慶應義塾大学商学部の日本史の傾向と対策
2021年04月28日 | 慶應義塾大学
慶應義塾大学商学部の一般選抜を受験する際にA方式・B方式の両方において社会を必須で受験しなければならない。
慶商では、A方式では、英語・数学・社会、B方式では、英語・論文テスト・社会とどちらの方式においても社会が必須である。
そのため、ここでは、日本史を選択する人がどのように対策を進めていけばよいのかということについて書いていこう。
この記事を読めば慶應商学部の日本史を網羅することができるため、ぜひ参考にしていただきたい。
そもそも自分、日本史じゃないよって人は以下を確認してください!
・世界史
・地理
慶應商学部日本史の基本情報
ここでは、慶應商学部日本史の基本情報についてまとめていこう。
形式
世界史・日本史・地理のいずれにおいても形式が同じになっている。
大問は3問となっている。
リード文、マーク前半の問題では、長めのリード文が与えられており、その空所に当てはまる用語を選択肢から選び、記入する形式になっている。
後半の問題では、用語の記述問題がメインとなっている。
短めの論述問題が出題されることもある。
配点
- A方式:英語200、数学100、社会100
- B方式:英語200、論文テスト100、社会100
いずれにおいても400点満点になっている。
日本史・世界史・地理のいずれかから1つ選択するため、日本史を選択する人は、400満点中の100点が日本史の配点となる。
出題範囲
3題分の問題が出題されるため、年によって出題される内容の偏りがみられる。
3年間~5年間の過去問を見ていくと近現代が中心であるものの、古代や戦後史の問題も出題されていることが分かり、比較的満遍なく出題されている印象だ。
近現代を勉強しておくとよいことに間違いないが、全体の範囲をしっかりと勉強しておくとよいだろう。
慶應商学部日本史の特徴
ここでは、慶應商学部日本史の特徴についてまとめていこう。
基本的な問題が多い
慶應商学部の社会に共通することであるが、他の早慶の学部と比較すると商学部は、基本的な問題の出題が多い。
そのため、日本史と世界史においては、高得点争いとなってくる。
基本的な内容を忠実にこなしていくことが何よりも重要になってくる。
マーク式問題が多い
特に日本史は、記述問題よりもマーク形式の問題が多く出題される。
リード文の空所を埋めていく問題が多いため、最悪わからない状態になってもかなり解きやすさを感じる人は多いのではないだろうか。
選択肢が一覧となっているため、わからない問題があっても周辺から理解することができるかもしれない。
用語の記述問題
後半には、用語の記述問題が出題される。
日本史においては、漢字で書かなければならず、用語の記述問題の方が配点が高いため、ここを押さえていく必要がある。
得点調整に注意
日本史・世界史・地理という3科目があるため、社会には得点調整がある。
慶應商学部の日本史と世界史の両方において、比較的簡単な出題であるが、年によって難易度にばらつきがある。
科目の特徴を考慮した時、地理は得点調整によって得点の上がりやすい科目であるが、日本史と世界史においては、よほどのことがない限り、得点調整が利点になるということは考えにくい。
このことを考慮して日本史を受験する人は、素点で高得点を取る必要がある。
具体的な目安としては、A方式では80点以上、B方式ではさらに高く点数をとる必要がある。
A方式・B方式のどちらにおいても満点近くの点数をとることができると有利になるだろう。
そのため、高得点をとれるように細かく勉強することが重要だ。
慶應商学部日本史の対策
ここでは、慶應商学部日本史の具体的な対策についてまとめていこう。
基本に忠実な学習を
慶應商学部の日本史では、稀に難しい問題が出題されることもあるが、合否の境目になることは考えにくい。
基本的な問題をどれだけ取りこぼしなくとることができるか、穴となる時代や分野をつくっていないかが極めて重要になる。
これは、教科書レベルの問題でよいため、徹底的に基本に忠実な勉強をしてくとよいだろう。
用語を正確に書けるようにしておく
前半は、マークから選択肢を選んでいく問題だが、後半は、用語を記述していかなければならないため、1問1答などを活用して正確に用語を書けるようにしておく必要がある。
これは、漢字を書けるようにしておくという意味合いでもまた、その言葉に関して認識を深め、様々な角度から質問をされたとしても正しく答えられるだけの基礎学力を身に着けておくことが重要だ。
マークミスに注意
慶應商学部の問題では、リード文に空所があり、そこに選択肢を埋めていく形になっている。
(1)(2) 12 (3)(4) 57 2021年商学部日本史解答例
上記のように解答は(1)(2)・・・のようになっているのに対して、選択肢は11,12,13・・・のように2桁で構成されているため、12を選択する場合、(1)に1,(2)に2を入れなければならない。
これが、マークミスを誘発する大きな原因だ。
1つずれると大変危険であり、非常にずれやすい。
そのため、マークミスは特に気を付けてほしい。
最初と最後の数字があっているかを試験時間に必ず確認するとよいだろう。
都度都度マークを丁寧に塗ることが必須になっている。
そのため、高得点勝負の慶應商学部では、マークミスで不合格になりやすくなってしまうため、とにかくマークミスを気を付けてほしい。これは、非常に重要だ。
慶應商学部日本史のおすすめ参考書
ここでは、慶早進学塾で使っている慶應商学部日本史のおすすめの参考書についてまとめていこう。
石川の実況中継
上記の参考書は、通史の参考書として使っている。
歴史では、講義系の参考書を何度も繰り返し読むことで歴史に対する認識をより深くすることで、様々な問題に対応しやすくなる。
Z会の一問一答
1問1答を何度も繰り返していくことで、用語を正確に書けるようになり、歴史の安定感を増すことができるようになるため、この2冊の参考書を活用している。
基本的に慶應商学部は、実況中継と1問1答を何度も反復し、センターの過去問や商学部の過去問を重ねることで十分だと考えられる。
そのため、やることを絞る代わりにそこに深みを持たせて勉強を進めていくことが非常に重要だ。
しかし、この2冊でなければならないということではない。
例えば、実況中継であれば、金谷の「なぜと流れがよくわかる本」という講義系の参考書でもよく、初めから教科書で勉強することはおすすめしないが、教科書で十分だと感じる人は、それでも良いだろう。
1問1答であれば、東進や山川のものでもよいだろう。ただ、慶應商学部の日本史は、難しい用語が出題されないため、基本に忠実な学習をするということを意識してほしい。
実際に慶應商学部を日本史で受験し、合格した生徒
慶応義塾大学商学部は実際に毎年合格者を出している学部になるのだが、その中でも過去に地歴を日本史を使って合格してくれた生徒がいる。
一人を紹介すると、その子は本番の得点は余裕を持って8割を超えていたようである。(慶商は受験後自己採点が非常にしやすい学部。)
感想を確認してみると、その子は他に日本史受験の私立大学として、早稲田大学法学部を受験していたのだが、そこと比較しても非常に簡単に感じていたようである。
慶應商学部の日本史は、例えば共通テストだけを使用する国公立大学を目指しているような人でも、通常の学習に一問一答形式の問題の対策を行うだけで、十分対応することが可能だ。
そういう点で非常に受けやすいと同時に、やはり8割以上を取れるように対策をしておきたいところである。
慶商の日本史はとにかく高得点を取りたい。それによって、英語や数学、論文テストを少しでも楽にしてあげよう。
慶應商学部日本史まとめ
以上が慶應商学部日本史の一般選抜日本史における傾向と対策だ。いかがだっただろうか?
世界史と同様に基本に忠実な問題が出題されるため、高得点勝負になってくる。
B方式であれば、最低でも8割以上をとっておかなければならず、A方式においても8割以上をとることができれば合格に近づくため、ここを武器に勉強を進めていくとよいだろう。
慶應商学部の他の科目の対策方法を知りたい人は以下から確認してほしい。
また、慶早進学塾からは、毎年のように合格者がでている。
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