慶應義塾大学環境情報学部(SFC) 英語の傾向と対策
2021年04月28日 | 慶應義塾大学
慶應義塾大学には日吉キャンパス、三田キャンパスのイメージが強いが、その中でも今回は湘南(S)藤沢(F)キャンパス(C)にある総合政策学部と環境情報学部について書いていく。
SFCと言われると総合政策学部と環境情報学部のことを指すことが多く、これらの学部の一般入試の出題は独特なものが多いため専用の対策を積む必要がある。
環境情報学部も総合政策学部同様、英語の難易度は全体的に非常に高い。
英語型であれば400点中200点が英語の配点になり、英数型だったら400点中100点が英語の配点になってくる。
今回は環境情報学部の英語の対策について詳細に書いていくので、この記事に書かれている内容をよく理解して対策するようにしてほしい。
総合政策を英語で受験する人もあわせて以下の記事も確認してください!
慶應環境情報英語の基本情報
まずは慶應義塾大学環境情報学部の英語の基本情報を順番に確認していこう。
科目
環境情報学部の受験は選択科目があり、以下の4つの型に分けられる。
- 英語型:小論文、英語
- 数学型:小論文、数学
- 英数型:小論文、英語、数学
- 情報型:小論文、情報
英語が受験科目に含まれているのは「英語型」と「英数型」の2つになる。
配点
- 英語型:小論文200点、英語200点
- 数学型:小論文200点、数学200点
- 英数型:小論文200点、英語・数学200点
- 情報型:小論文200点、情報200点
いずれにしても小論文とそれ以外の科目で200点ずつ1:1の割合となっている。
合格最低点
英語型(英語と小論文合計での最低点)
年度 | 合格最低点 | 得点率 |
2017 | 266 | 66.5% |
2018 | 258 | 64.5% |
2019 | 263 | 65.8% |
2020 | 246 | 61.5% |
数学型(数学と小論文合計での最低点)
年度 | 合格最低点 | 得点率 |
2017 | 271 | 67.8% |
2018 | 300 | 75.0% |
2019 | 277 | 69.3% |
2020 | 246 | 61.5% |
英数型(3教科合計での合格最低点)
年度 | 合格最低点 | 得点率 |
2017 | 274 | 68.5% |
2018 | 300 | 75.0% |
2019 | 277 | 69.3% |
2020 | 246 | 61.5% |
情報型(情報と小論文合計での最低点)
年度 | 合格最低点 | 得点率 |
2017 | 268 | 67.0% |
2018 | 260 | 65.0% |
2019 | 274 | 68.5% |
2020 | 246 | 61.5% |
合格最低点は毎年多少の変動はあるもののだいたい250点〜270点前後となり、試験時間は120分となっている。
慶應環境情報英語の特徴
慶應義塾大学環境情報学部の英語の特徴を順番に確認していこう。
1.全問マーク形式
総合政策学部の英語と同様、環境情報学部の英語も全問マーク形式になっている。つまり記述問題が無く、基本的に選択式の出題だ。
英語型の場合、長文・大問が3問あって最初は長めの本文で空所に選択肢を入れていく形で、後半の説問が内容一致問題になっている。
2.語彙レベルが非常に高い
総合政策学部ほどではないがやはりSFCの英語は語彙レベルが非常に高いのも特徴である。
大学入試でも最難関に入ってくるくらい文章レベルが高くなっていて、語彙に関してはしっかり突っ込んだ勉強しておいた方がいいだろう。
例えばシステム英単語やターゲットといった標準的な単語帳を潰した後に、英検準一級レベルの英単語であったり、またよく出るようなテーマにおけるの専門英単語を押さえておくというのも非常に効果的だ。
3.本文内容が高度
環境情報は総合政策よりもここが重要になってくる。唯一違うところと言ったらここくらいだろう。特に化学系の内容がよく出る傾向にある。
環境情報と言っているくらいなので、環境問題や情報のリテラシーなどの日本語としても理解しにくい情報系の内容は結構突っ込んだ英文が出題される。
そういった英文が出題されるので事前に背景知識を抑えておく事は必須になってくるだろう。
また、背景知識だけではなく抑えておきたいのは背景知識に関連する英単語も大事になってくる。
このような内容理解の対策は抑えておくと非常に読みやすくなる。
日本語理解力が乏しい人はかなり厳しいね。
難しい文章を読み、理解する練習を日頃から行っていこう!
慶應環境情報英語の対策
慶應義塾大学環境情報学部の英語の対策を順番に確認していこう。
1.語彙力の徹底強化
特徴でも挙げている内容だが、語彙力の徹底強化は必須だろう。標準的な単語帳は当然、完璧に終わらせ2冊目の単語帳、そしてレベルの高い単語帳までやっておくできである。
日頃から語彙レベルの高い難しい長文を読み解いていき、固有名詞以外は適宜語彙を回収して覚えていく、というような方法で語彙レベルを徹底的に強化していく必要がある。
2.背景知識の強化
こちらも特徴で挙げているが、科学・環境・情報といった環境情報学部が狙いそうなテーマにおいては背景知識を抑えておくことがとても大事になってくる。
また背景知識だけではなく、専門的な英単語も一通り押さえておくことをやっておくと非常に解きやすくなるだろう。
具体的な対策法として、様々なテーマの比較的難しい文章を読み解いていくということを日頃から欠かさないようにしよう。
このように難しい英文をじっくり読むという練習を積み重ねていった人が結果的にかなり読めるようになるだろう。
3.過去問演習は欠かさない
これらをしっかりやった上で過去問演習は欠かせない。
選択肢は基本的にシンプルなので文章が読めたうえで、語彙力と文法・語法の知識が正確であれば選択肢は限られてくるはずだ。
本文の空所補充部分も文法・語法の知識などで簡単に選択肢を選べたりする。
文章を正確に理解できれば内容一致問題もしっかり合わせられることができるようになるだろう。
なので徹底した語彙・背景知識・文法・語法の知識を強化しながら1セットずつ丁寧に過去問演習をしていくことが環境情報の対策の基本になるだろう。
ただ、注意したいのが共通テストレベルで8割も点数がとれない人であったり、MARCHなどでも合格点がとれませんという人はいきなり総合政策や環境情報の過去問をやってもほぼ意味がない。
MARCH以上は余裕をもって合格取れる状態まで仕上げたうえで総合政策や環境情報の英語対策に移ってほしいと思う。
4.総合政策学部の過去問も確認
環境情報は総合政策の過去問演習も非常に効果的だ。
扱われるテーマが若干違うくらいで、ほとんど変わらないので、総合政策の過去問も有効的なのでやっておくようにしよう。
特に、SFCの過去問2000年代前半が特に難易度が高い。
近年は難易度が落ち着いたかなという印象だが、過去の年度をかのぼって演習するというのも効果的だろう。
慶應環境情報英語のおすすめ参考書
環境情報の英語対策におすすめな参考書を紹介していこう。
1.リンガメタリカ
リンガメタリカは背景知識を学習しながら、高度な英文を読むことができる。
そして、その背景知識に合わせた語彙を強化することができるため、慶應の総合政策学部の対策としては非常に良い参考書である。
そのため、SFCを受験する人にはぜひやっておいてもらいたい参考書である。
2.ポレポレ
ポレポレなどの難しい英文解釈の教材は1冊はやっておいた方が良いだろう。
このレベルの英文をスラスラ読めるようにしておくということは非常に重要である。
3.登木の実況中継私大編
登木の実況中継は非常におすすめの参考書である。特に英語が難しい大学を受験する人は是非、登木の実況中継をやって欲しい。
この参考書は難しい英語長文の実際の読み方を丁寧に学ぶことのできる参考書である。
この参考書で難しい英文の読み方・解き方を学んでおくと、とても役に立つだろう。
総合政策、環境情報の過去問
これは先ほどおすすめした通り、SFCを受験する上で過去問演習は欠かせなくなってくる。
そのため過去の年度まで遡って赤本を購入したり、東進の過去問データベースに登録すればかなり昔の年度まで遡って演習できるためおすすめである。
まとめ
以上が慶應大学環境情報学部の英語の傾向と対策である。いかがだっただろうか?
総合政策同様に環境情報も英語が非常に難しい。
丁寧に語彙や背景知識を抑えたうえでしっかり複数セット過去問演習やっていって合格点を超えていってほしい。
慶早進学塾では総合政策学部も環境情報学部も毎年のように数多くの合格者を輩出している。
小論文も一緒に対策できるのでぜひ、SFC志望の方は慶早進学塾の無料受験相談を活用していただきたい。
ぜひ遠慮なく無料相談活用してくださいね。
また以下から環境情報の小論文の対策記事を確認できます。どこよりも詳細に書いているのでぜひ!
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