を怠らない

2つのどちらの方式にしろ共通テストの配点が高いためボーダーの高い争いになることが推測できる。よって共通テストレベルで大きく失点しないことが大事である。なお高得点勝負になるため、スポ科の全体のレベルとしては上がると思われる。

選択科目をしっかり選択する

選択科目をどのようにするかは合格に大きく関わってくる。ここでは共通テスト利用を受けるか否かである。

受ける場合

国公立を併願する人は受験しやすいと思うので必要科目を満遍なく学習することに集中し、共通テスト利用を受けて欲しい。国公立の人は受けやすいが私立文系や、スポ科を第一志望に見据える人は科目数が多く難しいため自分の学習状況と理解し、考える必要がある。

受けない場合

共通テスト利用を受験しない場合、受験科目は英語が必須となり国語か数学Ⅰ・Aのどちらかを選んで受験することになる。ここで数学受験の人はなにも問題がなく国語と数学両方受けたら良い。理由は大学側で高得点の方を採用してくれるからだ。問題は社会受験の人で、共通テストでは国語が高得点を獲得しにくい傾向にある。国語で高得点を獲得できる自信のない人は数学を学習するのも一つの手であろう。

早稲田大学のスポ科の受験にとって、科目選択は非常に大きなポイントである。この選択で合否を分けると言っても過言ではないので自分の状況を考えて判断して欲しい。

最優先科目は英語

どちらの受験方法にしても英語が大きな配点を占めているため、英語が最重要であり最優先に対策すべき科目であると言える。

共通テストの英語は基礎的な出題がほとんどで点数がとりやすい。よって安定して9割以上をとれる実力を身につけたい。国語に比べて安定して点数が獲得しやすいため一点でも失点を少なくしたい科目である。

数Ⅰ・A、国語は最低限得意な方を

もちろん両方受けるという選択肢もあれば片方を受けるという選択肢もある。数Ⅰ・Aと国語に関しては高得点の方が採用させるので基本的には自分が自信を持っている科目に重点を置いて学習をして欲しい。

もしどちらか選べないなら、両方受けるという選択肢を取ってもいいだろう。両方受けていればどちらか失敗したとしても挽回できる可能性があり、一科目に対する負荷がそれほどかからないので両方受験するというのも一つの方法として視野に入れていいだろう。

共通テスト利用を見据える

国公立志望の人は特に共通テスト利用を見据えることが大事になる。共通テスト利用で合格したら完璧だが、仮に落ちたとしても高得点を獲得していたら残りの小論文で合格の可能性が十分に残るのである。

そのためやはり小論文の対策は欠かせない。ここ3年の新傾向への対策はもちろん、過去のスポーツ系の話題になっても対応できるように過去問を通じて演習を行うことが大事になってくる。

まとめ 

以上が早稲田のスポーツ科学部の入試の変更点及び対策になる。

大幅に試験内容に変更があったため、それを受け入れた上で科目選択と対策を考える必要があるだろう。自分がどの受験方式で受けるのか、その科目を勉強するかをはっきりさせ、戦略を立てて勉強することがなにより大事になってくる。

また、慶早進学塾は小論文対策にも重きを置いており、塾長はじめ実際に早稲田大学のスポーツ科学部に合格した講師も在籍している

自分がどのような学習をしていけば分からない。小論文の学習方法が分からない。どの受験方式を利用したらいいのか分からない。このように考えている人はぜひ一度無料相談を検討してみて欲しい。

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