【難解】慶應義塾大学理工学部の英語の傾向と対策
2021年07月15日 | 慶應義塾大学
慶應義塾大学理工学部を受験しようと考えている人はどの程度いるだろうか?
慶應理工は私立大学の理工系学部の中でも最難関の学部の1つである。
この記事では、英語の傾向と具体的にどのような対策をしていくべきなのかについて詳しく説明していく。
どうしても理工学部となると、英語よりも数学や物理、化学といった理系科目の勉強を優先させてしまいがちである。
しかし英語も他の科目と同等に重要だ。
慶應理工学部を受験予定の人はこの記事を読み、どのように対策をしていくといいのかを学んで日頃の勉強に生かしてほしいと思う。
慶應理工は過去にかなり合格者が出ています。
こちらは慶應理工に現役合格した生徒の体験記動画です。
彼に続いて、英語を武器にして、合格しましょう。
慶應理工学部英語の基本情報
まずは慶應理工学部の英語の基本情報について確認していこう。
配点
500点満点中英語は150点を占める。
数学、物理、化学と他にも複数科目がある中、英語だけでこの得点を占めるので、軽視はできないだろう。
出題形式
大問4つの構成で、試験時間は90分である。
毎年出題形式は同じだが、少し難易度が高い論説文が大問1、2で出題される。
大問3が会話問題、大問4が英訳問題である。
しかし、昨年は大問4が単語の穴埋めに変わり全てがマーク式だった。
今年はどのように変わるか予測できないが、今後は記述ではなく客観式に変わるのではないだろうか。
ここで言う客観式とは誰が解いても答えが1つに判断できるマーク式などのことである。
慶應理工学部英語の特徴
それではより具体的な慶應理工の英語の特徴に関して確認していこう。
内容把握による穴埋め問題
内容把握を前提とした穴埋めが論説で出題される傾向がある。
そのため、単純に単語の意味を覚えるだけでなく、しっかり内容が頭に入っている状態で整理できていないと解くのは厳しくなるだろう。
理系の学部であれば、論説文は大学院や研究室に入った時にたくさん読むことになるため、英語を読む力を受験勉強の時に養っておいてほしい、という大学からのメッセージなのではないだろうか。
語彙・構文がやや難解
なんといっても慶應の理工学部の英語の最大の特徴が語彙レベルの高さだ。
見慣れない単語が多く、文章も専門性が高い。
また、文章を確認しても、科学的、論理的な文章が多く、単語や文構造も複雑である。
徹底的に語彙の強化を行うことで、かなり対応しやすくなることは間違いないだろう。
難易度はやや高い
理工学部は英語のほかに数学、化学、物理が受験科目だが、英語以外の科目は問題レベルがそこまで高くなく、標準レベルが大半を占める。計算量が多く、速さが求められるものが多い。
一方で、英語は構文や単語のレベルが高いことで文章レベルが高いため、理工学部とはいえ、英語の対策はかなり重要である。
慶應理工は英語が難しいが、それ以外が標準的な難易度であることもあり、英語の平均点は5~6割である。
そのため、5割は必ず得点しておきたい。6割をとれるようになると他教科にもゆとりが生まれるだろう。
他教科でカバーできる場合、英語は5割程度でも問題ない。
反対に英語以外が苦手な人は7割程得点できるともしも他教科で思っていたような点数が取れなくても特に問題はないだろう。
慶應理工において、想像以上に英語が重要であるということは理解いただけただろうか?
ちなみに、早稲田の理工学部に関しても簡単に触れておこう。
早稲田には基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部の3学部があり、入試はこの中から一つの学部のみ選ぶことができる。
偏差値が慶應の理工と同じだが、入試のレベルは英語に関しては早稲田の方が難しい。
早稲田の英語は問題文も英語で書かれているということもあり、英語を苦手としているひとには厳しいだろう。
数学、化学、物理は大体同じレベルである。
近年、早稲田理工の数学の難易度がとても平易になっている。恐らく早稲田の中でも一番簡単だろう。
そのような傾向が続いているため、これから難化することも考えられる。
慶應理工学部の対策
これらの傾向を踏まえた上で、慶應理工学部の英語の対策に関してだ。
語彙・文法・読解はしっかりと
英語の難易度が高いため、基礎的な知識は必ずおさえておいてほしい。
できればもう一段階上の学習もしてほしい。
読解も上手く読めない状態であるとなかなか厳しいため、読解力を鍛えておくとよいだろう。
語彙は前後の文脈からも判断できるため、優先度はそこまで高くないが、読解は極めておいてほしい。
速読力が必要
文章量が多いため、早く読めるようになる必要がある。
そのため、単語を覚える際に瞬時に答えられるぐらいにまで仕上げてほしい。
また、長文問題を解いた後に徹底して読み込みをやり、解いた長文の読むスピードをこれ以上早くすることができないところまで持っていくことを心掛けると速読力が上がる。
読解問題に時間がかかるため、時間配分を考えておくことが試験対策になる。
内容を整理する力
論説文が出題されるため、文章が多少難しい傾向にあるが、自分の頭で読んだ部分の情報を整理して読み返しを減らすことが鍵となる。
読んだ内容を頭の中でしっかりと整理するためにメモしたり、図式化したりするとよいだろう。
どのやり方が合うのかは人によって異なるため、自分に合ったやり方を確立してほしい。
慶應理工学部英語対策のおすすめ参考書
システム英単語、パス単準一級
慶應義塾大学の理工学部は、他大学の理系の英語と比べても非常に求められる語彙レベルが高い傾向にある。
そのため、ただ1冊単語帳を潰すだけではなく、パス単準一級のような、より通常の英単語帳よりもレベルの高い単語帳を追加で1冊やっておくと非常に良いだろう。
慶應理工を本気で合格したいと思うのであれば、とにかく徹底的に語彙レベルを強化することが鍵だ。
シス単の使い方はこちらで確認してほしい!
リンガメタリカ
こちらも上述の単語関連の教材ではあるが、高度な英文と専門的な用語をあわせて学習することのできる教材だ。
慶應理工の英語は語彙レベルが高いだけではなく、難度の高い論説文が出題される。
そのため難度の高い文章と各分野の専門的な用語をおさえることのできるリンガメタリカはぜひとも学習してほしい教材である。
リンガメタリカは難関大受験者には欠かせない。以下の記事をよく読み、丁寧に学習を重ねてほしい。
ポレポレ
これは慶應理工学部に限った話ではないが、高度な論説文が出題される大学において、英文解釈能力を引き上げておくことが非常に重要である。
そういった中でポレポレは最も優れた教材だと言えるだろう。
ポレポレに記載されている50個の文章を完璧に読み込めるようにしよう。
ポレポレは難関大受験者には必須。
共通テストで8割取れるようになったら着手しよう。
ハイパー英語長文レベル3、やっておきたい700
二次試験などの難関レベルまでの長文が収録されており、そのなかでも論説文はしっかり取り組んでもらいたい。
解く時は内容を頭で整理するように心掛け、内容を整理する力を鍛えてほしい。
以上のことを一通りやった後に読み込みを徹底し、読む速度を上げることが大切である。
長文の問題集はレベルが低いものから順番にこなしていこう。
慶應理工学部英語まとめ
以上が慶應理工学部英語の傾向と対策である。いかがだっただろうか。
理工の英語は難易度が高いため、語彙・文法・読解それぞれでもう一つ上のレベルまで学習するようにしてほしい。
特に速読が重要になってくるため、読解力を鍛えられる参考書や論説文が載っている参考書に取り組む必要がある。
しかし、英語で6割以上を取れると他の科目が楽になってくる。
難しい問題は捨てるという方法もあり、直前期は時間配分と共にこのような戦略を練ってもよいだろう。
慶應理工、他の科目も含めて、全て以下の記事にまとめているので、ここから他の科目も確認してください。
また、慶應義塾大学には理工学部を始めに、学部問わず多数の合格者を輩出しているため、正しい勉強方法で勉強をしたいと考えている人は受験予定の大学を問わず、慶早進学塾の無料受験相談を活用していただきたい。
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