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慶應義塾大学環境情報学部(SFC)一般選抜まとめ。偏差値や難易度は?

2021年05月26日 | 慶應義塾大学

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慶応義塾大学は、日吉や三田といった本キャンに文経法といった文系学部や理工学部(一部は矢上)が集まり、もうひとつSFC(湘南藤沢キャンパス)がある。

SFCでは、総合政策学部と環境情報学部の2つの学部生が集まっている。

環境情報学部は、慶應の中でも最もトリッキーな学部といえるだろう。

今回は、慶應環境情報学部を一般入試で受験しようと考えている人に向け、慶應環境情報学部はどのような特徴があるのかについてじっくり解説していく。

環境情報の合格を目指している人はこの記事を隅々まで読み込んで、日頃の勉強に生かしてほしい。

慶應環境情報一般選抜の合格例

まずは慶早進学塾からの合格例を見ていく。

SFCという総合政策学部とセットで捉えられることが多いので、総合政策学部と環境情報学部の両方とも例を挙げておいた。

  • 2021年度…総合政策3名、環境情報1名
  • 2020年度…総合政策1名
  • 2019年度…環境情報1名
  • 2018年度…総合政策1名

最新の2021年度入試では、SFCに4名もの合格者を輩出することができた。

内訳は岐阜校、大阪校から各1名、オンラインから2名となっており、どの校舎やコースでも着実に合格を出せているといったところで、これから話す入試の解説はかなり信憑性の高いものだと言えるだろう。

どこよりも詳細に解説していくので、ぜひ最後まで一読していってもらいたいと思う。

慶應環境情報一般選抜基本情報

まずは慶應環境情報の基本情報について順番に確認していこう。

受験科目、配点

環境情報学部は受験型が4種類ある。

  • 英語型…英語200点・小論文200点
  • 数学型…数学200点・小論文200点
  • 情報型…情報200点・小論文200点
  • 英数型…英語数学200点・小論文200点

合格最低点

年度英語型数学型情報型英数型
2020246246246246
2019263250274277
2018258257260263
2017266265268271
https://keidai.kawai-juku.ac.jp/exam/average.php

偏差値

年度偏差値
202072.5
201972.5
201870.0
https://keidai.kawai-juku.ac.jp/exam/deviation.php

難易度

受験教科が少ないので、そういった意味では上記の偏差値は少し高めに出ているかなという印象ではある。

しかし、英語も数学もかなり難しい部類になっているし、何よりも環境情報学部は小論文が非常に独特な出題になっており、ここの対応力によって各受験生で大幅に難易度が変わってくる。

よって、いかにして小論文を攻略するかというのが非常に重要になってくる。

慶應環境環境一般選抜の特徴

では具体的に慶應の環境情報学部の入試にはどのような特徴があるのか、順番に確認していこう。

受験型が複数存在

例えば他学部において、地歴を何を選ぶかといったレベルで受験型の幅があるのは分かるが、環境情報学部はそういったことではなく、そもそも英語か数学どちらかだけで良いといったところがある。

もちろん、英数型もあるので両方使うこともできるが、いっそのこと情報型で英数ではなく情報を使うという受け方もある。

ここは非常に大きな特徴となっている。

SFCは帰国子女や、幼い頃からかなり英語を勉強、親しんできた人達が英語と小論文で受験するというケースが多く、全体的にも英語型の受験者数が一番多い

一方で、数学と小論文という形もあるので理系でも受けやすく、英数均等に勉強してきた人は英数型でじゅけんすることもできる

自分に合った受験型を選んでほしい。

いずれの形にせよ、一定水準の得点が必要になってくるのは変わらないので、どの受験型を選んだとしてもしっかりそれぞれの教科の対策はしてもらいたい。

英語

環境情報学部の英語の特徴は、主にこの2点が挙げられる。

語彙レベルが高い

これは総合政策学部と同様、環境情報学部は一般の英語入試に比べ、英単語や熟語、文法などの知識・語彙レベルが非常に高い

よって、かなり突っ込んだ部分までの対策が必要になってくる。

高度な日本語理解力、背景知識が必要

ここが総合政策学部との違いになってくるのだが、環境情報学部はやはり問題の内容が環境だったり自然科学系統だったりと、より専門的なものが出題される

英文の構造は掴むことができたが、専門用語などの語彙や、またそこを理解できたとしても読解力が足らず文章の意味が分からないなどのケースが多発する。

数学

独自の出題に注意

数学はすべての問題が難しいわけではなく、基本的には大半は基礎・標準問題で構成されるのが環境情報の数学である。あまり気にしすぎることはないが、毎年1問2問程度、数独などユニークな問題や、現実社会の問題を数値化したものをベースとした独自の問題が出題される。ここに関しては、過去問を通じてしっかり慣れておくことが重要である。よって、基本学力を身に付けるだけでなく、しっかり演習を通じて形式に慣れた状態で本番臨むことが必要になってくる。

小論文

環境情報学部に合格するには、間違いなくここが一番のポイントになってくる。

問題発見、解決力が求められる

環境情報学部の小論文には、基本的に問題発見能力と問題解決能力が求められる。

様々な物事を見たときに、そこにある問題をあなたはどうやって解決していくか、というような出題がされる。

大量の資料を読まされて、それについて1つ1つ内容を審議したり、論理的にどうなのかを示したりするというような総合政策学部とは違い、将来どのようなビジョンがあって、それを実現するためにどのような解決策を示すのかといったようなものとなっている。

理想の将来やビジョンをベースにして、それを具体的なアイデアをもって解決していこうという方針である。

よって、将来の世界や現状の動向などをみてこなかった人にはまったくアイデアが出せないということがよくある

このような部分に、環境情報の小論文の難しさがあると思っている。

そういった観点からも、日ごろからの対策が必要になってくるところである。

環境情報は小論文が最重要

総じて環境情報学部の入試においては、小論文が最重要だと言える。

そもそも採点が200点-200点となっているというところと、英語や数学に関しては誰もが対策方法をイメージしやすいためそれなりに受験勉強を進めていくことができる。

一方で、小論文に関しては、何をやればいいか明確なところが分かっておらず、とりあえず過去問だけやって挑むというような人が続出するだろう。

それに加え、環境情報の小論文は、総合政策の小論文よりも出来不出来が激しくなる傾向にある

いかにして小論文をこうりゃくしていくのかといったところが環境情報学部入試の最大のポイントである。

慶應環境情報一般選抜の対策

では、上記の特徴がある中でどのような対策をしていけばよいのか。

総合政策においても同様だが、環境情報では小論文が非常に重要になってくる。

よって、英語や数学(場合によっては情報)の対策をメインにやっておきつつも、配点の実に半分を占める小論文の対策はゼロのまま本番を迎えるのはかなりリスクがある。

環境情報を本気で狙っている人は、かなりストイックに小論文の対策をしておいた方がよい。

このような点を踏まえ、解説していく。

また、科目ごとのより詳細な対策については、別に記事になっているので、そちらもぜひ確認してほしい。

英語は語彙、背景知識の強化

前述している通り、英語に関しては語彙力・背景知識において難しいものが出題されるので、単語帳はシステム英単語やターゲット1900などスタンダードなものをつぶしてから、2冊目3冊目の単語帳も潰しておくというのがよいだろう。

とりわけ、突っ込んだ内容の背景知識が問われることが多いので、リンガメタリカという専門的な文章によく出てくる用語に特に着目した英単語帳などをやっておくとよい。

数学は基本、標準問題を確実に

独自の問題が出題されるというところで、どうしてもそちらに意識が行きがちだが、間違いなく基本問題や標準問題の方が多い

もちろんユニークな問題の対策は必要ではあるものの、どれだけ基本問題や標準問題を落とさないかというところが環境情報にしろ総合政策にしろ重要になってくる。

問題と問題の難易度の差も大きいため、とれるところを確実にとっていく力を身に付けたあとで、独自の問題の対策に進めばよいと思う。

小論文は添削必須

間違いなく、環境情報の小論文は添削が必須だ。

なぜかというと、毎年異なったテーマが出題され、それに対して問題を発見して解決するという特徴に対し、どのようなアイデアを出すかが環境情報では必要になってくる。

つまり、総合政策よりも答案が一意に定まらず、様々な答案が予想できるからである。

総合政策ももちろん一意な答案になる問題ばかりではないが、まだ方向性は見やすい。

環境情報は年によっては非常に様々な答案が出来上がる。

自分が実際書いた答案はどれくらい評価されるのか、どこが良くてどこがまずいのかのかといったところは第三者のプロの視点から指摘を受けないと、自分で修正するのはかなり難しい

明確にすぐに答えが定まる問題は添削は必要ないが、現代文や小論文などそうでない科目に関しては、やはり添削を受けて自分の答案を客観視する必要がある。

必ずプロの添削を受けてほしい。

慶早進学塾では、小論文の添削にかなり力を入れているため、ぜひご利用していただければと思う。

そして最後に過去問演習は必須だろう。

環境情報学部は、どの教科もやはり独自の出題がされているため、過去問演習で形式に慣れておくことは非常に重要だ。

過去何年も遡って解くことが効果的で、特に英語は2000年代前半の問題が今よりもだいぶ難しい

このレベルの問題まで慣れておいて、しっかり解くことができると、かなり本番楽に感じるだろう。

ぜひそこまで突っ込んだ対策をしてもらいたい。

慶應環境情報に一般選抜で合格したケース

特に2019年度に受かった女の子が、小論文の対策を2ヵ月間で徹底的にやって合格した。

彼女は情報型受験であり、もともと情報はある程度までしっかり勉強していたのだが、徹底的に環境情報と総合政策の小論文の指導を2ヶ月という限られた時間でみっちりとこなし、一気に点数を引き上げて合格したという事例がある。

小論文が最重要科目だと散々言ってきたが、小論文では知識量が問われるわけではないので、かなり短い期間でも徹底的に大事な考え方をインストールしたり、正しい表現方法を抑えたりと、基礎的な事を落とし込めれば合格の可能性はぐっと高くなる。

ぜひこの例を参考に、環境情報の対策を頑張っていってもらいたい。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

それだけ環境情報は小論文が重要だということ。

慶應小論文対策に関して動画にもしてあるので、ぜひそちらもご確認ください!

慶應環境情報一般選抜まとめ

以上が慶應義塾大学環境情報学部一般選抜の特徴である。いかがだっただろうか?

小論文中心の形式になっており、独自の出題が出されるといったところで、専用の対策を早め早めにやっていってほしい。

鴨井 拓也(塾長)
鴨井 拓也(塾長)

環境情報だけではなく、総合政策もあわせて以下の記事で確認するようにしよう!

また、環境情報に合格するにはこれまで伝えてきた通り、添削が何よりも重要だ。

ぜひ慶早進学塾の小論文指導をはじめ、無料受験相談を活用し、日頃の勉強に生かしてもらえたら幸いだ。

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